ミャスコフスキー：ピアノ・ソナタ第２番、第３番、リスト：暗い雲、スクリャービン：前奏曲、ラフマニノフ：鐘　ビレット

イディル・ビレット／アーカイヴ・エディション第７集
ミャスコフスキー、リスト、スクリャービン、ラフマニノフ

トルコ、イスタンブール出身のプロデューサー、イルハン・ミマログルに見出されたイディル・ビレットは、「Finnadar」レーベルのために様々な曲を録音しました。それはベルリオーズ＝リストの『幻想交響曲』からテープとピアノのための作品集（8571276）まで多岐に渡っています。
　このアルバムに収録されているのは1978年から1979年にかけて録音されたミャスコフスキーを中心とした６つの作品です。ミャスコフスキーのソナタは、どちらも彼の初期の頃の作品で、第２番では有名な『怒りの日』のモティーフが印象的に使われています。単一楽章で書かれていて、スクリャービンの影響も感じさせる技巧的な曲です。リストの２つの曲は無調を感じさせる晩年のもので、静かな音の中に凝縮した世界が描かれています。スクリャービンは短いながらも印象的な作品であり、ラフマニノフは最近注目の華やかな曲。どれもが聴きどころたっぷりです。（NAXOS）

【収録情報】
1.　ミャスコフスキー：ピアノ・ソナタ第2番嬰ヘ短調 Op.13
2.　ミャスコフスキー：ピアノ・ソナタ第3番ハ短調 Op.19
3.　リスト：暗い雲
4.　リスト：悲しみのゴンドラ（第1稿）
5.　スクリャービン：5つの前奏曲 Op.74
6.　ラフマニノフ：幻想小曲集より前奏曲ハ短調『鐘』 Op.3-2

　イディル・ビレット（ピアノ）

　録音時期：1978年（3,4）、1979年
　録音場所：ニューヨーク、タウン・ホール
　録音方式：ステレオ（セッション）
　原盤：Finnadar Records