ユリイカ 2017年11月号 特集=スティーヴン・キング ―ホラーの帝王―

ユリイカ編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791703395
ISBN 10 : 4791703391
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
245p;23

内容詳細

■私が出会った人々*23
故旧哀傷・中野徹雄/中村稔

■詩
神秘/山㟢高裕

特集*スティーヴン・キング――ホラーの帝王


■“それ”はなにより恐ろしい――対談
スティーヴン・キングふたたび――恐怖の二七年周期/恩田陸+風間賢二

■『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』に寄せて
われら勝利を願う/スティーヴン・キング

■スティーヴン・キングという碑銘
キングの頂点/白石朗
お化けなんて怖くないさ――スティーヴン・キングと暴力について/永嶋俊一郎
恐怖の起源に向かって――スティーヴン・キングの初期作品/諏訪部浩一
『IT』に潜み棲むもの――ポー、ラヴクラフト、キングの恐怖の血脈にて/西山智則
〈ダークタワー〉サーガ世界への誘い/風間賢二

■恐怖を謳うポエット
キャッスルロック・フルスロットル――(スティーヴン・キングへのオマージュとして)/広瀬大志

■書物に収められたもの――インタビュー
絵に潜む、音に現れる/藤田新策(聞き手=編集部)

■ホラーの此岸
The horror! The horror!/樺山三英
安い命/田辺青蛙
クローゼット内の骸骨たち――『ペット・セマタリー』を掘り返す/小野俊太郎
「一四〇八号室」と幽霊ホテルについての覚え書/浜野志保
How is IT scary?――「非人称的なあるもの」の怖さ/富田広樹

■ヒューマンの信念――インタビュー
愛と勇気のキング/広江礼威(聞き手=編集部)

■<キング>と化した世界の果てに
ゾンビから遠く離れて――古典になった怪異の王/池田純一
スティーヴン・キングと神/杉田俊介
新世紀キング論――ワードスリンガーの贖罪/藤田直哉

■スクリーンの向こうから
スティーヴン・キングの映画化作品とアメリカ――Both Sides, King/南波克行
「不信のバーベル」と〈戦慄〉――スティーヴン・キングの初期ホラー小説と映画化作品/冨塚亮平
「人間」を動かす――キング、フーパー、Jホラー/川崎公平

■伝播していくキング
帝王、日本を征服す/笹川吉晴
神を問う――キング『呪われた町』から小野不由美『屍鬼』へ/一柳廣孝
スティーヴン・キングと〈形のないものの形〉――『ドリームキャッチャー』の超能力とエイリアン/海老原豊
呪いは電波にのって――スティーヴン・キングのゾンビと「見えないもの」/福田安佐子

■27人目の呼び声
スティーヴン・キング主要作品解題/米林聖


■今月の作品
草野青人/岩倉文也/氏原えり/保坂彩樹/太田垣百合子
選=三角みづ紀

■われ発見せり
ライオネルと人間嫌い/猪口智広


書容設計 editorial design = 羽良多平吉+えほんごラボ heiQuiti HARATA @ EDiX with ehongoLAB.

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読書メーターレビュー

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  • ぐうぐう さん

    映画『IT』の日本公開を受けて、「ユリイカ」11月号はスティーヴン・キングを特集する。よもやのホラー映画史上最高の興収を記録した『IT』だが、さぞかしキングは喜んでいるだろう。その前に公開された『ダークタワー』が不振だったから、なおのことだ。そもそもキングの小説と映画版の相性は決して良くはない。ロブ・ライナー『スタンド・バイ・ミー』や、『刑務所のリタ・ヘイワース』を映画化したフランク・ダラボン『ショーシャンクの空に』など、例外は数本あるが、そのほとんどが興収的にも批評的にも芳しくないのが定番だ。(つづく)

  • eirianda さん

    ますますキングが好きになりました。Jホラーとの違いとか、ホラーの種類とか、為になったなぁ〜。まともな社会人として生きていく上では役に立たないけど、やさぐれた私には救いです。こんなにキングの作品を知的に分析してある文章に出会うとは。映画が楽しみです。

  • ハスゴン さん

    このシリーズはぎっしり情報が詰まっています。

  • Sakie さん

    キング特集。本誌の方向性を知らずに買って面食らう。文学史の流れで俯瞰するような仰々しい講釈には興味がないし、映画はキングであってキングでないし、ましてやあらすじなど不要である。好きでディープにキングに浸かってきた人の文章がやはり面白い。装画の藤田新策氏の話が興味深く、しみじみ表紙を眺めてしまう理由がわかった。宮部みゆきや小野不由美をキングチルドレンと呼ぶならば、私自身、思春期以降をどっぷりキングの流れにまみれてきたことになる。骨の髄まで染みているだろう。私にはキングは唯一無二。他と比べることなどできない。

  • tera さん

    スティーヴン・キング特集。イットの映画化に合わせたものだが、それほどイットだけにフォーカスしているわけでなく全般的な論が多い。どれも読み応えがあり特に藤田新策氏のインタビューが興味深かった。

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