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【中古:盤質B】 交響曲第6番『悲劇的』 ジョン・バルビローリ&ベルリン・フィル(1966年ライヴ)

マーラー(1860-1911)

中古情報

新品ジャケット
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B
特記事項
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なし
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基本情報

ジャンル
カタログNo
SBT1342
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

『復活』が大評判のバルビローリ&BPOシリーズですが、今回の6番はサウンド・演奏内容ともさらに上。音質はモノラル最高水準で解像度・迫力とも文句なし。終楽章コーダの大詰めではバルビローリの絶叫(?)と共に凄まじい音響が鳴り響きます。
 演奏は全編アグレッシヴなもので、その激した表情は、スタティックで拡大鏡的な面白さのスタジオ盤とは別人の感(解釈の基本ラインは同一ですが)。オーケストラの力にも大きなものがあり、第1楽章冒頭から力強く重い低弦の迫力はベルリン・フィルならではと言えますし、アンダンテにおける弦楽の陶酔的なまでの美しさもさすがというほかありません。
 なお、この演奏では、第2楽章と第3楽章を初演時のスケルツォ/アンダンテという配置にしていますが、第4楽章のハンマー・ストロークは通常の2度打ち(テスト盤では12:08と16:28)となっています。
 バルビローリとベルリン・フィルの関係はきわめて親密なもので、1949年から1969年の約20年のあいだにいくつものモニュメンタルな演奏をおこなっています。
 中でも有名なのは、1963年1月に客演した際、大成功を収めたコンサートの成果を受け、楽員の要請もあって翌年EMIにレコーディングされたというマーラーの交響曲第9番ですが、マーラーではほかにも第1番(1970年1月)、第2番(1965年1月)、第3番(1969年3月)、第4番(1964年1月)、第5番(1968年1月)、第6番(1966年1月)が演奏されているとのこと。
 そのどれもが大きな成功を収めたことは、当時、マーラーとは縁遠かったベルリン・フィルというオーケストラを考えるとまさに異例なことであったといえるでしょう(ベルリン・フィルがマーラーの音楽を通常のレパートリーに組み込むようになるのは1972年以降です)。
 バルビローリが最初にマーラーの音楽に触れたのは1930年、オスカー・フリート指揮する交響曲第4番のリハーサルのことでした。以後、熱心なマーラーの擁護者のひとりとなった彼は、まず手兵のハレ管弦楽団を指揮して作品の普及に努め、1957年には交響曲第1番『巨人』のスタジオ・レコーディングもおこなっています。
 今回CD化されるのは1966年1月13日に演奏された交響曲第6番『悲劇的』のライヴ録音です。音は残念ながらモノラルですが、自由ベルリン放送収録の正規音源ということで、質感そのものはかなり良好。『復活』の翌年ということもあってか、トゥッティでのマッシヴな衝撃力の再現は実に見事で、繊細で艶やかな色彩美も文句なし。モノラルとしては最高水準の音質です。リマスタリングはいつも通りポール・ベイリーが担当。

【収録情報】
マーラー:交響曲第6番イ短調『悲劇的』
 ベルリン・フィルハーモニー
 サー・ジョン・バルビローリ(指揮)

 録音時期:1966年1月13日
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニーザール
 録音方式:モノラル(ライヴ)

【演奏時間比較(第1楽章呈示部反復は無し)】
1966L BPO 18:35+14:08+12:11+28:51=73:45
1967L NPO 18:53+13:45+11:53+28:57=73:28
1967S NPO 21:12+15:50+13:55+32:50=83:47

収録曲   

Mahler : Symphony No.6 "Tragic"

  • 01. T:Allegro energico, ma non troppo
  • 02. U:Andante moderato
  • 03. V:Scherzo, wuchtig
  • 04. W:Finale, allegro moderato

総合評価

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のっしのっしと、力強く踏みしめるように開...

投稿日:2015/03/11 (水)

のっしのっしと、力強く踏みしめるように開始される冒頭部。これを聴いただけでも、この先展開されるであろうアゴーギグを予測するのに充分なほどだ。 全楽章を通し、最近の演奏を聴き慣れてしまっていた当方からすればデフォルメとも思える位にアゴーギグを効かせており、ライブであることと相まって、マーラー演奏の「躁」状態を代表する録音のように思われた。 2楽章の中間部や終結手前のクライマックスも感傷にひたることなく突き進む形、3楽章のスケルツォでは楽想に合わせてテンポを急に落としてみたりと。 当盤が録音されたのは1966年ということで、マーラーに光が当てられるようになったのはそのもう少し後なわけだが、当盤でのベルリンフィルがかなりトチったりバラけてしまったりしているのを聴くと、コンサートで取り上げられる機会もあまりなかったんだろうなぁと実感する。今ではちょっと考えられないような指揮ぶりも、マーラー黎明期であったからこそ可能だったのかもしれない。 NPOとの録音も聴いてみようと思う。

トリンヌ さん | 神奈川県 | 不明

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テンションが高いので驚いた演奏。バルビロ...

投稿日:2010/09/19 (日)

テンションが高いので驚いた演奏。バルビローリのマーラーの中で最もテンションの高い演奏だと思う。ハイの状態になっているのではと思われるほど燃えている録音。マーラーの6番ではテンシュテットやベルティーニのLIVEもテンションが高い。それとは性質の違うハイ。この演奏と比較すると、バーンスタイン+VPOは思い入れは十分だが理性的に聴こえる。この人はアル中だったそうですが、もしかして?と思ってしまうほどの演奏。バルビローリのマーラーはこの録音と、歌曲が最高だと思う。

ポテトチップス さん | 北海道 | 不明

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サー・ジョンとBPOのマーラーは全部買いで...

投稿日:2009/03/26 (木)

サー・ジョンとBPOのマーラーは全部買いですよ。

くんちゃん さん | 大阪 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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