モーツァルト(1756-1791)

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CD

ピアノ・ソナタ集第3集 メジューエワ(2CD)

モーツァルト(1756-1791)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WAKA4192
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


モーツァルト ピアノ・ソナタ集 vol.3(2CD)
イリーナ・メジューエワ


イリーナ・メジューエワによる好評のモーツァルト・シリーズ第三弾、ピアノ・ソナタ全曲録音の完結編。バロックの影響を感じさせるソナタ第1番(K.279)から、中期の傑作(K.333)を経て晩年のニ長調ソナタ(K.576)に至るまで、六曲のソナタを通してモーツァルトの創作スタイルの変遷を味わえる興味深いプログラムです。メジューエワの演奏は、これまでの二作と同様、瑞々しい感覚と推進力に満ちあふれたもの。明確なタッチとアーティキュレーションで、モーツァルトの喜怒哀楽を表情豊かに描き上げます。モダン・ピアノの長所を最大限に生かしつつ18世紀音楽のスタイルを重視した演奏は、新しい時代のスタンダードと呼ぶに相応しいでしょう。新潟在住の画家、堀葉月による描きおろしジャケット絵画もアルバムの美しさに花を添えています。

【ライナーノートより】
「・・・さまざまな登場人物が『語り合ったり』『囁いたり』しているさまが目に浮かぶようであり、その独特の『間合い』がじつにチャーミングです。モーツァルトの音楽における演劇的要素をこれほど明確に打ち出した演奏スタイルはひじょうに個性的で、21世紀の新しいモーツァルト像を聴き手に届けてくれます。」(中川哲也

【収録情報】
Disc-1

● ピアノ・ソナタ 第1番 ハ長調 K.279 (189d)
● サリエリの主題による6つの変奏曲 ト長調 K.180 (173c)
● ピアノ・ソナタ 第6番 ニ長調 K.284 (205b)
● ピアノ・ソナタ 第7番 ハ長調 K.309 (284b)

Disc-2
● ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調 K.333 (315c)
● ピアノ・ソナタ 第15(18)番 ヘ長調 K.533/494
● ピアノ・ソナタ 第18番ニ長調K.576

イリーナ・メジューエワ(ピアノ)

 録音時期:2015年11月〜12月
 録音場所:新川文化ホール(富山県魚津市)
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

内容詳細

メジューエワのモーツァルト・ソナタ全集完結編。作品のオペラ的な側面、つまり登場人物が出入りして感情表現が目まぐるしく移り変わり、破綻する直前で意外なフレーズが音楽をまとめ上げる、そんな愉悦感を鮮やかに表出。展開が唐突でデフォルメ的な場面もあるが、それも確信犯だろう。(友)(CDジャーナル データベースより)

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ピアノ・ソナタ全集の掉尾を飾るアルバム。...

投稿日:2016/04/08 (金)

ピアノ・ソナタ全集の掉尾を飾るアルバム。ソナタが素晴らしいのは予想通りだが、意外な聴きものが「サリエリの主題による6つの変奏曲」だった。こんなにもロマンティックな味付けが濃いモーツァルトは近頃珍しい。変幻自在なアーティキュレーションで変奏を重ねる毎にガラリと表情が変化する。それが実に自然なのである。程度の差はあれ同じことがソナタの変奏曲楽章にも見て取れる。こんなものを聴かされると、そろそろディアベッリ変奏曲あたりを録音してほしくなるのが人情だ。旧ソ連出身のアファナーシェフが言うことに、自由を求めて西側に亡命したけれど、西側は西側で商業主義に振り回されて真に自分のやりたい音楽ができない、ソ連は不自由ではあったが、純粋に芸術面を考えると悪いことばかりではなかった云々。その果てに彼は片田舎にひきこもることになる。音楽ばかりではなく美術においても同じような事情がある。20世紀の商業主義に毒されてしまった西側に比べ、ロシア革命が起きて以降交流が絶たれた東側には古き良き伝統が温存されていた。その一つが19世紀的なロマンティシズムではないか。メジューエワがピアノを学んだのは、まだ旧ソ連が崩壊する前のことだった。少し年長のキーシンや、米国ニューイングランド地方にひきこもってしまったフェルツマンの演奏にも古風なロマンティシズムが見え隠れする。そこにわれわれが魅了されるのだとしたら歴史の皮肉である。

QBE さん | 不明 | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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