ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

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ヴィルヘルム・マイスターの修業時代 中 岩波文庫

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003240533
ISBN 10 : 4003240537
フォーマット
出版社
発行年月
2000年02月
日本
追加情報
:
15cm,380p

内容詳細

「憧れを知る者のみが、わが悲しみを知る」ミニヨン竪琴弾きの哀切を帯びた歌の調べ。『ハムレット』上演を機に、ヴィルヘルムは演劇の世界について様々に思いを巡らせる。本巻には作全体に豊かな厚みを与え、一収束点をも成す「美わしき魂の告白」を収録。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Gotoran さん

    ドイツ教養小説の元祖『ヴィルヘルム・マオスターの修業時代』、本書(中)には、第4巻〜第6巻を収録。ヴィルヘルムの人間的成長が巧みに描かれ、女性たちとの恋、ミニヨンとの邂逅、そして竪琴弾きの哀切を帯びた歌の調べ「麗しき魂の告白」(第6巻):“憧れを知る者のみがわが悲しみを知る”へと続く。「ハムレット」上演を境にしてヴィルヘルムは演劇について様々に思いを巡らしていく。随所に埋め込まれたゲーテならではの示唆に富む言葉の数々を垣間見ることができた。

  • syaori さん

    ヴィルヘルムの旅は続きます。様々な事件が起きて、今度は知人のゼルロの劇団に身を置くことに。家族への近況報告、ゼルロやその妹との議論などからようやく自分の世間知の低さ、周りが見えていなかったことが分かってきますが、今度はそれを補おうと他人の経験や考えを頼るあまり「真実も誤謬もともに抱え」込むといったありさまで、やはり心配は尽きません。それでも劇団は彼の情熱に引っ張られるように高い水準に達しますが、それも無常の世の中では一時のこと。変化してゆく劇団を後にする彼を待つものは? ある神秘的な手記を挟んで下巻へ。

  • 翔亀 さん

    この中巻(四巻〜六巻)のうち四巻までが若きゲーテの「演劇的使命」が採用され、20年後に五巻以降が新たに付け加えられた。四巻と五巻はいずれもヴィルヘルムのゼルロの劇団時代であり、とりわけハムレットに取り組み、当時の演劇の様子やハムレットの解釈を知ることができ中々興味深い。四巻と五巻の間の20年間の断絶にもかかわらず、ストーリーとしてはそう違和感がなく続く。ただ、五巻は亡霊役は誰がやったのか、初恋の相手のマリアーネは本当にヴィルヘルムの寝室に来たのか、六巻の「美しい魂の告白」なる手記の主は何者なのか等多くの↓

  • イプシロン さん

    中巻は比較的変化に乏しい物語展開だと感じた。勿論 Bildungsroman としての変化感はあったのだが、思っていたよりずっと地味だった。とはいえ、真面目に考えてみれば理想の人生というのは案外と地味で地道なものだと言えるという意味では、ゲーテの描き出した世界観は現実味が高いのだろう。結論的に述べるなら、彼の思う理想の人格形成に必要なものは、顔が見え声が聞こえる共同体における調和と継続的な生産活動性なのであろう。とはいえ問題なのは唐突に挿入されている感のある第六巻「美わしき魂の告白」があることだ。

  • ももたろう さん

    自分の未熟さゆえ、楽しめない(というか馴染めない)まま、中巻を読了。この巻で印象的なのはシェイクスピアの戯曲の上演。ヴィルヘルムの熱の入りようが見事。特に感銘を受けたのはP30〜32あたりに詳しく書かれている戯曲の上演にむけて「作者の精神に立ち入るやり方」の部分。『ハムレット』の主人公を他人として対象化して捉えるのではなく、自分自身だと思って、その心の中に入り込む姿勢は圧巻。この辺りはそのまま読書論としても有用だろう。色んな話が入り組むせいか、内容を掴みきることができない。自分の読解力のなさが露呈した。

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ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ

1749‐1832。ドイツの詩人・作家。フランクフルト生まれ。25歳で書いた小説『若きウェルテルの悩み』が大ベストセラーとなり、世界的な反響を呼ぶ。27歳でヴァイマール公国の官僚として宮廷に入る。この頃、7歳年上のシュタイン夫人と親しくなり、長い友情・恋愛関係が始まる。文学だけでなく、地質学、鉱物学

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