マージェリー・アリンガム

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ホワイトコテージの殺人 創元推理文庫

マージェリー・アリンガム

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488210076
ISBN 10 : 4488210074
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;15

内容詳細

1920年代初頭の秋の夕方。ケント州の小さな村をドライブしていたジェリーは、美しい娘に出会った。彼女は住居の“白亜荘”まで送ったとき、メイドが駆け寄ってくる。「殺人よ!」ジェリーは、スコットランドヤードの敏腕警部である父親のW・Tと捜査をするが…。英国本格の巨匠の初長編ミステリにして、本邦初訳作、ユーモア・推理・結末の意外性―そのすべてが第一級!

【著者紹介】
マージェリー・アリンガム : 1904年イギリス生まれ。冒険小説で作家デビューしたのち、ミステリー第一作の『ホワイトコテージの殺人』を1928年に刊行。アガサ・クリスティらと並び英国四大女流作家と称された。また短編の名手としても知られる。1966年没

猪俣美江子 : 慶應義塾大学文学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 紅はこべ さん

    真相を知って、クイーンやクリスティの某作を連想した人もいるだろう。しかもクイーンより先なんだよね。犯人像も被害者像も特異。女性に振り回された事件。

  • 夜間飛行 さん

    チャロナー警部はとても慎重に人の話を聴く。感情を刺激しすぎず、表情は共感的に…だが時には絶対に嘘を許さぬ鋭い目つきで。聴き方が巧くて相手の生きた反応を引き出す探偵(ポワロや金田一やコロンボ)の登場するミステリは会話を追うだけで愉しい。さて本作は、銃声直後に血の流れ出すドアの前に人が集まるという明快さだが、この単純なシーンを人々の証言により再構成していくと図らずも不穏な人間関係が浮かび上がってくる。関係者みなが自分に不利なことを平気でいう…つまり誰も嘘をついていなそうなこの事件、たった一言で全てが解明する。

  • けろりん さん

    【第126回海外作品読書会】アガサ・クリスティらと並び英国四大女流作家と称されるマージェリー・アリンガムの初長編ミステリー。舞台は1920年代のケント州。ロンドンにほど近い風光明媚な地を自慢の車でドライブ中の青年、ジェリーは足を痛めた美しい娘をその住まい〈ホワイトコテージ〉へと送り届けた事から、殺人事件に遭遇し…。古き良き時代の謎解き。「人情」やコネが幅を利かせる捜査。被害者の異常な性格と言動、ホワイトコテージの住人達が抱える秘密。そしてロマンスもひとしずく…。この時代設定ならではの味わいが詰まった作品。

  • buchipanda3 さん

    良質な英国ミステリを楽しめた。著者はクリスティと同時代の女流ミステリ作家。最後まで謎解きの醍醐味を味わえたし、ユーモラスな作風が親しみやすかった。探偵役はW.T.という主任警部で英国らしく紳士的でロジカルに事を進める。ワトソン役の息子は容疑者の女性に惚れてしまって少々ややこしいことに。でもそこも本作の魅力の一つ。ホワイトコテージで起きた殺人事件は単純そうに見えたが、関係者が秘密を抱えているようで一筋縄ではなかった。最後に意外な真相(念頭にはあった)となるが、探偵ではない警部があの行動をとったのも意外かも。

  • 本木英朗 さん

    1920年代初頭の秋の夕方。ケント州の小さな村をドライブしていたジェリーは、美しい娘に出会った。彼女を住居の〈白亜荘〉まで送った時、メイドが駆け寄ってくる。「殺人よ!」ジェリーは、スコットランドヤードの敏腕警部である父親のW・Tと捜査をするが……という話から始まる。なるほど、そう来たか。ぜんぜん分からなかったよ、俺は。さすがマージェリー・アリンガムである。これはよかったねえ。満足でした。

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