ポール・r・クルーグマン

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格差はつくられた 保守派がアメリカを支配し続けるための呆れた戦略

ポール・r・クルーグマン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152089311
ISBN 10 : 4152089318
フォーマット
出版社
発行年月
2008年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,255p

内容詳細

少数派の代弁者に過ぎない共和党が、平等な中流社会を壊して格差社会を築き上げた驚くべき方法とは。そして、新しい大統領は何をすべきなのか。世界が注目する経済学者が急遽打ち出した、アメリカの病根への処方箋。

【著者紹介】
ポールクルーグマン : 1953年ニューヨーク州生まれ。イェール大学助教授、マサチューセッツ工科大学教授、スタンフォード大学教授を経て、現在プリンストン大学教授。大統領経済諮問委員会の上級エコノミスト、世界銀行やEC委員会の経済コンサルタントを歴任。40歳以下の最も優れた経済学者に贈られるジョン・ベイツ・クラーク賞も受賞し、将来のノーベル賞候補と目されている。ニューヨーク・タイムズに隔週で寄稿しているコラムは辛口で人気が高い

三上義一 : 上智大学卒、筑波大学大学院修了(国際関係論)。米タイム誌、ロイター通信社などに勤務し、世界中を取材。アウン・サン・スー・チーやジョージ・ソロスを日本で初めて本格的に紹介する。1990年から2年間コロンビア大学特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mazda さん

    ハリー・トルーマンの名前が出てきたときには、読むのをやめようかと思いました…。かなり古い時代からの共和党と民主党の支持層の流れなども書いてあり、まあ参考になったかな、と。中間層の平均年収に対するCEOの平均年収が、以前は30倍程度だったのに、今では300倍になっているということで、単純に富が一部のお金持ちに流れて行っている図式がよくわかった。これは、明日の日本の姿そのものです。現政権の政策は、明らかに金持ち優遇に振れているので、今止めないとアメリカと同じ格差社会になってしまいます。

  • Francis さん

    10数年ぶりに再読。2007年に上梓された本。クルーグマン教授はこの翌年ノーベル経済学賞を受賞している。1940年代から1960年代はアメリカ国民の経済格差は縮小し、中間層が増大していたのに、1970年代以降なぜ格差が再び広がり、富裕層が金を溜め込むようになったのかを解明する。教授はそれは公民権運動に反対し、人種偏見を抱く白人層に保守派が浸透し、社会保障や福祉を削減したからであり、そして医療保険改革が進まなかったからであるとする。対策として国民皆保険の導入および富裕層への課税を訴える。

  • jj さん

    08年訳刊。08年ノーベル経済学賞受賞クルーグマン。07著作。大恐慌以降、ニューデール政策を機に、富の再分配を実施。富裕層の所得増税24%を最大90%。法人増税14%を45%。不動産増税は20%を最大77%。富の集中を抑制する一方、富裕層の不満は爆発。富裕層の豊富な政治資金が、政治的に減税、労組制限をもたらす。人種差別を根源とする公民権運動や貧困層への富の再分配政策に圧力を加える。CEO称賛の風潮は、富の一極化を強化した。グローバル化でなく、人種差別と政治的保守派ムーブメントが格差拡大要因という。

  • Uzundk さん

    前の大戦の後の繁栄を謳歌した時代、今より格差は少なく、誰もが今日より明日がさらに良くなることを確信していた時代があった。なのになぜ今貧困に陥る人がこんなにもいるのか。あの時代との違いは何か。ここで語られるのは格差を作るのは政治であり、金持ちが金持ちのために政治をすれば簡単に格差が出来てしまうと言うことだ。特にアメリカにおいては極端なスーパーリッチの存在と全国民に対する医療保険が整備されていない点が特徴的であり、その根幹に人種差別があると著者は指摘する。

  • るしおん さん

    アメリカの格差は、レーガン以降の共和党の政策「保守派ムーブメント」(減税と低福祉)によってもたらされた。一部富裕層のみが利する政策を支えていたのが、白人中流層の根強い人種差別意識。「弱い者がさらに弱い者をたたく」構造こそ、格差を容認する状況を形作っている。 しかし、人口構造や差別意識の変化などから「保守派ムーブメント」は弱まっていくとしている。 「21世紀の資本」では主にデータと過去の歴史的背景から格差について論じているが、特に格差が大きなアメリカにおいての政治的社会的な根本原因についての理解が深まった。

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