ビッグデータという独裁者 「便利」とひきかえに「自由」を奪う

マルク デュガン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480864499
ISBN 10 : 4480864490
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
224p;19

内容詳細

すでに現実はオーウェルの小説『1984年』を超えた。私たちは常に監視され、あらゆる情報を利用される。彼らが望むのは私たちのすべてを把握し、コントロールし、24時間を消費に結びつけることだ。自立した個人は純粋な消費者へと変貌し、自由も尊厳も国家も不要となる。フランスのベストセラー、待望の上陸!

目次 : これは人類史上の大革命だ/ テロリズムとビッグデータ/ ビッグデータが夢見る世界/ プラトンの予言/ ある契約―ビッグデータの誕生/ ジョージ・オーウェルの『一九八四年』/ モノのインターネット/ 王者たちの夕食会/ グーグルに殺される/ 〇と一の呪い/ 未来は方程式である/ 時間の支配者たち/ 完全失業時代の到来/ ネットで買い物をし、覗き見して、遊ぶ/ ウィズダム2.0/ 自分を取り戻す道/ すべてがウェブの捕虜になる

【著者紹介】
マルク・デュガン : 小説家、ジャーナリスト、映像作家、シナリオ作家。1998年に発表した小説『士官の部屋』(本邦未訳)は文学賞を多数受賞しベストセラーとなった。ロシア原子力潜水艦クルスク号爆発事故やマレーシア航空MH370便墜落事故の大規模調査でも知られる

クリストフ・ラベ : 『ル・ポワン』誌のジャーナリスト。防衛、警察、情報機関の取材が専門

鳥取絹子 : 翻訳家。ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Piichan さん

    民主主義を守るためには違法行為ができる余地を残す必要があるという言葉が印象的でした。インターネットの管理統制に市民が対抗するには既存メディアの改革や公立図書館のサービス向上を求めていくべきでしょう。

  • izw さん

    アメリカのビッグデータ巨大企業AGFAを目の敵にする論説。ビッグデータ企業が望むのは、ストレスも暴力もない世界、明日への不安も拒否する世界だが、それが、少数エリートの際限ない欲望、貪欲に誘発されている、という。どうもフランス人にこのような考え方をする人が多いと感じるのは、手にするフランス語からの翻訳がたまたまこのような論調の本なのか、このような論調の本が好んで翻訳されているのか、それとも、本当にフランス人はこのような考え方をする人が多数派なのだろうか。

  • スプリント さん

    便利と引換えに自由を失うことのデメリットを消費者に気が付かせないか、それを上回るメリットを与えることができるかが新しいビジネスモデルを成功させる重要なポイントだと思います。

  • しゃんしゃん さん

    世界中の人間が誕生から死まで丸裸にされている。携帯電話、パソコンを中心にネットで繋がる環境からビッグデータは集積され家族関係、資産はもとより宗教、政治信条、恋愛環境、セックスの習慣まで全て把握されている。フランス人ジャーナリストのベストセラー本。世界はMicrosoft、Google、Apple、amazon、Facebookというアメリカ企業の手中にある。これら5社のCEOを中心とする大富豪6人で世界人口の半分の富を所有しているという驚愕の事実。自由も尊厳も国家も不要な未来?人間ありきの未来でありたい。

  • Humbaba さん

    多くのデータが有れば、できることは広がる。ただし、それを活用する相手が必ずしも善人とは限らない。組織が最も重視するのは自分たちの繁栄である以上、全面的に情報を預けてしまうのは危険な面がある。利便性ばかり追い求めてしまえば、その分危険も大きくなってしまう。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

ビジネス・経済 に関連する商品情報

おすすめの商品