ジャパンプログレ！という希少価値を引いても、とんでもなく素晴らしいプログレアルバムです。個人的にはVol 1よりこちらの方が曲々に起伏があって聴きやすいですね。 「Mandragora」がイチオシですが、78年のシンセ多重録音コンテストで入賞、当時にして大御所の富田勲にも絶賛されたという「いりよう蜂の誘惑」もオススメです。平沢氏の後のスタイルを暗示する曲でしょう。

ＮＨＫのプログレ特集で聴いた曲が、キング・クリムゾンのようだったので早速購入。たしかに後期クリムゾン的と言うかイタリアのへヴィ・ロックっぽいが、デモとは言え全部が同じ曲調で、１枚を通して聴くのが辛い！メロトロン含有度は高いが、もう少し工夫が必要かな。その意味でも、やっぱりキング・クリムゾンは偉大であると感じさせる。

あまりに早すぎたジャパニーズ・シンフォニック・ハード・プログレ・バンド。当時革新的過ぎたサウンドゆえ、未発表となった作品。KING CRIMSON,HELDON,美狂乱の好きな人は必聴。「飾り窓の出来事」1曲だけでも買う価値あり。

'97年発表｡P-MODELの前身､ﾏﾝﾄﾞﾚｲｸは70年代初頭に結成｡後年ﾃﾞﾓ&ﾗｲｳﾞ集が発掘｡録音はあくまでﾗｲｳﾞ記録の音源と4ﾄﾗｯｸのﾘﾊｰｻﾙ･ﾃｲｸのため､音はよくないが､ここで聴ける緻密な構成力には圧倒される｡後の｢偉大なる頭脳｣のﾌﾚｰｽﾞなども聴ける｡

平沢世界（特に最近の）のフレーバーを仄かに感じる一枚。私としてはvol.1も是非手にいれて聴きたいところ平沢のディープなリスナーは是非購入を!!