CD 輸入盤

交響曲第5番 フランソワ=グザヴィエ・ロト&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
HMM905285
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


マーラーが1904年に交響曲第5番を初演したオーケストラで、
あのロトが感動の名演を果した!


ロトがついにマーラーの5番に挑戦しました。オーケストラは手兵レ・シエクルではなく、2015年以来音楽監督を務めるケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団。創立190年を誇る同団体は、1904年にマーラー自身の指揮で交響曲第5番の世界初演を行ったという、これ以上考えられない特別なオーケストラです。
 ロトの解釈は基本的にレ・シエクルを振る際と共通していますが、テンポも王道、ヴィブラート控え目、金管もまろやかに響かせるなど才気煥発ぶりが光ります。アダージェットは押えた感情ながらワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』の『イゾルデの愛の死』ような陶酔感で静かに盛り上がり、夢のような時を味わせてくれます。フィナーレの統率力ときびきびした推進力もロトならではで、もっと聴いていたくなる魅力満点です。
 2017年のセッション録音で、強奏部でも豊かに響く録音も特筆もの。時代楽器演奏でないことを残念に思う向きもあるかもしれませんが、今回はドイツのギュルツェニヒ管で大正解。さらにレ・シエクルで培った「初演当時の響き」をここでも追求、今や少なくなった113年前の古き良きドイツのオーケストラのサウンドを蘇えらせています。マーラー好きでも目から鱗の落ちる、超注目盤の登場です!(輸入元情報)

【収録情報】
● マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調


 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
 フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)

 録音時期:2017年2月20-22日
 録音場所:ケルン、シュトールベルク街スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

【フランソワ=グザヴィエ・ロト】
1971年パリに生まれたフランスの指揮者。父はオルガニストで作曲家、教育者としても高名なダニエル・ロト。指揮者に転向する以前はフルートも学んでいたため、パリ音楽院でアラン・マリオンとヤーノシュ・フュルストのもとで研鑽を積み、ロンドンのドナテッラ・フリック指揮コンクールで第1位を獲得。この受賞により、ロンドン交響楽団のアシスタント・コンダクターに任命され、ジョン・エリオット・ガーディナーのアシスタント・コンダクターも務めることになる。
これに並行して、ロトはアンサンブル・アンテルコンタンポラン、カーン劇場と密接な関係を築き、さらにトゥールーズ・キャピトール管弦楽団、マリインスキー劇場管弦楽団、パリ管弦楽団とも関わりを深め、2003年9月にパリ音楽院の指揮科教授となる。2011年9月にはドナウエッシンゲン音楽祭/フライブルク・コンツェルトハウスにて、ヴェーベルン、ブーレーズ、マーラーの交響曲第1番を指揮して、バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団の首席指揮者としてデビューを果たす。
ロトのレパートリーは幅広く、17世紀から現代作品に至るまで、また交響曲、オペラ、室内楽など、精通するジャンルも多岐に亘る。2003年に、ピリオド楽器の室内オーケストラ「レ・シエクル」を創設、ときにはモダン楽器も柔軟に使用して多様なプログラムを取り上げている。「レ・シエクル」とは、日本のラ・フォル・ジュルネのほか、フランス、イタリア、ドイツ、イギリスで公演を行う。
手兵であるバーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団とレ・シエクルとの活動を軸に、今後もロンドン響、ベルゲン・フィル、フィンランド放送響への客演を予定するロトは、現在、同世代の中でももっとも多忙な活動をきわめる指揮者のひとり。(写真c Julien Mignot)(輸入元情報)

ユーザーレビュー

総合評価

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ロトは、濃密な音色をオケから引き出し、終...

投稿日:2022/02/01 (火)

ロトは、濃密な音色をオケから引き出し、終楽章まで集中力が緩むことなく持続する。ロトのオーケストラ統率力は見事。5番の音楽的素晴らしさを久しぶりに堪能できた。

ウィーンベルリン さん | 茨城県 | 不明

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1904年10月18日ケルン・コンサート協会で初...

投稿日:2018/05/07 (月)

1904年10月18日ケルン・コンサート協会で初演されたとディスク・ジャケットにある 114年前のことだ ウィーン宮廷歌劇場監督であったマーラーの交響曲をウィーンは無視し続けた ロトがケルンでマーラーを演奏するならば”第5番”だと 初演の労を被ったケルンのオーケストラに敬意を払ったのだろう 今それはケルンの街の上に栄誉となって輝く歴史だ 先ずGOKが奏でる音の印象の意外さに驚く キタエンコ指揮で聞いていたソノリティが頭にあったからだろう その膨よかで柔らかい響きと音場は予想していなかった 指揮者が代われば違って当たり前だが 一瞬フランスのオーケストかと錯覚するほどだった レーベルがハルモニア・ムンディであることも無関係ではあるまい それでも歌い口から優しい雰囲気を醸成していることは間違いない やはりロトの思想と解釈がオーケストラに反映していると見るのが順当だろう 幸福感に満ちた絶美の演奏であると朋に伝えよう あなたも如何

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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誰にでも分かるような大芝居を仕掛けてくる...

投稿日:2018/01/26 (金)

誰にでも分かるような大芝居を仕掛けてくる演奏ではないので、地味に聞こえるかもしれないが、この指揮者の楽譜読解能力の高さ(業界用語では「耳の良さ」と言うようだが)と堅固な形式と耽美な耽溺の間に最適値を見つけるバランス感覚の良さを見せつける快演。第1、第2楽章では過度に深刻ぶって大立ち回りを演ずるのを避けているが、構造的にも複雑な第2楽章をすっきりと、しかし極めてポリフォニックに分からせてくれるのはなかなかの手腕。でも、ここまでで終わってしまったら、ちょっと物足りないかもしれない。この演奏の見せ場は、むしろこの先。長大なスケルツォではテンポの伸縮と「しなをつくる」ような優雅さが堂に入っている。ヴィブラート控えめ、対向配置の弦楽群によって奏でられるアダージェットの美しさはこの盤の白眉だが、意外にもテンポは速くなく(10:46)、作曲者の書き込んだ細かいテンポ変化の指示に忠実に従っている。終楽章では前楽章中間部の旋律が三回にわたって引用されるのだが、三回ともオーケストレーションが違っている。その違いをこんなに面白く聴かせてくれた演奏は、かつてなかったのではないか。この演奏では終楽章全体が(その中にさらにテンポの伸縮を含みつつも)ひとつながりの大きなアッチェレランドとして構想されており、最後は見事なプレストに達する。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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