マージョリー・シェイファー

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胡椒 暴虐の世界史

マージョリー・シェイファー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784560084052
ISBN 10 : 456008405X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

人びとはなぜ、血眼になって黒胡椒を求め、命を賭してまで危険な航海に出たのか?血で赤く染まった胡椒の争奪戦を、現地の商人や海賊、宣教師、旅行家らのエピソードで描いた、傑作歴史読みもの。

目次 : 第1章 コショウ属/ 第2章 スパイスの王/ 第3章 スパイスと魂/ 第4章 黄金の象/ 第5章 イギリスの進出/ 第6章 オランダの脅威/ 第7章 アメリカの胡椒王/ 第8章 無数のアザラシ/ 第9章 胡椒の薬効

【著者紹介】
マージョリー・シェファー : ブラウン大学卒業後、イリノイ大学でM.A.(生物学)を取得。ロイター通信記者、マサチューセッツ工科大学ナイト科学ジャーナリズムフェローを経て、現在、ニューヨーク大学医学部専属サイエンスライター兼編集者。『ニューヨーク・タイムズ』『フィナンシャル・タイムズ』『ポピュラー・サイエンス』誌などに寄稿している

栗原泉 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kinkin さん

    中世ヨーロッパの大航海時代とその背景となった胡椒をはじめとする香辛料。イギリス、ポルトガル、オランダ他西洋の国と胡椒原産国での争奪戦や現地民に対する暴虐の歴史が綴られている。胡椒と言っても今の時代あって当たり前のものでも当時は大金で取引されていたことを知る。と共に胡椒の原産国では様々な動物を絶滅に追いやったことも事実。この本を読む前に当時の時代背景や東インド会社、アジアの歴史などをすこしでも予習しておくとより楽しめる本だと思った。(私も予習不足でした)図書館本

  • 川越読書旅団 さん

    16世紀を前後してポルトガルとスペインを中心に敢行された、アジア諸国へ向かう度重なる航海の数々、いわゆる大航海時代。幼少期、偉人伝「コロンブス」を読み、アニメ「小さなバイキング ビッケ」に影響され、大航海時代を非常に眩しく、憧れに捉えていた記憶がある。しかしながら実情はキリスト教の布教と胡椒(香辛料)の売買。実に明瞭な動機と行動。結果、航海技術も高まり、全世界的な人種の交流へと繋がる。米国ゴールドラッシュ時の、西海岸諸都市におけるインフラの整備と人口増加に伴う文化の発展と同類の現象。実に興味深かし!!

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    今、台所で当たり前のように見られる胡椒の黒は何の色?それは、長年に渡って流され、乾き、こびり付いた血の色。その血には航海中などに命を落とした者や奴隷、植民地で酷使された労働者だけでなく、絶滅したドードーや絶滅に貧したゾウガメなどの動植物も含まれている。大航海時代、その希少性から金銀財宝よりも価値があるとされたがためにオランダ、ポルトガル、英国などの諸国が海路を開き、利権争いに投じ、植民地支配のきっかけをも作った胡椒。世界史ではさらっと流されていることに多くの血が流れたということが悍ましい。

  • R さん

    世界史の中で胡椒が果たした役割を語った本でした。オランダ、イギリスが東インド会社を立ち上げてまで貿易を行った背景に胡椒に対するとてつもない欲望があったというお話で、西欧の帝国主義、植民地主義がどう醸成されていったかが克明に記されていて、衝撃だったのは胡椒を手に入れた、その後にアジアの海域を征服するため、西欧人たちが行った暴虐の数々についてで、実際は胡椒を手に入れるところからして、悪漢といえばいいか、悪辣非道の輩が跋扈していたというのに考えさせられてしまった。近代西欧を学ぶ本でした。

  • DEE さん

    劣悪な環境、蔓延する病、それを乗り越えて胡椒を求めてインド洋を渡ったヨーロッパ人。 まずはポルトガル、その後スペイン、そして対立しながらイギリスとオランダが利権を独占すべきしのぎを削る。 タイトルにもあるように、胡椒の歴史は虐殺や略奪にまみれている。 熱帯でしか栽培できないという希少性がその価値を高めたわけだけど、その頃から200年もしないうちにスーパーで100円ちょっとで買えるなんて夢にも思わなかっただろうな。

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