ミハイル・ミハイロヴィッチ・バフチン

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小説の言葉 平凡社ライブラリー

ミハイル・ミハイロヴィッチ・バフチン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582761535
ISBN 10 : 4582761534
フォーマット
出版社
発行年月
1996年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
16cm,381p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • ∃.狂茶党 さん

    詩の言葉と、散文の言葉は異なる。 ものすごく雑に言えば、詩の言葉は独り言であり、ひとつらなりの言葉である。 それに対し散文は、幾つもの言葉が重なり合って出てくる、一つの織物である。 演劇の言葉は基本的に対話なのだと思われるが、演劇についてはこの本の取り上げることではないように思われる。 キャラクターの言葉や、作者の言葉、状況説明の言葉は、それぞれ異なるのみならず、状況によっても異なるし、時に引用したり、異なるスタイルを演じたりもする。

  • ∃.狂茶党 さん

    言葉の多様性は個人単位であるとともに、社会的なものや、地域的なもの、関係性、時間、感情などによっても変化する。 文字列に意識などはないのだが、意識の数だけ言葉がある。 詩は詩人の言葉であるがゆえにこの多様性から遠くはなれている。 この考えだと、町田康の小説やエッセイはどうなるのだろう。 : 詩人からは異議が突きつけられそうだが、私は詩人ではない。 バフチンの考える散文は理想的な小説のそれで、駄文はふくまれないようだ。 しかし散文は詩人たちの言葉であってはいけないのか。 : 詩とは一つの緊張なのだろう。

  • 武井 康則 さん

    小説の文体研究の黎明期、韻文の研究を借用したものの成果の上がらない中、バフチンが、ソシュールの影響を受け本書をまとめる。本人はソシュールに批判的だったようだが、場にあった文体の互いの影響という構造的な考え方はソシュールだろう。言語的多様性による管弦楽化という言葉はあるがポリフォニーはまだない。カーニバルという語はでてくるが、論として述べていない。まだ途上という感がある。

  • 猫またぎ さん

    予想外に小説や文体について演繹的、普遍性を。

  • ハイザワ さん

    小説は他者の声を織り込んだ多声的なものである。そこではあらゆることば(声)が他のことばによって相対化され続ける。笑いや道化、パロディという要素がこうした小説の混沌から誕生するという指摘は、自分の関心とも合致していてとても興味深かった。青木淳悟の小説のことばの層の問題を考えるのに使えるかもしれない。

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