ソドム百二十日 河出文庫

マルキ・ド・サド

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309460819
ISBN 10 : 430946081X
フォーマット
出版社
発行年月
1991年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
15cm,312p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • YM さん

    サド2冊目。いやあ、よくもまあこれだけ性欲について考えたもんだ。誰と誰が何して、何人がどうなったかなんて細かいことはどうでもいいんだな。金と権力を手に入れ、モラルが崩壊し、欲望剥き出しになると、どんなことになっちゃうのか。彼らの好奇心はすごい。何かの真髄は見える気がする。しかし、未完の本書は肝心の大宴会が始まろうとするところで終る。ここまででお腹いっぱい、もう十分です…。んー、でも苦い顔をしながらも、その先をのぞいてみたくなる。これも好奇心か。

  • ehirano1 さん

    あばばばば、遂に読んでしまった「変態性欲心理の資料」。人間の深層にはこのような性の異常が潜んでいるのか・・・。

  • たーぼー さん

    澁澤が完訳に踏み切らなかった理由はラストの御断りにおいても釈然としないが(他の資料には言及があるかも?)多分に彼の中では序章と第一部で悪徳淫蕩世界の味わいは大勢を決したものであり、書き続けることにより食傷過多に陥ることを懸念したのではないか?それは『ゾロエと二人の侍女』における『文学的にはさして価値あるものと思えぬ』との言葉と類似の意味を持つように思う。それでもルイ十四世の治世の下、ブランジ公爵ら金と権力に物を言わせた魑魅魍魎どもの異常性は澁澤の筆により益々の絢爛を放ち、読む者としては奇妙な快楽を催すのだ

  • アメマ さん

    いやはや、この感想をどう書けばいいか迷ってる次第であります。端的に言えばルイ十四世時代に汚職や残虐行為で私財を築き上げた公爵とその悪友達が山奥の城で四ヶ月間変態乱癡気行為にふけるという話。金と権力があれば何でもありなのか!ずん飯尾のネタの様に『日曜の昼間からゴロゴローゴロゴロー、あーあ、俺も公爵だったらなぁ』とのたうち回る。エログロスカが一杯詰まったこの話、何やら序章的な所で終わっているが完訳版まで見るのはしんどい。お腹一杯、汚物一杯。イギリス型の玉門をググったのはここだけの話。☆2.5

  • 魚京童! さん

    「おれたちの快楽の単なる玩弄物となり果てた、虫けら同然の者どもよ、いまこそ甘い希望を棄て去って、よく聞くがよい。(中略)おまえたちが行使すべき唯一の美徳は、服従のみだということを忠告しておこう。それのみが、おまえたちの置かれている現在の状態にふさわしいのだ。(中略)おれたちの欲望こそ、おまえたちにとって唯一の掟でなければならない。(中略)おまえたちはよしんば非常に幸福ではないにしても、まったく不幸ではあるまい。(中略)要するに、この全能なる神は、黙って見ているのであろうか? とりあえず、友だち大事!!!

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マルキ・ド・サド

1740‐1814年。フランスの作家。数々のスキャンダルで生涯の三分の一を獄中で過ごしつつ執筆活動を展開した

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