SACD 輸入盤

交響曲第7番『夜の歌』 ティルソン・トーマス&サンフランシスコ響

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
82193600092
組み枚数
:
1
レーベル
:
Sfs
フォーマット
:
SACD
その他
:
ライブ盤, ハイブリッド,輸入盤

商品説明

マーラー交響曲第7番『夜の歌』
ティルソン・トーマス指揮サンフランシスコ響の名演!
ハイブリッドSACDで登場!
2005年3月9〜12日、サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホールにおけるライヴ・レコーディング。ヨーロッパでも絶賛を博したロンドン交響楽団との1997年の録音から8年、ティルソン・トーマスの『夜の歌』がさらにパワーアップいたしました。
 今回の録音の特徴は、何といっても実演ならではの勢いのよさ、表情豊かな音楽の流れの良さにあります。LSO盤に較べてトータルで3分ほど速くなった今回の演奏からは、ちょっと驚いてしまうほどエモーショナルになったティルソン・トーマスのユニークな『夜の歌』の世界が確かに感じられるのです。
 例えば第4楽章では、甘く美しいノスタルジーと、ときに陽気に、ときに不安げに移ろう気分の繊細な描き分けが見事な水準に達しており、優秀な録音によって鮮やかな質感を伴い鳴り響くマンドリンの効果はじめ、巧みな技を聴かせるソリスト陣の活躍は耳のご馳走というほか無いゴージャスな仕上がりぶり。この楽章に限らず、ティルソン・トーマスが木管楽器のパートを重視しているのは明らかで、全曲を通して、金管・弦・打楽器と密接に絡み合うきわめて雄弁な演奏が展開されており、変化に富むテクスチュア構造に改めて気づかされる面白さが最高です。
 ティルソン・トーマスというと、どちらかというと“知”の音楽家という側面が強調されがちで、確かにこれまでの一連のマーラー録音でも、そうした要素がマーラー好きに高く評価されていたことも事実です。しかし、今回の7番は、“情”の側に大きくシフトしながらも、大胆かつメリハリの効いた太い流れをつくり上げることに成功しており、ティルソン・トーマスの新境地とでも言いたくなるレヴェルに到達していることは疑いがありません。
 もっとも、ティルソン・トーマスはすでにLSO盤で非常に高度な演奏を実現していたので、今回のサンフランシスコ盤はそうした優れた解釈を下地に、実演のテイストが加味されたものであると考えられます。LSO盤で徹底したこだわりをみせていた第5楽章のティンパニにしても、実演であることを考えると今回も驚異的な巧さですし、各要素・各ブロックに対しておこなわれた鋭利で明確な性格付けと無類に俊敏なリズム処理ゆえ、かえって音の流れの勢いが自然なものに感じられていたというマーラーの本質に迫るアプローチも、今回はさらにレヴェル・アップしているから驚きです。
 『夜の歌』は、実に様々な素材が、あるときは大胆にあるときは繊細に変容を遂げることで全体が構成されると言う、いわば並列的・接続的・即興的なスタイルが特徴的な作品であり、それまでの論理的展開と帰結を志向した交響曲の歴史的常識からはかけ離れたものとして受け止められてきました。ティルソン・トーマス指揮するサンフランシスコ交響楽団の演奏は、そうした作品本来の個性的な魅力を最大限に引き出したものといえ、細部に無限の意味が存在するという、ある種、アニミズム的な感覚すら感じさせる面白い聴きものとなっています。

・マーラー:交響曲第7番ホ短調『夜の歌』
 サンフランシスコ交響楽団
 マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)

 2005年3月9〜12日、DSDレコーディング(ライヴ)
 サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール

収録曲   

  • 01. 1. Langsam - Allegro
  • 02. Nachtmusik (Allegro moderato)
  • 03. 3. Scherzo
  • 04. 4. Nachtmusik (Andante amoroso)
  • 05. 5. Rondo - Finale (Allegro ordinario - Allegro moderato ma energico)

総合評価

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8⇒1⇒2⇒3⇒4⇒5⇒6と、このコンビのマー...

投稿日:2010/03/14 (日)

8⇒1⇒2⇒3⇒4⇒5⇒6と、このコンビのマーラーを聴いてきました。で、この7番。初めて、何だかしっくりとこない感じがしました。私にとっては、ずっと聴いてきているバーンスタイン(新盤)が頭にこびりついており、きっとそれが原因なのでしょう。テンポの動かし方、楽器の鳴らせ方(特に金管)等々、何だかしっくりとこないのです…。ただ、演奏・録音は今までのもの同様、完璧といっていいもの。繰り返し聴いてみよう…暫くしたら、バーンスタインの方が、しっくりこなくなってしまうかも…。

masato さん | 新潟県 | 不明

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「演奏解釈」が作品の本質を把握する方向性...

投稿日:2009/10/11 (日)

「演奏解釈」が作品の本質を把握する方向性ではなく、演奏とは様々な可能性を検証する極めて知的なゲームであるとする方向性。現在の独奏者には結構多いタイプだが、指揮者にはそれほど多くない。才能が必要とされるからだ。演奏の可能性と称して無能無神経で公害のような音響を垂れ流し開き直る現代の勘違い低能指揮者軍団に、鉄槌を下すべく、最高の録音で高度な知的解析を提示してくれるMTTとそのスタッフ。高度なリズム遊戯+音のコラージュ。某無能指揮者のように音のコラージュを時間軸に貼り付けただけの映画音楽のサントラ以下の信じがたい低次元演奏とは格が違いすぎる。最近の指揮者のレベルの凋落には唖然とするものがある。MTTのこのマーラーシリーズは、それらの演奏を粉砕・駆逐し、渇きを癒してくれる、現代のオアシスにすら思えてくる。

蝉の抜殻 さん | 神奈川県 | 不明

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マーラーの交響曲中、最も「難解」とされて...

投稿日:2008/12/07 (日)

マーラーの交響曲中、最も「難解」とされてきたこの7番が、実は非常に魅力的であることを教えてくれる演奏だと感じた。CD層ではやや高音が鋭く感じるが、高い解像度を持つ録音は非常に優秀。マーラーの作品のように、大編成のオケに複雑なオーケストレーションが施されている曲のディスクの評価は、指揮者・オケの力量だけでなく、録音が大きく左右すると思う。

m326 さん | 新潟市 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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