モリス・エルゾーグ

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処女峰アンナプルナ 最初の8000m峰登頂 ヤマケイ文庫

モリス・エルゾーグ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784635047432
ISBN 10 : 4635047431
フォーマット
出版社
発行年月
2012年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
377p 15cm(A6)

内容詳細

1950年6月5日、エルゾーグを隊長とするフランス登山隊は、標高8091メートルのアンナプルナ頂上に人類初の足跡を印した。未知の山域で、幾多の偵察を重ねた上での歓喜の登頂。しかし遅すぎた登頂の代傷として、下山中に嵐につかまり、隊員たちは生死の境をさまようことになる。初登頂を支えた隊員たちの友情と、生還に向けての凄惨な脱出行を描いた不朽の名著。

目次 : 出発準備/ ヒマラヤ/ 知られざる渓谷/ ダウラギリ東氷河/ アンナプルナを求めて/ 作戦会議/ ミリスティ・コーラ/ 北西ピーク/ アンナプルナ/ 鎌/ 第二キャンプ/ 突撃/ 一九五〇年六月三日/ 氷雪の割れ目/ なだれ/ 撤退/ レテの森/ 稲田のなかの行軍/ ゴラクプール/ 他のアンナプルナがある

【著者紹介】
モーリス・エルゾーグ : 1919年1月15日、フランスのリオン市生まれ。幼い頃からモン・ブランのふもとのシャモニで夏休みを過ごし、16歳からアルプスを登りはじめ、ドリュ、グラン・シャルモ、プラン針峰群の各北壁、ピッツ・バディレ北東壁などのビッグ・クライムに成功。1950年、ヒマラヤ登山隊の隊長に抜擢され、アンナプルナに登頂する。フランス山岳会会長、シャモニ市長、青少年スポーツ大臣、IOC委員を歴任

近藤等 : 1921年、京都市生まれ。早大仏文科卒。早大名誉教授。1971年、シャモニの名誉市民となり、フランス政府よりレジオン・ドヌール勲章受章。1998年、日本山岳会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • epitaph3 さん

    「もうアイガーには行けないんだ!」というモーリスの叫び。死と裏表の下山。登頂の後がシビアで、果たして8000mを超えたことに意味があるのか?とさえ思ってしまう。だが、歴史に刻んだことは確か。指切断でも、また山へ行く。そこはやはり山屋なのだなあ。そうか意味なんて考えなくていい。山に挑戦したい。山に行きたい。そういうことなんだな。

  • Lycopene_Reader さん

    凍傷、高山病、雪盲、滑落…様々な障壁と闘いながらも山に登る、熱いドラマを感じた。 大人数部隊で、長い時間をかけてのルート選定・キャンプ間の連携、各人の役割、シェルパ・ポーターとの友情の芽吹きが一つの登山を通して伝わってきて、まるで青春映画。 「山は、我々にとってはパンのように必要であった。」はいい言葉。 生きる為に必要なもの。とまでのめり込めるのはいいなぁ。 極地法ならではであり仕方がないが、各キャンプ・メンバーの役割、人の移動が絶えず山岳用語などが煩雑で、小説としてはなかなか心に入ってこれなかった。

  • 梅子 さん

    アンナプルナ山塊に取り付くまでの気の遠くなるような冒険、下山してから人里に入るまでの辛い行程が印象的。当時の8000m峰登攀がいかに過酷なものだったかを教えてくれる。文体読みやすくイメージも湧きやすい。本来登山とはどのようなものなのか、忘れない為にも繰り返し読みたい一冊。

  • booklog92 さん

    隊員たちの未知の領域に挑む姿に感動しました。☆4。

  • mawaji さん

    当時未踏の8000メートル峰登頂のドキュメンタリーは、素晴らしいチームワークによる感動的な歓喜の登頂の場面よりも嵐の中を命からがら下山してきた大脱走の凄絶な記述の方が印象的でした。ひとりの犠牲者も出さずに全員生還できたことはほんとうに良かったと思いますが、その代償として凍傷で壊死に陥った手足の指を切断しながら帰路につく稲田のなかの行軍はたまらない気分になります。「危険のあることは確実だ。アンナプルナは、こうした危険を冒すことを、弁明してくれるだろうか?」という問いに故人となった著者はどう答えるのであろう。

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