映画評論・入門! 観る、読む、書く 映画秘宝セレクション

モルモット吉田

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784800312488
ISBN 10 : 4800312485
フォーマット
出版社
発行年月
2017年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
287p;19

内容詳細

映画評論家になるためには険しい道のりが待っている。リアルタイムでその映画の質を見極め、ジャッジを下す。『七人の侍』『ゴジラ』から『世界残酷物語』『太陽を盗んだ男』まで、公開当時に喧々諤々の論議を呼んだ。そんな名作の数々について書かれた映画評論を再検証した「リアルタイム映画評論REMIX」を含む、新しい“映画評論”の形。

目次 : 第1章 映画評論を見る/ 第2章 映画評論を書く/ 第3章 映画監督VS映画評論家/ 第4章 ベストテンとは何か/ 第5章 リアルタイム映画批評REMIX/ 第6章 映画と犯罪、映画評論と犯罪、映画評論家と犯罪

【著者紹介】
モルモット吉田 : 映画評論家。1978年生。『映画秘宝』『キネマ旬報』『シナリオ』等に執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • harass さん

    日本の映画評論をめぐる論争や名作映画がリアルタイムでいかに評論されたかを語る。映画の評論入門というわけではない。著者の映画評論経験などから始まり軽めで分かりやすい。ビートたけしと桑田佳祐『稲村ジェーン』評価とその反応などや、実例の評論などが興味深い。市村監督の『東京オリンピック』の騒動など知らなかった話が多い。双葉十三郎や淀川長治などの映画評論の大御所のことなど、マイナーな評論について、分かりやすい内容と文章で一気に読めた。

  • 蛸 さん

    タイトルから「映画評論の書き方」的な内容を期待して手に取ったがそのようなことが書かれている箇所は少なかった。全体としては映画評論が引き起こした事件や社会的な論争なんかの記述が大半を占める。時代時代の、映画を巡って意見を述べ合う人々の活き活きとした熱気が伝わってくる本だ。そうした過去の人々のやり取りを通じて「映画評論とは何か」という疑問に対する一つの答えが浮かび上がってくる。今では名作とされている映画の、当時の評価をツギハギした「リアルタイム映画批評REMIX」が特に面白かった。

  • vaudou さん

    映画評論にまつわる事件・論争を振り返ることで、映画における「評論」の持つ役割がくっきりと浮かび上がる。今でも定期的に勃発する映画監督VS評論家問題では、市川崑「処刑の部屋」騒動や「壁の中の秘事」猥褻論争などのデリケートな事件も扱うが、映画本を参照し、資料に忠実にあたる著者の筆致は極めて中立である。また、日陰の存在である評論家その人にもフォーカス。マルチに活躍した淀川長治を評者として捉え直し、さらにはその弟子筋にあたる幻の評論家、増田貴光の波瀾に満ちた人生にも紙幅が割かれたりと、読み応えは十分。(続)

  • kokada_jnet さん

    面白かったが、かつてムック時代の「映画秘宝」で出るはずだった「映画評論の本」の予告内容と似ている。後書きを読んでみたところ、編集者・田野辺尚人氏との対話の中で生まれた本なのであった。

  • imagine さん

    13歳からノートに映画の感想を書き溜めていたという著者による、「映画評論についての評論」。見方、書き方についての章は、これから映画評論を書こうとする者にとっての道標になるだろう。また、作り手との論争、ポルノややくざといった新たな批評対象の登場について詳しく取り上げている章では、評論自体の影響力や存在意義を多角的に捉えることができる。それぞれの時代について資料を丹念に掘り起こしているので、後半のリアルタイム映画批評は読ませる。名作やカルト作品が公開当時どのように受け止められたかを知る貴重な機会となった。

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