CD

巡礼の年 第2年『イタリア』『ヴェネツィアとナポリ』 イリーナ・メジューエワ

リスト(1811-1886)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WAKA4206
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

イリーナ・メジューエワ
日本コンサートデビュー20周年記念、第5弾。
精神性とヴィルトゥオジティの類い稀なる調和。
リストの新たな魅力に迫る


メジューエワによるリスト『巡礼の年』全曲録音シリーズ第2弾。第2年『イタリア』は、リストが1837年から39年にかけて滞在したイタリアで親しんだミケランジェロやラファエロ、ダンテ、ペトラルカなどの美術・文学から受けた感銘を表現した音楽。若きリストならではの名技性を前面に打ち出しながらも、同時に深い抒情と精神性をたたえた素晴らしい作品です。メジューエワは真摯なアプローチで作品を細部に至るまで彫琢、その新たな魅力を浮き彫りにします。補遺の『ヴェネツィアとナポリ』では劇的表現に満ち溢れた快演が聴きもの。ピアニスティックな魅力満載の一枚です。

【ライナーノートより】
「…メジューエワは、リストの音楽に内在する『文学性』のすぐれた読み手である。だからこそ彼女の演奏にはえも言われぬ『深み』をたたえている。あたかも悲劇的ドラマを観ているような迫真性をもって、リストの音楽が迫ってくる。」〜國 重裕〜(販売元情報)

【収録情報】
リスト:
● 巡礼の年 第2年『イタリア』 S.161
● 巡礼の年 第2年『イタリア』補遺『ヴェネツィアとナポリ』 S.162


 イリーナ・メジューエワ(ピアノ)

 録音時期:2017年6月、8月
 録音場所:富山県魚津市、新川文化ホール
 録音方式:ステレオ(DSD/セッション)

内容詳細

いつものことだが、メジューエワという類いまれなるピアニストの演奏が、常に間違いなく充実しているのはなぜだろう。毎回このようなテンションが持続するというのは、あらためて驚異的。演奏され尽くされた感のある作品を、正攻法で新鮮に輝かせる手腕は、奇跡的という言葉を使いたくなる。(月)(CDジャーナル データベースより)

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メジューエワってこんなピアニストだったか...

投稿日:2020/06/24 (水)

メジューエワってこんなピアニストだったかな・・・最近はどんどんリリースが早くなりレパートリーも広げ再録音も増えているが、正直シューベルトのソナタのリリースあたりが1番よかった。もちろん楽譜はよく読まれ、作品に対する真摯な姿勢は変わらないけど、昔のような感銘がない。ダンテなんて叩きまくってるし、後半は叩き疲れてバテ気味? メジューエワは色んな作品を弾きコレクションするよりも、限られたレパートリーを深めていくピアニストだと思う。

たぁた さん | 埼玉県 | 不明

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メジューエワは、ピアニストをショパン弾き...

投稿日:2017/12/04 (月)

メジューエワは、ピアニストをショパン弾きとリスト弾きに分けるなら自分は前者だと自著で述べているが、どうしてこのリスト・アルバムは侮れない出来栄えだ。クラシック音楽愛好者の中にはリストを大袈裟だの虚仮威しだのと敬遠するケースが少なくないが、そういう人にこそこのCDを聴いてほしい。リストが書いたスコアを虚心に読み解いて音化すれば、こんなにも豊かで多様性に満ちた世界が立ち現れるのだから。メジューエワが愛する日本文化、たとえば歌舞伎の世界では優れた先人の芸を受け継いで私心を加えず後世に伝えることを尊ぶ。それは古典芸能に限らない。則天去私(漱石)や無私(小林秀雄)の精神もこのアプローチに連なるものだ。そして現代の日本でこの伝統を見事に体現しているのがメジューエワなのではなかろうか。

QBE さん | 神奈川県 | 不明

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