SHM-CD

管弦楽曲全集、ピアノ協奏曲集、ツィガーヌ ブランギエ&チューリッヒ・トーンハレ管、ユジャ・ワン、レイ・チェン(4CD)

ラヴェル(1875-1937)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCG1737
組み枚数
:
4
:
日本
フォーマット
:
SHM-CD

商品説明

ラヴェル:管弦楽作品全集(4CD)
ブランギエ&チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団


精力的で俊敏な指揮ぶりで知られるフランスの指揮者、リオネル・ブランギエは1986年ニースの生まれ。生地とパリで学んだのち、2005年、18歳の若さでブザンソン国際指揮者コンクールで優勝、翌2006年にはサロネンのもと、ロサンジェルス・フィルのアシスタント・コンダクターとなり、その後、新音楽監督ドゥダメル体制でアソシエイト・コンダクター(副指揮者)に昇格。フランスやスペイン、イギリスなどでの指揮活動を経て、2014年にはデイヴィッド・ジンマンの後任として、28歳でチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の音楽監督に就任、大きな話題となります。
 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団は、ジンマン体制の20年間で楽員の多国籍化も進んで演奏技術水準も大きく向上、フレキシブルなアンサンブルへと変貌をとげており、ラヴェル・シリーズ第1弾となったユジャ・ワンとのピアノ協奏曲集でも反応の良い見事な演奏を聴かせていました。
 ラヴェルのまとまった管弦楽曲集といえば、ステレオ初期のアンセルメ盤、クリュイタンス盤、1970年代のブーレーズ盤、マルティノン盤、スクロヴァチェフスキ盤、小澤盤、1980年代のデュトワ盤、アバド盤、インバル盤、1980〜90年代のトルトゥリエ盤、90年代のブーレーズ盤、2010年代のドゥネーヴ盤などが有名で、録音当時30代〜70代の指揮者たちが率いるオーケストラがそれぞれ個性を競っていました。
 今回は初の20代指揮者、しかも有名オーケストラの音楽監督に就任してまもない時期のレコーディングということで、気合の入った演奏が期待できそうです。しかもレコーディング・プロデューサーは元デッカのクリス・ヘイゼルです。(HMV)

【収録情報】
ラヴェル:管弦楽作品全集


Disc1
● 『シェエラザード』序曲
● ツィガーヌ
● 組曲『クープランの墓』
● ボレロ

Disc2
● ピアノ協奏曲ト長調
● 高雅で感傷的なワルツ
● バレエ音楽『マ・メール・ロワ』全曲

Disc3
● バレエ音楽『ジャンヌの扇』より「ファンファーレ」
● 亡き王女のためのパヴァーヌ
● 古風なメヌエット
● 海原の小舟
● 左手のためのピアノ協奏曲ニ長調
● スペイン狂詩曲
● 道化師の朝の歌
● ラ・ヴァルス

Disc4
● バレエ音楽『ダフニスとクロエ』全曲

 ユジャ・ワン(ピアノ:協奏曲)
 レイ・チェン(ヴァイオリン:ツィガーヌ)
 チューリッヒ・ジングアカデミー(ダフニスとクロエ)
 チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
 リオネル・ブランギエ(指揮)

 録音時期:2014〜2015年
 録音場所:チューリッヒ、トーンハレ
 録音方式:ステレオ(デジタル)

内容詳細

大したものだ。2014年に28歳でこの名門オケの音楽監督として活動を始め、時をおかずこうした大作の録音(協奏曲以外はライヴ)をする。オケから出てくるイキの良い音は紛れもなく若者のものだが、そこかしこに才気が迸り、まるでこれらの曲を初めて聴くような気分にさせる。(教)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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ユーザーレビュー

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2014-2015年の録音。 デヴィッド・ジンマ...

投稿日:2021/03/18 (木)

2014-2015年の録音。 デヴィッド・ジンマンの後継としてチューリヒ・トーンハレ管の音楽監督に就任したのがこの若きフランス人、リオネル・ブランギエ。 1986年生まれというからこの録音時にはまだ20代だったわけだ。 ちなみにブランギエの登用はオーケストラ側の熱望によるものだったとか。 既発のピアノ協奏曲2曲以外はライヴとされるが、終演後の拍手は入っていない(咳は聞こえる所あり)。 何気に「シェヘラザード」から始まるのがカッコイイ。 概してテンポが速く、ソリッドで起伏の大きな演奏。 当初は若々しさを感じると同時にやや落ち着きがないという印象で、かなり違和感があったのだが、何度か聴いているうちに馴染んで、今ではすっかり魅了されている。 ラヴェルというと計算され尽くした冷徹な音楽というイメージが強いが、この様に鼻息の荒い熱い演奏で聴くのも新鮮でいい。

妻三郎 さん | 福岡県 | 不明

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ラヴェルの”青春”が濶歩する草原に居る ...

投稿日:2016/04/25 (月)

ラヴェルの”青春”が濶歩する草原に居る 久しぶりにラヴェルの管弦楽全集を通聴した ブランギエ指揮するトーンハレ管の響きにベームやケンペが登壇していた頃の軽やかさが残っていたことに驚きと歓びを得て 二度目に聴いたときにはしみじみとした感慨に捉われた ジンマンが奮闘していた20年間の演奏その殆どを聴いていなかった 独墺系の大曲ばかりが目につくプログラムに食傷していた ラヴェルが書いた管弦楽譜の(二つのオペラを除く)ほぼ全てを音にしているブランギエがどれほどラヴェルを愛していることか もうそれだけで喝采をして彼を迎えたい思いが溢れる 仕舞いのDisc4は「ダフニスとクロエ」で埋まるが 前の3Discs はよく考えられてプログラムが組まれている いわゆる管弦楽曲と協奏曲そしてバレエ音楽が見事な均衡をもって並ぶ一つのコンサート・プログラムに成っている ソリストにはブランギエと同じ20代の中国・台湾の俊英を起用しているは英断だ 演奏に拍車を掛ける働きをした では若いからさぞ突っ走っているのかといえば然に非ず 音構造を立体視させるばかりか音の交錯から生じる陰影も映し出しているから ラヴェルの心模様を浮き彫りにしてわたしの心を打つ 例えば「左手のためのピアノ協奏曲」を聴くとき胸が裂ける思いに襲われる ラヴェルの戦争への憤りが止め処なく流れ出している ブランギエは考えている この「左手〜」をDisc3のバレエ音楽の額縁で囲った中に置いて周囲をわたしの大好きなピアノ曲から編曲した絶品の小品たちと二台のピアノでも聴かれる「スペイン狂詩曲」で埋めている なんという優しさだろう このブランギエ只者ではない 衷心より推薦する 

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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