ポール・r・クルーグマン

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自己組織化の経済学 経済秩序はいかに創発するか ちくま学芸文庫

ポール・r・クルーグマン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480092564
ISBN 10 : 4480092560
フォーマット
出版社
発行年月
2009年11月
日本
追加情報
:
15cm,236p

商品説明

複雑かつ自己組織化している経済というシステムに、複雑系の概念を応用すると何が見えるのか。不況発生の謎は解ける? 経済学に新地平を開く意欲作。

<ポール・クルーグマン>1953年生まれ。マサチューセッツ工科大学(MIT)でPh.D.を取得。イェール大学、MIT、スタンフォード大学などで教鞭をとる。現在プリンストン大学教授。82?83年、大統領経済諮問委員会委員。IMF、世銀、EC委員会のエコノミストも務める。91年、40歳以下の最も優れた経済学者に贈られるジョン・ベーツ・クラーク賞を受賞、2008年、ノーベル経済学賞を受賞した。著書多数。

内容詳細

時として、世界経済は深刻な不況に陥る。その原因は、戦争などはっきりしていることもあるが、わからないことが多い。つまり、伝統的な国際経済学の枠組みでは、世界的な不況の原因を説明できないのである。そこで教授は考えた。複雑化し自己組織化している経済というシステムに、複雑系の概念を応用できないか―。「不安定から生じる秩序」と「ランダムな成長から生じる秩序」の原理から、不況の原因や景気循環のメカニズム、また企業の立地の変遷の仕組みや、都市がどのように形成され発展するかなどを、鮮やかかつスリリングに読み解いていく、異色の講座。経済学に新たな地平を開いた意欲作。

目次 : 第1部 胚、地震、そして経済学(空間における自己組織化/ 景観複雑性/ 都市のミステリ/ 自己組織化の原理/ これまでのまとめ)/ 第2部 時間と空間における自己組織化(自己組織化のダイナミクス/ 時間における自己組織化/ 空間における自己組織化/ 結論/ 補論―中心地の進化)

【著者紹介】
ポールクルーグマン : 1953年生まれ。マサチューセッツ工科大学(MIT)でPh.D.を取得。イェール大学、MIT、スタンフォード大学などで教鞭をとる。現在プリンストン大学教授。82〜83年、大統領経済諮問委員会委員。IMF、世銀、EC委員会のエコノミストも務める。91年、40歳以下の最も優れた経済学者に贈られるジョン・ベーツ・クラーク賞を受賞、2008年、ノーベル経済学賞を受賞した。著書多数

北村行伸 : 1956年生まれ。現在、一橋大学教授。D.Phil.

妹尾美起 : 1964年生まれ。現在、フリー翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 魚京童! さん

    ランダムでも人間が介在することでフィクストされる。今みたいな時代にどうフィクストするかが次世代の覇権を握ると思う。覇権をこの手に!

  • Francis さん

    積読していた本。クルーグマン教授が都市経済学、空間経済学に取り組んだ本。実を言うと、この本を読む直前、「経済セミナー」でクルーグマン教授と空間経済学のことで共同研究した藤田教授の話を読んでいたので、割と良く理解できた。複雑系が以前話題になった時に、何だか胡散臭く感じていたのだが、それは完全に間違いであり、とても面白い研究であると感じた。経済学はやはり面白い!

  • センケイ (線形) さん

    都市を知りたいと燃やしていた情熱を思い出す、楽しい読書体験になった。衛星都市がだらりと続くのではなく、いくつかの駅前に限られて集まっているのも、なるほどチューリングパターンで仮説の1つを示せるのか、という。少し評判でうかがっていたように、確かに使う道具立てとしてはすでによく知られているものが多い。しかしそれが現実の都市や金融のありさまに使われていることにもやはり新鮮な驚きがある。物理の自分としては、補論の物価指数の定義は他の本で補う必要があるだろう。しかしそれだけ、しっかり経済学に立脚しているのを感じる。

  • yotuba さん

    都市経済または空間経済における自己組織化と創発について解説している本である。U部構成で第T部では自己組織化などの概念について平易に解説されている。第U部ではポール・クルーグマンによる自己組織化などについてのモデルの解説をされているが、経済学と数学の知識がないと理解ができないと思われる。訳者あとがきがかなりまとまっているため、こちらを読むこともお勧めする。

  • ぽん教授(非実在系) さん

    都市の規模と企業の規模、都市の人種棲み分け、などの現象がランダムとカオスの組み合わせで合理的には予期できない形になっていくと説明できるという内容。結果自体はべき乗則であり、自己組織化についての説明もシンプルであるが使う数学モデルが動学モデルであるため数式展開のページは難易度が高めである。ここもう少しわかりやすく説明してほしかった。

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