マイケル・ギルモア

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心臓を貫かれて 上 文春文庫

マイケル・ギルモア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167309909
ISBN 10 : 4167309904
フォーマット
出版社
発行年月
1999年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
16cm,405p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    本書は全米批評家協会賞(伝記部門)を受賞。伝記全体としての主人公は次兄のゲイリーだと思われるが、それは同時に家族としての伝記でもある。作者は4人兄弟の末弟マイケル。彼だけは、この相当に変った家族の、いわば「疾風怒涛時代」の後に生まれており、その意味では兄弟の中でも仲間はずれであり、したがってまた客観的に語ることができるのである。しかし、調査を進めていくに従って父もまた得体の知れない犯罪者であり、母もまたそれに荷担していったことが明らかになってゆく。この書はマイケルによる自らの家族の徹底した解剖図なのだ。

  • ムッネニーク さん

    40冊目『心臓を貫かれて 上』(マイケル・ギルモア 著、村上春樹 訳、1999年10月、文藝春秋) 1976年に死刑判決を受けた殺人犯ゲイリー・ギルモア。 死刑になることを望み殺人を犯したゲイリーの存在は、当時のアメリカで死刑の正当性についての大きな議論を巻き起こしたらしい。 本書は彼の実弟マイケルが、なぜ兄が凶行に走ってしまったのかを探るべく、一族の歴史を紐解いていくというノンフィクション小説。 白日の下に晒されるギルモア家の歴史は凄惨の一言。 「おまえたちは俺の最後の殺人を幇助しくれるわけだ」

  • やいっち さん

    東京在住の十数年前、近所の書店で発見。根っからの犯罪者。死刑に処されない限り犯行は止まることはない……。アメリカが生んだ悪なのか。殺伐過ぎて読むよう薦める気は毛頭ない。気持ちが荒むだけ。こうした現実から目を背けてたほうが、安閑としてられる……。余談だが、当時は村上春樹訳だとはほとんど認識してなかった。今にしてびっくりしてる。頓珍漢だなー。

  • 優希 さん

    闇の家族のクロニクルを見ているようでした。殺人を犯した兄をとことん突き詰めながら、家族の暗い秘密や崩壊していく希望をも描いている。これは破滅へと堕ちていく家族の物語でもあるのですね。殺人は人を殺したのみならず、精神をも殺していたという事実だと思われるので。ノンフィクションならではの怖さが襲いかかってきました。下巻も読みます。

  • 優希 さん

    再読です。家族の闇の歴史を見せつけられたようでした。殺人を起こした兄とことん突き詰めながら砕かれた暗い闇と希望のクロニクルとも言えますね。精神の殺人から始ま利、一体どこへ行き着くのか。下巻も読みます。

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