シンフォニー　アヌシュカ・シャンカル、マーフィー＆ロンドン・フィル

ラヴィ・シャンカル：シンフォニー
アヌシュカ・シャンカル
マーフィー＆ロンドン・フィル

ラヴィ・シャンカル（シャンカール）[1920- ]といえばインド音楽の巨匠として有名ですが、クラシカルな協奏曲の作曲もおこなったり、ランパルやメニューインとも共演、さらにはフィリップ・グラスにも大きな影響を与えるなど、これまでにもクラシックとの接点がかなりありましたが、今回、LPOレーベルから登場するのはなんと『シンフォニー』。
　オーケストラとシタールが共演する「シタール協奏曲」の手法を盛り込み、さらに拡大していったこの作品は、シタールの名技的要素を際立たせながらもオーケストラの表現力を追求したもので、このロンドン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートが世界初演でもありました（ちなみに演奏会の前プロはジョン・アダムズの『シェイカー・ループス』とフィリップ・グラスのヴァイオリン協奏曲）。
　シタール・ソロを担当するのは、ラヴィ・シャンカルの娘で、シタール音楽ですでに大活躍しているアヌシュカ・シャンカル[1981年ロンドン生まれ]です。（ＨＭＶ）

【収録情報】
・ラヴィ・シャンカル：シンフォニー
　1. Allegro-Kafi Zita
　2. Lento-Ahir Bhairiav
　3. Scherzo-DoGa Kalyan
　4. Finale-Benjara

　アヌシュカ・シャンカル（シタール）
　ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
　デイヴィッド・マーフィー（指揮）

　録音時期：2010年7月1日
　録音場所：ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
　録音方式：デジタル（ライヴ）