ヨンメッリ、ニコロ(1714-1774)

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CD 輸入盤

宗教的合唱作品集 プランディ&ギスリエリ合唱団&コンソート

ヨンメッリ、ニコロ(1714-1774)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
88883725182
組み枚数
:
1
レーベル
:
Dhm
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ヨンメッリ:宗教的合唱作品集
プランディ指揮ギスリエリ合唱団&コンソート


イタリア・バロック後期、ナポリ楽派のオペラ作曲家として劇場で活躍する一方、17のミサ曲を書き上げるなど教会音楽の分野でも才能を発揮したニコロ・ヨンメッリ(ヨメッリ、ヨメルリとも)の宗教声楽曲のアルバムが登場します。演奏はジュリオ・プランディ指揮ギスリエリ合唱団&コンソートというイタリア勢によるものです。

【オペラ作曲家としての順調なスタート】
グルックと同年生まれのイタリアの作曲家、ニコロ・ヨンメッリ(ヨメッリ、ヨメルリとも)[1714-1774]はナポリ近郊アヴェルサの生まれ。ナポリで音楽教育を受けたのち、オペラ作曲家としてナポリ、フィレンツェで注目されるようになり、26歳のとき、ローマで『リチーメロ』を上演してヨーク公から高い評価を得ています。

【女子孤児院での宗教音楽活動】
27歳のときにはかつての師でもあるハッセの後任として、ヴェネツィアの女子孤児院である「インクラビーリ慈善院」の楽長に就任します。ヴィヴァルディの伝記でも有名なヴェネツィアの女子孤児院は、ヴィヴァルディが関わった「ピエタ慈善院」のほかにも3つあり、これはそのひとつということです。
 これら女子孤児院の演奏水準は非常に高く、ヴィヴァルディの数多くの傑作誕生にもつながることになったわけですが、ヨンメッリの場合も同じで、「インクラビーリ慈善院」のために、数多くのミサ曲や合唱曲を書くこととなるのですが、ここではオペラの作曲も許可されており、ヨンメッリはこの時期数多くのオペラを作曲してもいました。

【ヴァチカンでの宗教音楽活動】
 その後、35歳のときには、50年に1度の聖年「ジュビレオ」を迎えるヴァチカンを音楽面でサポートするために、枢機卿となったヨーク公により推挙され、教皇ベネディクトゥス14世により、ローマ教皇庁教会の副楽長に任命されることとなります。
 ちなみに、このアルバムに収録された3つの宗教作品は、このローマ教皇庁教会の副楽長時代、1751年に作曲されたものです。

【シュトゥットガルトでの活動と晩年】
当時のローマは、ロンドン、パリに続くヨーロッパ第3の大都市ということもあり、ヴァチカンの大きなイベントでの活動は、ヨンメッリの名を国際的なものとするのに十分な効果がありました。
 ヨンメッリは、まずウィーンを訪れて台本作家のメタスタジオらと親交を結び、続いてシュトゥットガルトに赴いて1753年から1768年まで、15年の長きに渡って同地で楽長を務めあげます。その間、名声は徐々に高まり、モーツァルト父子がルートヴィヒスブルク城を訪れたりもしていました。
 1768年にナポリに戻ると、それまでの活動の集大成ともいうべきオペラ『棄てられたアルミーダ』に取り組み、各種オペラの技法をふんだんに投入して聴き応えある作品に仕上げています。

【演奏について】
指揮者のジュリオ・プランディは1977年生まれ。ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で合唱音楽、指揮、作曲を学びながら、パヴィーア大学の数学科でも学んで卒業。パヴィーア大学の音楽仲間らと様々な時代の合唱作品を研究する合唱団と器楽アンサンブルを設立し、知られざる作品に光をあててコンサートをおこなっています。
 ここでは、ヨンメッリのヴァチカン時代の作品である『主は言われた』、『4声のミゼレーレ』、『主を恐れる者は幸いなり』をとりあげており、サン・ピエトロ寺院のために書かれた『4声のミゼレーレ』ではどのような演奏を聴かせてくれるか楽しみなところでもあります。(HMV)

【収録情報】
ニコロ・ヨンメッリ
・『主は言われた』
・『4声のミゼレーレ』
・『主を恐れる者は幸いなり』

 ギスリエリ合唱団&コンソート
 ジュリオ・プランディ(指揮) 

 録音時期:2012年6月
 録音場所:イタリア、パヴィーア
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

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