モンテヴェルディ(1567-1643)
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モンテヴェルディ(1567-1643) レビュー一覧

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商品ユーザーレビュー

110件
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  • かのロヴロ・フォン・マタチッチが指揮したという、モ...

    投稿日:2024/02/11

    かのロヴロ・フォン・マタチッチが指揮したという、モンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」。1974年6月、ザグレブ市のヴァトロスラフ・リシンスキー・コンサートホールにおけるライブ録音で、オケは手兵ザグレブ・フィル。放送録音が音源らしく、完全なライブの一発録り。ゴソゴソした物音やら観客の咳払いやらもしっかり入っている。音質は時代を考えればそれなり、という印象。 40年前の録音、しかも指揮があのマタチッチなので、当然古楽器・古楽奏法とは無縁の演奏である。モダン楽器の大オーケストラと大人数の合唱団による分厚い音楽の奔流!独唱陣はオペラのアリアの如く華やかにソロ・パートを歌い上げる!明らかに一時代前のオールド・スタイルで、「夕べの祈り」がこういう風に 演奏されることはもうないだろう。だがさすがに大家の演奏らしく余裕と貫禄はたっぷりで、指揮台上で巨体を揺らしながら悠然と指揮していたマタチッチの指揮姿が目に浮かぶようである。

    金山寺味噌 さん

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  • 全体的にアグレッシブといっても大袈裟ではないほど表...

    投稿日:2024/01/13

    全体的にアグレッシブといっても大袈裟ではないほど表現意欲の強い演奏です。しっとりとした情感に浸りたい方にはあまり向かないかもしれませんが、一聴の価値は十分あると思います。

    好事家 さん

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  • 旧東ドイツを拠点に活動し、特に合唱指揮のエキスパー...

    投稿日:2023/05/02

    旧東ドイツを拠点に活動し、特に合唱指揮のエキスパートとして一時代を築いたヘルムート・コッホ。「合唱王」と呼ばれた彼はオーケストラ指揮者としても優れていた。バロック期の作品に力を入れていたコッホは数多くの録音を残したが、この「夕べの祈り」もそうした録音群の一つである。ピリオド楽器・ピリオド奏法がバロック演奏の主流となった現在では時代遅れ扱いされそうな内容だが、こうして復刻されているということはこの録音に需要があるからだろう。確かにこの演奏はすばらしいと思う。磨きぬかれた合唱とキビキビしたオケの響き、地味だがしっかりした独唱陣、その三つを統御するコッホの冴えた指揮。決して派手ではないが多くのひとに聴いてもらいたい演奏である。ただし、使用していた楽譜の都合によりマニフィカトが欠けているので注意。

    金山寺味噌 さん

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  • 現代の服装で登場する人物もいますが違和感はなく、ス...

    投稿日:2022/07/31

    現代の服装で登場する人物もいますが違和感はなく、ストーリーをしっかり踏まえた見応えのある演出・美術・衣裳だと思います。歌唱はキャストに凸凹がなく演技も達者です。器楽はモンテヴェルディをよく知っている指揮者による過度な強弱を排しながら表情豊かなものになっています。画質・音質とも良好です。

    好事家 さん

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  • 細部を咎めていたら切りがありませんが、全体としては...

    投稿日:2022/06/06

    細部を咎めていたら切りがありませんが、全体としては大変優れた映像作品だろうと思います。久しぶりに十分楽しめました。モンテヴェルディが超がつく天才だと感じますし、それを伝えて十分な立派な演奏、上演です。まあ、(細部を咎めない方針には反しますが)BDとしてはもっといい画質を期待してたのですが・・・可ではあります(良か?)。

    道草少将 さん

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  • ジョン・エリオット・ガーディナーの出世作。この盤が...

    投稿日:2021/03/10

    ジョン・エリオット・ガーディナーの出世作。この盤が出た1987年当時はモンテヴェルディの録音もまだ少なく、選択肢が限られていたので、この流麗な演奏の登場はとてもありがたかった。ひとつ残念なのは、残響がありすぎて演奏者を遠く感じ、集中がそがれてしまうこと。

    紳 さん

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  • 素晴らしい。古楽器演奏黎明期の古い録音だが、特に「...

    投稿日:2021/03/10

    素晴らしい。古楽器演奏黎明期の古い録音だが、特に「オルフェオ」はどうしてもこの盤に戻ってしまう。流麗すぎることなく、雰囲気に流れず、力強い。たどたどしいような部分すら美点と思える。録音がかなりオンマイク気味で生々しいのも良い。

    紳 さん

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  • Philippe Herreweghe: Collegium Vocale GentによるM...

    投稿日:2021/03/08

    Philippe Herreweghe: Collegium Vocale GentによるMonteverdi/Vespro della Beata Vergineの再録音で、前回1986年録音から30年ぶり。Philippe Herrewegheという指揮者は古学演奏家のなかで、疑いなく現在では最古参、大御所の一人で、彼とCollegium Vocale Gentによる組み合わせは、ルネサンス・バロック音楽を聴くに当たり最も素晴らしい選択肢と思うのですが、私見によればかなり作品への適合性の問題があり、Herrewegheのデビュー時よりその傾向ははっきりあったと思います。彼らのVespro della Beata Vergineの初録音は、それほど強烈な印象を残すものではないながら、ふくらみのある暖かい演奏で、Herrewegheのこの作品に対する適合性のよさをうかがわせるものでした。今回の再録音、前回同様に他の数多あるMonteverdi/Vesproに比較して、特に新しい訳でなく、G.Malletto盤やS.Kuijiken盤のような音楽史的に徹底的に光を当て直したような学術的な特徴はありません。ただ、聴き出してしばらくすると明らかにそれと判る、Philippe Herreweghe: Collegium Vocale Gentの特徴が刻印されている。J.S.Bachの受難曲やLassusの名演で聴かれる、精妙ながらどこまでも柔らかで暖かな音楽であり、Monteverdi/Vesproでこれだけ刺激的でなく、聴きやすい演奏はPhilippe Herrewegheしかないかも知れません。しかもその聴きやすさは、決して勢いに任せて流したものと対極の、遅めのテンポでじっくりと歌い込まれた演奏によるものであり、こういった勢い重視(の演奏はMonteverdi/Vesproでは昔から決して少なくない。G.Mallettoが批判しているように)でない演奏で、これだけ聴きやすいのは、ひとえにPhilippe Herrewegheと演奏者がこの曲を細部にいたるまで研究し尽くし、それだけでなく、細部にいたるまで共感し心から愛して自分のものとしているからであると思われます。前回の録音と比較して方向性・解釈は全く変わっていないながら、演奏全体の精妙さ・ふくらみ・暖かさは比較にならない程増しており、これは演奏者全体の様々な意味での熟成によるものとみて間違いないでしょう。最近のヨハネ受難曲の新録音などを聴くと、旧録音に比して、特に音楽の構造的表出・厳格さの面で、ややある種の緩みが感じられ、どうしてもHerrewegheの「老い」というものを意識してしまうこともありますが、このMonteverdiではそういった緩みを感じる瞬間は(決して皆無ではありませんが)そう無く、最近の彼らの大曲録音では好演と言えるのではないでしょうか。決してMonteverdi/Vesproの歴史に残るような革新性はありませんが、暖かなVesproとして、古学ファンには一聴をお薦めしたいですね。

    mimi さん

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  • 随分と古い録音です。正直言うとちょっと聞き苦しいと...

    投稿日:2021/02/27

    随分と古い録音です。正直言うとちょっと聞き苦しいとも言えるレベルですが、戦後すぐにベルリンでこういう音楽をやっていたというのが、なかなかに凄いなと思わせます。旧東独中心の録音を厚く擁しているベルリン・クラシックならではの録音ですね。

    Verdi さん |50代

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  • 地中海文化圏の中のヴェスプロ。《聖母マリアの夕べの...

    投稿日:2020/09/24

    地中海文化圏の中のヴェスプロ。《聖母マリアの夕べの祈り》の演奏史上、革命的な演奏。ルネサンス後のバロック初期のローマ・カトリックの典礼音楽を、近隣のコルシカ島や遠くジョージア(旧グルジア)の民族音楽まで見据えた汎地中海文化圏の音楽として再現。冒頭の合唱は、アンサンブル・オルガヌムのコルシカ島聖歌を思わせるなど、ソレム唱法のグレゴリオ聖歌批判のアンサンブル・オルガヌムの文脈をよく咀嚼している。それでいて、《グローリア・パトリ》など、モンテヴェルディと同時代の江戸時代初期の、芥川の切支丹ものの傑作「奉教人の死」の、はらいそのぐろおりやを思わせ感動的。

    すなふきん さん

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