CD 輸入盤

交響曲第6番 ギーレン&ベルリン放送交響楽団(1984)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALT214
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ALTUS ベルリン放送響シリーズ
マーラー・ライヴ・レコーディングス
ミヒャエル・ギーレン/第6番

近現代音楽の大御所としてファンの熱烈な支持を受ける巨匠ギーレンによる1984年のマーラー・ライヴ録音が登場。ヘンスラーのマーラー交響曲全集では、第6番は1999年に録音されているので、今回の音源はその15年前の録音ということになります。当時のギーレンは57歳、まだまだ冷徹ドライ系の演奏をおこなっていた時期ですが、実演ともなればそこに熱さも加わっていたので、かなり期待できるものと思われます。

【ライナーノートより】
このベルリン・ドイツ響による、張りつめた流れのなかから、押し殺していた感情が決壊したかのように吹き出るようなマーラーも、わたしの心を激しく動かす。冷たさと熱さのすさまじいコントラストがもたらす、リアルなマーラーだ。(音楽評論家 鈴木淳史)

【ミヒャエル・ギーレン】
ミヒャエル・アンドレアス・ギーレンは、1927年7月20日、高名な演出家の父親と女優の母親というきわめて劇場的な環境のもと、ドレスデンで誕生。
 その後、父がベルリン国立歌劇場の指揮者クレメンス・クラウスに招かれたため、ベルリンへ移りますが、同地が反ユダヤ政策の本拠地であったこともあり、母がユダヤ人のギーレン家は、ウィーンへ逃れることになります。
 しかし、1940年にはオーストリアはナチス・ドイツに併合されてしまったため、父がエーリッヒ・クライバーから招かれたこともあって、一家はアルゼンチンへと亡命。
 同地でギーレンは、作曲・ピアノ・理論・哲学を学び、テアトロ・コロンの練習指揮者をつとめます。
 その間、1949年には同テアトロ・コロンで作曲者の生誕75周年を祝い、シェーンベルクのピアノ作品全曲演奏会を開く一方、『弦楽四重奏のための変奏曲』を作曲するなど、若い頃から前衛的な作品への取り組みはきわめて積極的だった模様です。
 同時に歌劇場の練習指揮者として劇場人としての経験も積んでおり、1950年からウィーン国立歌劇場の練習指揮者も務め、1952年には指揮者として正式にデビューしていますが、プログラム前半はシェーンベルクのピアノ曲、後半は『兵士の物語』というなんとも斬新なものでした。
 また、この頃にはまだ若かったアルフレート・ブレンデルとシェーンベルクのピアノ協奏曲の世界初録音をおこなっています。
 そうした実績が買われてか、1960年から1965年にかけてはストックホルム王立歌劇場の首席指揮者として、また、1965年から1968年にはケルン歌劇場でも活躍。
 この頃の前衛的活動としては、B.A.ツィンマーマンのオペラ『兵士たち』の初演(1966年)や『ある若き詩人のためのレクイエム』初演(1969年)という二大傑作への取り組みが有名です。特に前者は演奏不可能と言われていた作品だけに、ギーレンの果敢なアプローチが果たした役割は非常に大きなものと思われます
 その後、1969年からはアンドレ・クリュイタンスの後任としてベルギー国立管弦楽団の首席指揮者となり、1973年から1975年はオランダ歌劇場、1977年から1987年はフランクフルト歌劇場の芸術総監督、シュトゥットガルト放送交響楽団の指揮者としても活躍。
 同じ頃、1978年から1981年にはロンドンのBBC交響楽団の首席客演指揮者、1980年から1986年にはシンシナティ交響楽団の音楽監督も務め、1986年から現在までは南西ドイツ放送交響楽団の首席指揮者として世界的名声を獲得しているのは周知のとおり。
 日本には1975年と1972年にNHK交響楽団の招きで来演して以来しばらく音沙汰が無く、ようやく1992年に手兵の南西ドイツ放送響と来日して、そのときは一部で大いに話題になったものです。
 レコーディングは1950年代後半からおこなっており、レパートリーはバッハから前衛音楽まで実に多彩。1970年代には名高い『モーゼとアロン』をレコーディングして大きく注目され、以後、複数のレコード会社にさまざまなレパートリーを録音してきましたが、近年はドイツのヘンスラーからのリリースが多くなっています。(HMV)

【収録情報】
マーラー:交響曲第6番イ短調

 ベルリン放送交響楽団(現ベルリン・ドイツ交響楽団)
 ミヒャエル・ギーレン(指揮)、

 録音時期:1984年9月5,6日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

内容詳細

ギーレンがベルリン放送響(現・ベルリン・ドイツ響)に客演した際の録音。ギーレンは独自のフレージングとともに作品を明晰に描く。80年代半ばのライヴゆえ、演奏に多少のキズもあり、現代のマーラー演奏のようには洗練されてはいないが、それがかえって生々しい。特に第4楽章がスリリング。(治)(CDジャーナル データベースより)

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こいつはいい!勢いと迫力を持った、スマッ...

投稿日:2013/05/20 (月)

こいつはいい!勢いと迫力を持った、スマッシュヒット的演奏。思い起こせばこのさらに10年くらい前、ギーレンさんはN響を振ってこの交響曲を演奏しましたなあ(当時の私はよくわかんなかったけど)。得意だったのかな、ここでも自信に満ち、テンポ・表情付け・楽器のバランスなど、万事が迷いなく力強いタッチです。やはりライヴのセルのアプローチに近いかなあ、やっぱり曲に対しては対象化・相対化が勝り、「想いのこもった」感じではないかもしれませんね。そこもまた、よし。オケは熱演。優秀です。録音も優秀で、この大オーケストラによる大音響も繊細さもよくとらえています。満足しました。但し、「凄い名演」として多くのディスクの上位に君臨するといった位置づけではない、というべきですかな。ちょっと前のギーレンさんの白熱ライヴを楽しむ、そんなところでしょうね。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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