リディア・デイヴィス

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リディア・デイヴィス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861825828
ISBN 10 : 4861825822
フォーマット
出版社
発行年月
2016年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
203p;20

内容詳細

リディア・デイヴィスの記念すべき処女作品集!「アメリカ文学の静かな巨人」のユニークな小説世界はここから始まった。

【著者紹介】
リディア・デイヴィス : 1947年マサチューセッツ州生まれ。マッカーサー賞、ラナン文学賞などを受賞したほか、短編集Varieties of Disturbance(2007)で全米図書賞にノミネートされる。2014年には国際ブッカー賞の栄誉に輝いた。フランス文学の翻訳家としても知られ、マルセル・プルースト『スワン家の方へ』の新訳を手がけた功績により、2003年にフランス政府から芸術文化勲章シュヴァリエを授与された。ニューヨーク州在住

岸本佐知子 : 1960年生まれ。上智大学文学部英文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yumiha さん

    苦手な短編集。ストーリーは違っても、そのトーンは同じだ。違和感だらけの日々。情緒不安定(というタイトルの短編あり)な自分を持て余す。何をやってもうまくいかない。何もやる気がしない。内心を描く、というのも文学だが、だんだん読者にも陰鬱が汚染する。しんどくなる。私には合わない。ちなみに訳は、岸本佐知子。

  • くさてる さん

    掌編集。しかし読みやすいというわけでもあっけないわけでもなく、読後になんともいえないもやもや感が残る。それは厭なものではないけれど心地良いものでもなくて、まるで自分の鞄や服のポケットに思いもかけず残っていた他人のメモを見つけてしまったようなおかしな気持ち。悲しさまでにいたらない、けれど無視することが出来ないあの気持ち。不思議な作品集です。

  • 三柴ゆよし さん

    かつての愛の記憶を、一時間何ドルといった具合に「分解する」男を描いた表題作は、滑稽でありながら、全身を掻き毟らずにはいられない痛ましさをおぼえた。だれしもそれをなかったことにしたいけれども、もう二度とそれを繰り返さないとは決して言い切れない。愛の清算とは概してこのように滑稽な営みに終始せざるを得ず、しかし我われ業の深い生命体はそうせずにはいられないものなのだが、置き換えられた数字と数字の狭間からは、割り切れない感情がいつまでも噴き出でる。救われねえ。テーマソングは槇原敬之「もう恋なんてしない」でよろしく。

  • erierif さん

    実質的なデビュー作になるこの短編集、作者の全てが入っていた。『分解する』とはこの中の短編の一つでもあり表題だが、リディア・デイヴィスその人が自分の事をまるで銃の手入れをするみたいに一つ一つ分解し、部品を点検し、組立てていくかのような作品が多かった。夫や元夫との不仲の話が多く重苦しいけれど、どこかシステマチックで冷静な観察眼のためすんなり伝わってくる。また『フランス講座』『秋のゴキブリ』の独特のユーモアも大好き。

  • 森 さん

    図書館でまたまた目に付き借りた。掌の小説のように小さな短編、読みづらくはないが、話に緩急なく、せっかちな女性の早口の話しを聞いている感じ、なかなか頭にストーリーが入らないですね。頭に浮かぶ事柄、見たままの事実をそのまま小説にした感じ。また、20年後に再読しま

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