モーツァルト(1756-1791)

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CD 輸入盤

【中古:盤質A】 クラリネット五重奏曲、弦楽四重奏曲第15番 イェルク・ヴィトマン、アルカント・カルテット

モーツァルト(1756-1791)

中古情報

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A
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基本情報

ジャンル
カタログNo
HMC902168
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)


アルカント・カルテットのモーツァルト
注目のクラリネット奏者、ヴィトマンを迎えての
この上なく高貴なクラリネット五重奏曲&ただならぬ弦楽四重奏第15番


スター奏者を揃え、2年連続でアカデミー賞を受賞、演奏会シーンでも活躍と、常に注目の存在のアルカント・カルテット、待望の新譜はモーツァルト。ゲストに、注目のクラリネット奏者イェルク・ヴィトマンを迎えたクラリネット五重奏曲と、弦楽四重奏曲第15番というプログラム。
 クラリネット五重奏曲の冒頭の和音のスーッとした入りから、鳥肌もの。つづいてヴィトマン奏でるクラリネットの上行和音から立ち上る香気で一気に別世界に引き込まれます。全体に甘さを抑えた表現なのが却って作品本来の素晴しさと高貴さを引き立てているようです。
 弦楽四重奏曲第15番ニ短調は、ハイドン・セットの中の唯一の短調の曲で、この作品のもつ暗さが、アルカント・カルテットの無駄を一切排除した表現で浮き彫りになっています。第1楽章冒頭の神秘的な仄暗さ、第3楽章のトリオの長調部分のむなしい明るさ、終楽章の変奏曲の、高貴なる悲しさなど、常に美しさは湛えながらも、ペシミスティックな雰囲気も漂う演奏で、ただならぬモーツァルトとなっています。

【イェルク・ヴィトマン】
1973年、ミュンヘンの生まれ。作曲家・クラリネット奏者として注目の存在。ミュンヘン音楽大学でクラリネットをゲルト・シュタルケに、その後ジュリアードでチャールズ・ナイディッチに師事。作曲をヴォルフガング・リーム、ハンス・ヴェルナー・ヘンツェらに師事、
 ヴィトマンは、彼らをはじめ様々な作曲家からクラリネット協奏曲を献呈され、初演を行ってもいます。世界の名だたるオーケストラと共演、また作曲家としても活躍している多彩な才能の持ち主。フライブルク音楽大学ではクラリネットと作曲の両方で教授を務めています。

【アルカント・カルテット】
チェロのジャン=ギアン・ケラス、ヴィオラのタベア・ツィンマーマン、ヴァイオリンのアンティエ・ヴァイトハースとダニエル・ゼペックらにより2002年に結成されたアルカント・カルテットは、強靭で柔軟、繊細でクール、怜悧で感性ゆたかな演奏により、室内楽シーンで注目を集めています。
 これまでに、バルトーク(廃盤)、ブラームス(廃盤)、ドビュッシー&ラヴェル&デュティユーシューベルトの4枚のアルバムと、日本限定SACDボックスをリリース。SACDボックスには廃盤のバルトークとブラームスも収録。

【収録情報】
モーツァルト:
・クラリネット五重奏曲 イ長調 K581
・弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 K421

 イェルク・ヴィトマン(クラリネット)

 アルカント・カルテット
  アンティエ・ヴァイトハース(1Vn)
  ダニエル・ゼペック(2Vn)
  タベア・ツィンマーマン(Vla)
  ジャン=ギアン・ケラス(Vc)

 録音時期:2013年1月
 録音場所:テルデックス・スタジオ、ベルリン
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 ジャケット絵画:フラゴナール:馬乗り遊び(1870年頃)

収録曲   

  • 01. Allegro
  • 02. Larghetto
  • 03. Menuetto
  • 04. Allegretto Con Variazioni
  • 05. Allegro Moderato
  • 06. Andante
  • 07. Menuetto
  • 08. Allegretto Ma Non Troppo

ユーザーレビュー

総合評価

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 うまい、すごい、きれいの3拍子揃ったC...

投稿日:2013/12/29 (日)

 うまい、すごい、きれいの3拍子揃ったCDだ。モーツァルトを聴き始めた人にも「こんなに凄いモーツァルトもあるよ」と薦めやすいし、モーツァルトを多く聴いてきた人にも「ここまで窮めたモーツァルトもあるよ」と薦め甲斐がある。4人の息がぴったり合いすぎて音もびしっと決まっているため、返って「4人の対話感」が薄く聴こえてしまう位に凄い。    四重奏曲もクラリネット五重奏曲も縦横・高低・強弱の変化が絶妙で息つく暇もない。前述で薦めやすいといったみたけど、ホッとしたい為にモーツァルトを聴きたい人には少しお薦めしかねてしまう。バルトークやラヴェル・ディティユー・ドビュッシーのCDでは長所に聴こえた完全な一体感がモーツァルトでは少し窮屈に感じてしまう。私が鈍いのか、聴きこみが浅いのか。凄いし、お薦めしたいが、聴くとなぜか疲れてしまうのだ。褒めているのかどうかよくわからない感想ですみません。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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予想どうりを上回る内容です。モーツアルト...

投稿日:2013/10/29 (火)

予想どうりを上回る内容です。モーツアルトがついこのあいだの作曲家であるような、これほどの新鮮さで演奏されることに、うーんと思わず唸ってしまいます。リアルな直接音を最大限に生かしつつ、乾いて透き通った響きがすがしく心地よい録音もすごいところです。 生々しくも清楚であり、この聴きなじんだ曲を今改めて噛みしめるように聴いてしまいます。このカルテットの存在を改めて喜びたいと思いますし、モーツアルトの凄さもいまいちど感じた次第です。いや、...何度かしばらく聴いていく楽しみができました。

レオブルー さん | 東京都 | 不明

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前作のシューベルト弦楽五重奏曲では、この...

投稿日:2013/10/07 (月)

前作のシューベルト弦楽五重奏曲では、このクワルテットらしからぬ「熱さ」に驚くとともに、持ち前の精緻さとのバランスが難しいなとも感じた。しかし、このモーツァルトは凄い。最初のバルトーク、ドビュッシー、ラヴェルの時のイメージが戻ってきた。ガット弦を使用してはいないと思うが、ヴィブラートは必要最小限に抑えられており、かなりピリオド・スタイルに近いが、違うのは従来のピリオドとは全く別世界の驚異的な精度。室内楽の基本ではあるが、これだけきれいに揃った合奏を聴かされると、それだけで惚れ惚れしてしまう。反面、この氷のように冴えた演奏からは、これもまた室内楽の醍醐味であったインティメートな雰囲気はもはや望めないが、それは仕方のないことであろう。クラリネット五重奏曲は従来のようなコンチェルタントな妙味は後退して、クラリネットが弦に組み込まれ、同質化したような印象。ニ短調の四重奏曲もかつてのような「ロマンティックな」劇性の強調はないが、新しい意味での表現主義的な演奏。第1楽章アレグロ・モデラートは限りなく「モデラート」に近く、逆に第2楽章アンダンテは速く、半音階的なパッセージは非常に鋭く弾かれる(ピリオド様式の感覚)。対位法的に骨ばった感じのメヌエットに対し、自在なテンポ・ルバートで拍節感を消し、無重力空間を漂うようなトリオは独特。終楽章の変奏もきわめて克明で、パートの隅々まで表出力が強い。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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モーツァルト(1756-1791)

1756年:ザルツブルクで誕生。 1761年:最初の作曲(『アンダンテ ハ長調 K.1a』)。 1782年:オペラ『後宮からの誘拐』初演。 1783年:大ミサ曲ハ短調 K.427(417a)を上演。 1785年:弦楽四重奏曲集(ハイドン・セット)をハイドンに献呈。 1786年:オペラ『フィガロの結婚 K.492』初演。 1787年:父レオポル

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