プラハの旧市街がマヌリに与えた音楽
フランスの現代作曲家フィリップ・マヌリのピアノ・ソナタ第1番は、2002年の作。彼は2001年の10月にチェコのプラハを訪れ、夕暮れに旧市街を歩いていると、急に忘我の状態となり、頭に音楽が鳴り響きました。それはリストのピアノ・ソナタの一節と思いきや、マヌリの妄想は次々と展開され、プラハの街から生まれた新作として産声をあげました。
全体は19の短いエピソードから成り、最後はフーガとなります。エッセールに捧げられ、彼により世界初演されました。都市と音楽のコラボ、ひとつのスタイルの誕生と申せましょう。(キングインターナショナル)
【収録情報】
● マヌリ:ピアノ・ソナタ第1番『都市』
ジャン=フランソワ・エッセール(ピアノ)
録音時期:2003年12月21,22日
録音場所:マルセイユ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND