CD 輸入盤

大地の歌 クリップス&ウィーン響、ヴンダーリヒ、フィッシャー=ディースカウ

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4778988
組み枚数
:
1
レーベル
:
Dg
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

マーラー没後100年記念初登場音源リリース
ヴンダーリヒ、フィッシャー=ディースカウ
クリップス&ウィーン交響楽団
1964年ウィーン芸術週間ライヴ


マーラー・イヤーを飾る注目音源がドイツ・グラモフォンから登場。『大地の歌』のスペシャリストとして名を馳せた二人の大物歌手、フリッツ・ヴンダーリヒとディートリヒ・フィッシャー=ディースカウが、ウィーンの名匠ヨーゼフ・クリップス指揮するウィーン交響楽団と共演したライヴ録音です。

【注目の公演】
1960年代は、マーラーの音楽はまだそれほど人気がありませんでしたが、このムジークフェラインザールでおこなわれた公演は、歌手が人気絶頂の二人ということもあってか、チケットは早々に完売の大盛況だったとか。

【ヴンダーリヒ】
フリッツ・ヴンダーリヒ[1930-1966]とフィッシャー=ディースカウのコンビは、この公演の2ヶ月前にヨーゼフ・カイルベルト指揮バンベルク交響楽団と『大地の歌』で共演しており、さらにヴンダーリヒはその少し前にオットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団とこの曲をセッション録音、翌1965年にはシュミット=イッセルシュテット指揮北ドイツ放送交響楽団と共演してもいました。

【フィッシャー=ディースカウ】
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ[1925- ]は、1959年にパウル・クレツキ指揮フィルハーモニア管弦楽団とこの曲をセッション録音し、1966年にはレナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ともセッション録音、さらに1996年には自身の指揮でこの曲をとりあげてもいます。

【クリップス】
指揮者のヨーゼフ・クリップス[1902-1974]は、ウィーンに生まれワインガルトナーに師事した往年の名指揮者。モーツァルトやハイドン、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、ワーグナー、リヒャルト・シュトラウスなど独墺系音楽の演奏には定評があり、1969年のウィーン芸術週間では、シェーンベルクの『グレの歌』をとりあげて見事な演奏を聴かせていました。マーラーについては、1972年にライヴ録音された『大地の歌』がすでにリリースされていたので、今回が二つ目の音源ということになります。

【ウィーン交響楽団】
ウィーン響は、1951年にオットー・クレンペラーと『大地の歌』をセッション録音しているほか、1954年にはパウル・クレツキ指揮で、1967年にはカルロス・クライバー指揮で、1972年にはヨーゼフ・クリップス指揮で演奏してもいました。

【初出ソースからのCD化】
これら『大地の歌』と関わりの深い演奏者たちによる1964年6月14日の公演の模様は、オーストリア放送(ORF)によってライヴ収録されましたが、残念ながらそのマスターテープは紛失してしまったため、今回、クリップスの遺族の元に残されていたORFテープからのコピーを使用して初めてCD化される運びとなりました。
 CD化にあたっては、ベルリンのエミール・ベルリナー・スタジオで入念なマスタリングがおこなわれています。(HMV)

【収録情報】
・マーラー:大地の歌

 フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)
 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
 ウィーン交響楽団
 ヨーゼフ・クリップス(指揮)

 録音時期:1964年6月14日
 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
 録音方式:モノラル(ライヴ)

収録曲   

  • 01. Das Trinklied vom Jammer der Erde - Fritz Wunderlich, Wiener Symphoniker, Josef Krips
  • 02. Der Einsame im Herbst - Dietrich Fischer-Dieskau, Wiener Symphoniker, Josef Krips
  • 03. Von der Jugend - Fritz Wunderlich, Wiener Symphoniker, Josef Krips
  • 04. Von der Schonheit - Dietrich Fischer-Dieskau, Wiener Symphoniker, Josef Krips
  • 05. Der Trunkene im Fruhling - Fritz Wunderlich, Wiener Symphoniker, Josef Krips
  • 06. Der Abschied - Dietrich Fischer-Dieskau, Wiener Symphoniker, Josef Krips

ユーザーレビュー

総合評価

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演奏はともかくとして、音が悪いため、評価...

投稿日:2012/12/27 (木)

演奏はともかくとして、音が悪いため、評価は高くしませんでした。クリップスは好きな指揮者なので期待したのですが、大変残念なことに録音が演奏のすばらしさを伝えていません。中音から中高音域の音が過剰で、残響の中で音のメリハリが立たず、また音に歪みがあり、マーラーのオーケストレーションの妙味が味わえません。クリップスの「大地の歌」を聴くならORFEOから出ている1972年録音盤がいいようです。グラモフォンがもう少しマスタリングを丁寧に行っていれば、チャーミングに響くはず。

広島のパヴァンヌ さん | 広島県 | 不明

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マーラーの交響曲「大地の歌」の名演と言え...

投稿日:2011/06/25 (土)

マーラーの交響曲「大地の歌」の名演と言えば、ワルター&ウィーン・フィル(1952年)とクレンペラー&フィルハーモニア管(1964、1966年)による至高の超名演が双璧であると言える。そして、この2強に肉薄するのが、バーンスタイン&ウィーン・フィルによる名演(1966年)であると言えるのではないだろうか。その後は、テンシュテット(1982、1984年)、インバル(1988年)、ベルティーニ(1991年)などの錚々たるマーラー指揮者によって素晴らしい名演が成し遂げられてはいるが、前述の2強プラスワンに比肩する名演は現在でもなお存在していない状況にあると言える。本盤におさめられた演奏は、マーラー没後100年を記念して初CD化されるものであるが、先ずは歌手陣に注目しておきたい。テノールのフリッツ・ヴンダーリヒは、前述のクレンペラー盤において、そしてバリトンのフィッシャー・ディースカウは、前述のバーンスタイン盤において歌唱を行っているところだ。要は、本演奏とほぼ同時期に録音された前述の2強プラスワンにおいてもその歌唱を披露しているということであり、本演奏においてはライヴ録音ということもあると思うが、それらと同等か、それ以上の圧倒的な名唱を披露していると高く評価したい。他方、指揮者はクリップス、そしてオーケストラはウィーン交響楽団であり、さすがに指揮者とオーケストラについては2強プラスワンよりも格落ちと言えなくもないが、生粋のウィーン指揮者であるクリップスは、ウィーン交響楽団を巧みに統率して非常に味わい深い演奏を繰り広げるとともに、前述の歌手陣の圧倒的な名唱を温かく支えるという意味においては理想的な指揮ぶりであり、総体として優れた名演と評価したいと考える。いずれにしても、演奏内容だけを取れば、本演奏は2強プラスワンに限りなく肉薄する名演と評価してもいいのではないかと考えられる。もっとも、問題は音質であり、モノラル録音というのは2強プラスワンと比較するとかなりのハンディと言わざるを得ない。フリッツ・ヴンダーリヒとフィッシャー・ディースカウの歌唱はかなり鮮明に捉えられているが、オーケストラが今一つ冴えない音質であるというのが難点であると言える。ただ、1960年代のライヴ録音ということを考慮に入れると、これでも十分に満足すべきとも考えられるところであり、贅沢は言えまい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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