ドイツ屈指の現代作曲家ランプソン
ガンゾウ指揮による『神秘の場面』
現代音楽の名門「COL LEGNO」レーベルから、ドイツの現代作曲家エルマー・ランプソンの新譜がリリースされます。「神秘の場面(Mysterienszenen)」というタイトルの本アルバム。19世紀の神秘思想家ルドルフ・シュタイナーの神秘劇にインスピレーションを受けた作品が収録されており、ハーモニックな旋律と無機質な音の連なりが神秘的に絡み合っていく展開が魅力的です。子供の歌声を模した美しいフルート・ソロや、弦楽アンサンブルの清澄なハーモニーが生み出す繊細な響きと、随所に現れるドラの轟きやパーカッションの強打音のコントラストが素晴らしく、作品全体に深みのある重々しさを与えています。彼の作品は同レーベルからすでに数タイトルのリリースがありますが、今回はランプソンによる自作自演ではなく、マーラー編曲でも著名なヨエル・ガムゾウが指揮をとっていることにも注目。演奏するのはベルリンでガムゾウが指揮をとるインターナショナル・マーラー・オーケストラの精鋭たち。(キングインターナショナル)
【収録情報】
ランプソン:
・聖ヨハネの幻影I
・聖ヨハネの幻影II
・岩石、空気、そして光
・岩寺
・光に満ちて
・祈り
・聖ヨハネの幻影III
・太陽の寺I
・妖精の場面
・太陽の寺II
・聖ベネディクトの幻影
・光と闇の精霊
・境界の守護者
・アフリマンの領域
・地の精霊と風の精霊
・ほとばしる炎
・寺院の場面
・精霊の領域で
ソリスト・アンサンブル・オブ・ザ・インターナショナル・マーラー・オーケストラ
ヨエル・ガムゾウ(指揮)
録音時期:2011年9月9-11日
録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)