マニャール(1865-1914)
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マニャール(1865-1914) プロフィール

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マーラーと同世代のフランスの作曲家、アルベリク・マニャール[1865-1914]は、第1次大戦のさなか、自宅に進入してきたドイツ兵たちに発砲して二人を射殺した結果、ドイツ兵の反撃にあい、家に火を放たれて焼き殺されてしまった悲運の作曲家。
 マニャールはマスネやフランク、ダンディなどに師事していますが、交響曲における後期ロマン主義的作風とコラールの使用などにより、「フランスのブルックナー」などと呼ばれることもあります。実際にはブルックナーよりもフランクに近いスタイルといえ、また、若い頃は当時のフランスで流行していたワーグナーの音楽に夢中になったこともあってか、自作のオペラにもワーグナーのライトモーティーフを思わせる手法が採用されています。
 自身が30代で難聴になってしまったという事情もあり、ベートーヴェンを深く尊敬していたというマニャールの作風には、たぶんにドイツ=オーストリア系作曲家の影響が見受けられますが、室内楽作品などで顕著なように、ベースとなっているのはあくまでも当時のフランスの作曲家ならではの明晰なスタイルといえるのではないでしょうか。
 1980年代から90年代にかけて、小規模ながらもマニャール・ルネッサンスのようなものがあり、交響曲や室内楽作品だけでなくオペラの録音などもおこなわれていましたが、現在は下火になってしまったようで残念です。しかし交響曲などを聴くと、色彩豊かなオーケストレーションの美しさや、師フランクゆずりの重厚な循環形式とコラールの魅力に思わず引き込まれてしまいます。
 ロマン派や近代作品が好きな方なら一度は聴いておきたい作曲家です。

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