マイケル・s・ガザニガ

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人間とはなにか 下 脳が明かす「人間らしさ」の起源 ちくま学芸文庫

マイケル・s・ガザニガ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480098528
ISBN 10 : 4480098526
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
368p;15

内容詳細

私たち人間の本質とその起源について、現代科学はどこまで明らかにすることができたのか。脳神経科学のみならず、遺伝学、実験心理学、動物行動学など幅広い学問領域の最先端の研究成果を武器に、その根源に迫るスリリングな試み。下巻では、芸術の誕生や意識の発生について検討し、人間と動物の本質的な相違について総括する。さらに、サイボーグ化、人工知能や遺伝子操作といった人類の未来についても、認知神経科学者ならではの鋭い洞察が展開される。スティーブン・ピンカー、V.S.ラマチャンドランらが激賞した、脳科学研究のトップランナー、ガザニガの集大成とも言うべき圧巻の大著。

目次 : 第3部 人間であることの栄光(芸術の本能/ 誰もが二元論者のように振る舞う/ 意識はどのように生まれるか?)/ 第4部 現在の制約を超えて(肉体など必要か?)

【著者紹介】
マイケル・S・ガザニガ : 1939年生まれ。カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授(心理学)。同大学「SAGE心の研究センター」所長。カリフォルニア工科大学でロジャー・スペリーの指導を受け、心理生物学のPh.D.を取得。分離脳や右脳/左脳の研究で知られる認知神経科学の世界的権威

柴田裕之撮影 : 翻訳家。早稲田大学、Earlham College(米国)卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Toshi53162606 さん

    下巻では、人間と動物との違いを、芸術と意識という2つのトピックでさらに深掘りしていく。 そして最終章では、遺伝子工学やサイボーグ工学の発展から、これからの人間の未来予測をしている。 音楽や言語の基盤となっているものは他の動物も持っているが、人間だけが音楽や言語の「文法」と呼ばれるものを持っている。 人間の生み出す音楽や言語は、幾つかの要素をある規則に沿って組み合わせれば、無限に意味のある旋律や文章を生み出すことができる。そんなことができるのは人間だけだ。

  • izw さん

    図書館で借りていたが、下巻を半分くらいまで読んだところで予約があって返さないといけなくなったこともあり、上下揃って購入することにした。人間の「心」「意識」の問題を総合的に解説している著作だが、人間の心は動物と何が違うか、芸術の創造がなぜできるか、なぜ好奇心をもつか、意識はどのように生まれるか、肉体は必要か、など様々な観点から記述してている。再度じっくり読み返したいと思うが、他に読みたい本、読まないといけない本があるので、いつになったらそれが実現できるだろうか。

  • roughfractus02 さん

    創発は階層的に起こる。著者は本書前半で共感によって道徳を作るミラーニューロンなどの諸部分について触れ、後半の本巻で、情報並列処理装置の脳が左脳の「解釈装置」によって因果的にエピソード化し、創発を階層化して意識の統一を作り出す、という脳の全体的な機能について述べる。その間、右脳の観察的機能と美的感覚や創造性についての言及は、脳におけるM・ポランニーの論理と直観の関係を考えさせる。終盤、脳の並列処理が二元論的である点から心身二元論に言及する著者は、ロボットの人間化を疑問視し、人間のサイボーグ化に警告を発する。

  • gender さん

    下巻だけ、職場に置いてあって暇だったので読了。生物学的な視点から「人間ってなんなんだろう」っていう根源的な問いかけに答えていく本。上巻もちゃんと読んでいればタメになる内容なんだろうと思いますが。残念な読み方。

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