弦楽四重奏曲第1番、第2番、草陰の小径にて(弦楽四重奏版)　エネルジエ・ノーヴェ四重奏団

ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番、第2番
エネルジエ・ノーヴェ四重奏団

晩年のヤナーチェクが生み出した2つの弦楽四重奏曲は、その濃厚な表現に強く魅了される人が後を絶ちません。第1番は文豪トルストイの小説「クロイツェル・ソナタ」(ベートーヴェンに直接関連があるわけではありません)に触発された作品で、妻の不義を知った主人公が、妻を殺害するまでの苦悩する様子が狂おしいまでに描かれています。第2番はヤナーチェクに多大な影響を与えた女性カミラ・シュテスロヴァーの面影が強く宿っており、彼が彼女に対して書いたという700通もの手紙の内容が象徴的に反映された、夢とも妄想ともつかない作品です。
　エネルジエ・ノーヴェ四重奏団は、ヴィオラの技術的課題を克服したという、ベーレンライターの新版の譜面を用いて演奏しています。また、ピアノ曲を原曲とする『草陰の小径にて』の弦楽四重奏版も、ピアノ版とは違った深い味わいを持っています。(輸入元情報)

【収録情報】
ヤナーチェク:
● 弦楽四重奏曲第1番『クロイツェル・ソナタ』
● 草陰の小径にて(J.ブルクハウザーによる弦楽四重奏編)
● 弦楽四重奏曲第2番『ないしょの手紙』

　エネルジエ・ノーヴェ四重奏団
　　ハンス・リヴィアベッラ(第1ヴァイオリン)
　　バルバラ・キアンナメア=モンテ・リッツィ(第2ヴァイオリン)
　　イヴァン・ヴクチェヴィク(ヴィオラ)
　　フェリックス・フォーゲルザング(チェロ)

　録音時期:2013年10月7日、11月30日-12月1日、2014年3月16,17日
　録音場所:ルガーノ、スイス・イタリア語放送、アウディトリオ・ステリロ・モーロ
　録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)