七つの人形の恋物語 海外ライブラリー

ポール・ギャリコ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784900456525
ISBN 10 : 4900456527
フォーマット
出版社
発行年月
1997年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
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20cm,182p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • おか さん

    久し振りのポール・ギャリコである。この著書は1950年代に書かれた「多重人格」の問題を扱っている。舞台で照明が当たった人格が 表に出られるという表現は良く使われる。「解離性人格障害」はその一人の人間の「生」と「死」の究極的なせめぎ合いなのだと思う。この著書の場合 多種の人格が 統合ではなく 融合に向かっていく、そこに私は共感を覚える。一人の人間に一つの人格じゃあなくたって良い、いろんな面が有るからこそ 人間って面白いんじゃないかな^_^

  • nekoぽん さん

    学生時代タイトルとちょっと怖い絵が気になり手に取って以来大好きな本。すべてに絶望しセーヌ川に身投げしようとしていた少女ムーシュと七体の人形を操る冷酷な男ミシェルの物語。劇団の座長であるミシェルに酷い仕打ちを受けても個性豊かな人形たちとの劇を通して傷ついたムーシュは癒されていく。ムーシュのことが大好きな優しい人形たちは誰が操ってるのか…ひとって本当に不思議です。色んな面を持って生きているんですね。愛を知らない非道なミシェルと孤独なムーシュのファンタジーのようで実は奥深いお話にラストまで引き付けられました。

  • アニー さん

    河合隼雄さんの『ファンタジーを読む』での紹介を読んで以来、気になっていたポール・ギャリコ作品。1950年代の名作映画「リリー"Lili"」の原作だとか。話の展開は紹介を通して知っていたものの、読んでみるとやはり凄く引き込まれました。「だけど、ぼくらってだれなんだ、ムーシュ?」の台詞が秀逸。 児童文学だと思って読むと驚くくらい淡々と現実を突き付けられる側面、人形達とムーシュのやり取りにほっこりしたり。ただ、よく考えたら皆最後までムーシュ(蝿)のあだ名で読んでるんだなあ笑 お気に入りは狐のレイナルド氏です。

  • じょうこ さん

    2024スタートに選んだ本。大当たりだった。パリを舞台にした貧相な娘が活き活きと輝く、ロマンティックで哀しい物語。相手役は7つの人形、そして3人の男達。本書は多重人格のテーマでも取り上げられることが多く、実際に本書にはその解説もあるけれど、それはそれで置いておいて、小説として面白い。主人公の娘と7つの人形(人格か?)とのやりとり、大衆が集まる芝居小屋の雰囲気など、照明は暗いが私にとってはドリーミーな内容。実はディズニー映画と本質は変わらないのではないかとも思う。原作1954年。私も指人形で真似してみよ。

  • 裕由 さん

    愛と葛藤の物語か。ミュージカルになりそうな作品ですね。多重人格を扱っているとは解説をみて知りました。

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