CD 輸入盤

リスト:ダンテ交響曲、ワーグナー:『リエンツィ』序曲、スクリャービン:『法悦の詩』 アーロノヴィチ&フランクフルト放送響、フランクフルト歌劇場管

リスト(1811-1886)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PH10067
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

名匠アーロノヴィチの貴重なライヴ集
鬼気迫るド迫力の地獄描写、リスト『ダンテ交響曲』
幻想と官能美が弾け切った、スクリャービン『法悦の詩』


Profilが精力的に発掘する名匠アーロノヴィチ[1932-2002]のライヴ・シリーズ第5弾は、フランクフルト放送交響楽団(現hr交響楽団)とのリストとワーグナーを中心にしたプログラム。
 リストがダンテの「神曲」にとり憑かれて書き上げた『ダンテ交響曲』。これが「地獄」を描写した音楽だからでしょう。怪獣映画のテーマと聞き紛う冒頭の重厚なトロンボーンの咆哮から、息つく間もない緊張感と迫力。中間部では木管のソロのうまさもじつに印象的です。さらにアーロノヴィチは、対照的に第2楽章『煉獄』では、神秘と憂愁が交錯する音楽におけるドラマづくりにも手堅い手腕をみせます。ここでアーロノヴィチは、リストがのちに書き直した、力強く雄大に結ばれるほうのエンディングを採用しており、輝かしくスケールゆたかなワーグナーの『リエンツィ』序曲がこれにつづきます。ワーグナーは、リストから『ダンテ交響曲』の作曲プランを明かされた際に、「天国」を置くことに強く反対しため、最終的に『地獄』と『煉獄』のあとにマニフィカトを加えるという形が採られました。
 アルバム後半は、フランクフルト歌劇場管を指揮したスクリャービンの『法悦の詩』。神秘と幻想、それに官能がドロドロに溶け合った傑作は、レニングラード生まれのアーロノヴィチがもっとも得意とするところで、このくらい奔放かつ大胆にやってくれてこそ、曲の魅力が活きてくるというものです。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・リスト:ダンテ交響曲S.109
・ワーグナー:『リエンツィ』序曲
 フランクフルト・フィグラルコール女声合唱(合唱指揮:ユルゲン・ブルーメ)
 フランクフルト放送交響楽団

 録音時期:1983年12月1,2日
 録音場所:フランクフルト、アルテ・オーパー
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

・スクリャービン:交響曲第4番Op.54『法悦の詩』
 フランクフルト・フィグラルコール(合唱指揮:アロイス・イックシュタット)
 フランクフルト・ジングアカデミー(合唱指揮:カール・ラリクス)
 フランクフルト歌劇場管弦楽団

 録音時期:1989年4月9日
 録音場所:フランクフルト、アルテ・オーパー
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

 ユーリ・アーロノヴィチ(指揮)

収録曲   

  • 01. I. Inferno
  • 02. II. Purgatorio - Magnificat
  • 03. Rienzi: Overture
  • 04. La Poeme de l'extase (The Poem of Ecstasy), Op. 54, Symphony No. 4

ユーザーレビュー

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このアルバムの存在をつい先日まで知らなか...

投稿日:2021/07/20 (火)

このアルバムの存在をつい先日まで知らなかったが、曲目が大好物ばかりなので飛びついた。まずダンテは幾分荒削りなオケをグイグイ引っ張っていく快演で、前のめりのテンポの中で各パートを豪放に鳴らす。またラストが最強音で終わる改訂版のためより一層強烈な余韻を残す。これぞ怪人アーロノヴィチの面目躍如!リエンツィも同様に、豪壮に高揚する熱演。そして目玉の法悦の詩は…ダンテ同様、豪快なドライヴは魅力だが、肝心のTpが頼りないのと弦にもう少し色気が欲しい(我が最愛のスヴェトラ/フランス国立管はその点でやはり敵う者なし!)。最後の凄絶なcresc(アーロノヴィチ編合唱付き!)で挽回するものの、やはりオケにはもう少し指揮に応えるだけの技術とパワフルさが欲しいと言うのが正直なところ。音質は3曲ともに自然なプレゼンスで優秀。

スノードロップ さん | 広島県 | 不明

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