アクサンチュス&エキルベイ待望の最新盤
メンデルスゾーン最後のオラトリオ『キリスト』
ソプラノ・ソロにピオーをむかえた豪華メンバーによる極上の名演
アクサンチュス&エキルベイ・コンビ待望の最新盤。今回収録されたのは、晩年のメンデルスゾーンが『エリヤ』の次に手掛け、彼の最後のオラトリオとなった作品『キリスト』。全3部の予定でありましたが、激務の過労と姉の死による心労で未完の作品となってしまいました。キリスト降誕と題された第1部はソプラノの美しいレシタティーヴォから始まり、東方三賢者との会話が繰り広げられます。稀代のソプラノ歌手ピオーの透明感あふれる声はまさに天使のよう。荘厳なコラールの余韻をしっとりと残して終わる第1部から一変、第2部ではピラトと民衆の場面がテノールと合唱による劇的な音楽に冒頭から圧倒されます。未完でも十分なほどの魅力があるオラトリオ、第3部では一体どのような音楽が展開される予定であったのか・・・存在しない最終部へと想いを馳せる余韻に満ちた作品です。今回は残された2部を全て収録しただけでなく、第3部「キリスト復活」への展開を想起させるような他のカンタータ作品も合わせて収録。
エキルベイ率いるアクサンチュス合唱団の表現力は本CDでも健在。ピオーとの共演として好評発売中の
フォーレのレクィエム(V5137)にも劣らぬ名演といえるのではないでしょうか。ピオーらをはじめとする名歌手達によるソロはもちろん、メンデルスゾーンならではの表現豊かな器楽伴奏も聴きどころのおすすめ盤です。(キングインターナショナル)
【収録情報】
メンデルスゾーン:
・『我らに平和と恩恵をお与えください』 (1831)
・オラトリオ『キリスト』(未完)全2部 (1846-47)
・カンタータ『おお、血潮したたる主のみかしら』 (1830)
・カンタータ『高き天より、われは来たり』 (1830)
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)
ロバート・ゲッチェル(テノール)
マルクス・ブッター(バリトン)
アクサンチュス
アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ
ロランス・エキルベイ(指揮)
録音時期:2011年6月11日
録音場所:パリ、ノートルダム・デュ・リバン教会
録音方式:デジタル