ミハイル・ブルガーコフ

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ブルガーコフ戯曲集 1 ゾーヤ・ペーリツのアパート 赤紫の島 日露演劇会議叢書

ミハイル・ブルガーコフ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784773420265
ISBN 10 : 477342026X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
追加情報
:
352p;20

内容詳細

第9回小田島雄志・翻訳戯曲賞受賞!(「ゾーヤ・ペーリツのアパート」)過酷なスターリン体制化で権力に屈することなく書き続けたロシア演劇界の鬼才ブルガーコフ(1891〜1940)。医師にして小説家・劇作家だった彼の風刺と諧謔に満ちた傑作戯曲集第一弾!欲望渦巻く狂騒の世界を鮮やかに描いた『ゾーヤ・ペーリツのアパート』、検閲と革命への批判精神をにじませた『赤紫の島』の二作品と詳細な訳者解題を収録。

【著者紹介】
ミハイル ブルガーコフ : 1891‐1940年。ウクライナ出身のロシア語作家。キエフ大学医学部卒業後、医師となるが、1920年代前半にモスクワに上京後、作家・劇作家として創作活動を行った

村田真一 : 東京外国語大学大学院修士課程修了。現在、上智大学外国語学部ロシア語学科教授、ウクライナ国立ポルタワ教育大学栄誉教授。専門はロシア演劇・ロシア文化論

秋月準也 : 青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科卒業。北海道大学文学研究科博士課程在学中。専門はミハイル・ブルガーコフ文学

大森雅子 : ロシア国立人文大学大学院修了(Ph.D)。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。東京大学非常勤講師、立教大学兼任講師。専門は20世紀ロシア文学・ロシア文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • のうみそしる さん

    皮肉と諧謔の才能が徒となってソビエト政府の検閲に悩まされ妥協もさせられたブルガーコフの戯曲。ゾーヤのアパートでは、当時の共産党員たちの事大主義、腐敗、民衆のたくましさが垣間見える。20年代はまだ批判しやすかったのか? 赤紫の島は革新的なシステムで虚実が混ざり合っていく。アメチストフとキリといった切れ者の詐欺師がキーパーソン。「今から新しいフィナーレをやります……国際革命の場を即興で作ってください」

  • brzbb さん

    あいかわらず戯曲を読むのは楽譜だけ見て音楽を想像するようなかんじだけど、おもしろかった。「ゾーヤ・ペーリツのアパート」は没落貴族の女性が主人公で、表向きは縫製工房だけど裏ではドラッグを売ったり売春宿を運営したりして、なんとしてでも亡命資金を作ろうとする。本来はもっと幻想的な要素があったけど劇場の要請や検閲でカットされたらしい(その名残で何の説明もなく「死体男(ゾンビ?)」が出てくる)。そう思うと、劇の終盤は亡者たちあるいは堕とされた天使たちが、なんとしてでもそこから這い出ようとするような、狂おしさがある。

  • watershed さん

    騒々しい登場人物が満載。オボリヤニーノフのクラッシックや「フォックスロット」という激しい踊りも出てくるので相当騒がしい舞台になりそうだ。イヴァン・ヴァシーリエヴィナ兼死体男というよくわからんキャラが筋とあまり関係なく不規則発言するところもシュールというよりギャグ。 違う作品に似たキャラが出てくるのは手塚漫画の趣(ゾーヤのアメチストフと赤紫の島のキリ・クキ)。

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