マージェリー・シャープ

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ミス・ビアンカ くらやみ城の冒険 岩波少年文庫

マージェリー・シャープ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784001142334
ISBN 10 : 4001142333
フォーマット
出版社
発行年月
2016年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;18

内容詳細

ミス・ビアンカは優雅で美しい白ねずみ。「囚人友の会」の任務をうけ、家ねずみのバーナードと船乗りねずみのニルスとともに、とらわれの詩人を助けるために、地の果てのくらやみ城へ向かいます。小さな勇士たちの波乱にみちた大冒険。小学4・5年以上。

【著者紹介】
マージェリー・シャープ : 1905‐1991。イギリスのソールズベリーに生まれ、子ども時代の数年間をマルタ島で過ごす。ロンドン大学卒業。作家を志し、21歳のときに「パンチ」誌に作品が掲載される。1930年『しゃくなげのパイ』で作家デビュー後、大人向けの小説や児童文学など数多くの作品を執筆した

渡辺茂男 : 1928‐2006。静岡市生まれ。慶應義塾大学卒業。米国ウェスタン・リザーブ大学大学院修了後、ニューヨーク公共図書館に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 佐島楓 さん

    幼いころ胸躍らせた本。復刊されたと知り入手。ねずみの貴婦人ミス・ビアンカと、そのナイト的存在バーナード。サイズが小さいゆえの苦労をしながら、くらやみ城に潜入し囚人を助け出す。この囚人はどうも政治犯で、罪を着せられて投獄されたのだろうななどと年を取って読むといろいろ想像できて面白かった。三巻のみ復刊とおっしゃらず、是非全巻蘇らせてください!

  • たつや さん

    イギリス版、ガンバの大冒険という印象。挿し絵も素晴らしく可愛いですし、ファンタジー、メルヘン童話の融合作品という印象。あと2冊シリーズがあるようなので、気になってます。

  • みつばちい さん

    子どもの頃読んだのだけど、すっかり内容忘れていました。ミス・ビアンカと船乗りネズミニルス、おくゆかしくも勇敢なバーナードが囚われたノルウェーの詩人をくらやみ城に救出に行く。ミス・ビアンカのお嬢さん然とした気品と勇敢さがたまらない!くらやみ城の獰猛猫マメルークとの対峙の仕方が愉快で素敵。2匹の雄ネズミに「あなたたちは、力があって敏しょうです。わたくしには、女性的な魅力があるだけよ。ですから、わたくが、それを利用するのをおゆるしになってね」という発言が可愛くて、かっこよかった。訳者の後書きもよいなぁ。

  • mntmt さん

    冒険物語は、たまに、脳が欲します。これは、小さなねずみたちの冒険。ミス・ビアンカの貴婦人ぶりが良かった。

  • マッピー さん

    ねずみの団体「囚人友の会」が、牢獄「くらやみ城」に囚われた詩人を救出するために、ねずみを派遣します。世間知らずのミス・ビアンカ、船乗りねずみのニルス、家ねずみのバーナードは、互いを補い合って任務を遂行します。もちろんミス・ビアンカも、いい味出してます。そこここに、都合のいい偶然が転がっているのはご愛敬。挿絵のガース・ウィリアムズの絵がまた、素晴らしい。過剰な擬人化はしていないのに、ちゃんとミス・ビアンカとニルスとバーナードが描き分けられています。挿絵を見ているだけで、和むなあ。

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