最後のウィーンのヴィルトゥオーゾ・ギタリスト
ブラティスラヴァで生まれたヨハン・カスパル・メルツは、19世紀ロマン派を代表するギタリスト、作曲家です。幼い頃からギターとフルートの神童として知られ、30歳代でウィーンに進出した後は、数多くのギター作品を発表。なかでも『吟遊詩人の調べ』は彼の代表作であり、その美しいメロディは多くの人々の心を捉えています。
メルツの作品のほとんどは7弦以上の「多弦ギター」のために書かれており、低音の響きが重視されているものが多いため、このアルバムで演奏しているブンガルテンも、Johann Gottfried Scherzerの歴史的モデルに低弦を追加し、メルツが求めた響きを奏でることに成功しました。代表作『吟遊詩人の調べ』の他、ギターで演奏するのは困難な『オルガン・フーガ』や、シューベルトの歌曲編曲など、極限まで磨き抜かれた技巧と旋律を高音質でお楽しみいただけます。(輸入元情報)
【収録情報】
メルツ:
● ゲベス(吟遊詩人の調べ Op.13より)
● オルゲルフーゲ(アルブレヒツベルガーの作品による)
● 夕べのハーモニー(グランド・ファンタジー)
● 6つのシューベルトの歌
● 3つの作品 Op.65
● 「ヴェルディのエルナーニ」のオペラレビュー Op.8
● 去っていった人に(吟遊詩人の調べ Op.13より)
フランク・ブンガルテン(ギター)
録音時期:2016年
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND