CD-R 輸入盤

ピアノ協奏曲第3番、第4番 ドライヴァー、ブラビンス&BBCスコティッシュ響

ボーウェン(1884-1961)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CDA67659
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD-R
その他
:
輸入盤

商品説明

ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第46集
ヨーク・ボーウェン(1884−1961)

歴史の陰に隠れながらも、眩い輝きを放ち続けてきたロマン派の知られざるピアノ協奏曲を発掘しているハイペリオンの超人気シリーズ「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ(RPCシリーズ)」。
 19世紀ドイツの音楽家フェルディナント・ヒラーを取り上げた第45集に続く最新作第46集は、「イギリスのラフマニノフ」ことヨーク・ボーウェンのピアノ協奏曲が登場!
 生前や没後の直後はその才能と実力に見合うだけの評価がされていなかったものの、現在では録音を中心として急速に再評価が進むヨーク・ボーウェン。1907年に作曲されたピアノ協奏曲第3番は幻想曲の形式で書かれた単一楽章の作品であり、モデラートで始まり次々と表情を変えアレグロ・コン・フォーコで幕を閉じる作風はボーウェンの最高傑作の1つとして高く評価されています。
 ピアノ協奏曲第4番は、単一楽章の第3番とは対照的に3楽章形式で作曲され、演奏時間の約40分を要する大規模な協奏曲であり、今回が世界初録音となります。またこのピアノ協奏曲第4番には、かの奇才ソラブジをして「イギリス人によってこれまでに書かれたピアノ協奏曲の中で最も優れた作品だ」とまで言わしめたというエピソードが残されています。
 ヨーク・ボーウェンのピアノ協奏曲集でソリストを務めるのは、ハイペリオン&RPCシリーズ初登場となるイギリスの若き天才ダニー・ドライヴァー。2001年のウィグモア・ホールへのデビューを皮切りにキャリアを重ねてきたドライヴァーは、2009年4月にはルイジアナ・フィルとの共演でボーウェンのピアノ協奏曲第3番のアメリカ初演が予定されており、既に「ボーウェンのスペシャリスト」と称されるほどの評価の持ち主。
 RPCシリーズのイギリス音楽に欠かせないブラビンズ&BBCスコティッシュ響のコンビがドライヴァーを熱くサポート。第46集も話題必至です!(東京エムプラス)

ボーウェン:
・ピアノ協奏曲第3番ト短調Op.23(幻想曲)
・ピアノ協奏曲第4番イ短調Op.88(世界初録音)
 ダニー・ドライヴァー(ピアノ)
 BBCスコティッシュ交響楽団
 マーティン・ブラビンズ(指揮)

収録曲   

クラシック曲目

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  • York Bowen (1884 - 1961)
    Concerto for Piano no 3 in G minor, Op. 23 "Fantasia"
    演奏者 :
    Driver, Danny (Piano)
    指揮者 :
    Brabbins, Martyn
    楽団  :
    BBC Scottish Symphony Orchestra
    • 時代 : 20th Century
    • 形式 : Concerto
    • 作曲/編集場所 : 1907, England
    • 言語 :
    • 時間 : 17:54
    • 録音場所 : , []
  • York Bowen (1884 - 1961)
    Concerto for Piano no 4 in A minor, Op. 88
    演奏者 :

    指揮者 :

    楽団  :

    • 時代 : 20th Century
    • 形式 : Concerto
    • 作曲/編集場所 : 1929, England
    • 言語 :
    • 時間 : 42:51
    • 録音場所 : , []

ユーザーレビュー

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ボーウェンのファンの方から誹りを受ける覚...

投稿日:2013/01/07 (月)

ボーウェンのファンの方から誹りを受ける覚悟で書きます。私にとって、ボーウェンのCDはヴィオラ協奏曲に次いでこれが2枚目ですが、この作曲家の印象を一言で形容するならば、広島県のキャッチコピーでもある「惜しい」という言葉になるでしょうか。ただし、謙遜の意味も込められた広島県の場合とは違って、悪い意味で。同じ師を持ち、年齢も1歳違いのバックスの管弦楽曲と比べると、楽器編成が小さいせいか、オーケストレーションはそれほど重厚ではなく、使われる和声の種類も限定的かと思われます。したがって、「イギリスのラフマニノフ」と称されるほどの美しい旋律を誇るにもかかわらず、特にピアノ協奏曲第4番は、演奏時間が長い割に、変化に乏しく単調な印象を受けました。バックスの場合、これだけ長い曲であれば、もっと多くの“仕掛け”を施したのではないでしょうか。彼の場合、シベリウスやドビュッシーの影響を受け、大好きだったアイルランドが独立を果たすまでの苦闘を目の当たりにしたことなどが、作風を豊かにしたと考えられます。その点ボーウェンは、多作だったものの、生涯を通じて作風がほとんど変わらなかったようで、今ひとつ深みが欠けるきらいがあるのは、他の作曲家に学ぼうとする意欲が乏しかったことや、良くも悪くもあまり大きな不幸を経験しない人生を歩んでしまったことによるのかもしれません。いずれにせよ、ピアノ協奏曲第3番は楽天的でそれなりに面白いですが、第4番は短調で始まるものの暗さや哀愁はさほど強くなく、盛り上がりを期待した箇所で思ったほど盛り上がらないなど、少々中途半端で生ぬるい内容です。この主題を使ってバックスかウォルトンがアレンジを施したら、より魅力的な曲になるのではないかと思いました。録音はかなり良いので、おまけで星4つ。

のろま さん | 東京都 | 不明

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“イギリスのラフマニノフ”とは言い得て妙!第3協奏...

投稿日:2009/06/19 (金)

“イギリスのラフマニノフ”とは言い得て妙!第3協奏曲は特にメロディアスな美しさとそそり立つようなオクターブ・ユニゾンがラフマニノフを思わせる。一方そこにディーリアス風の抒情を加味している辺り、やはりイギリスの作曲家なのだと感じる。曲の佳境で五音音階風のフレーズも登場し、非常に華やかに曲を閉じる。対する第4協奏曲は陰欝な印象である。冒頭はラフマニノフの第2協奏曲の出だしと瓜二つで、しかもそれが終楽章で回帰するという構成を持っている。構成そのものは、メトネルの第1協奏曲にも相通じるものがありそうだ。しかし、第1楽章の途中で、ラフマニノフの《死の島》とそっくりな旋律が出てくることから、やはり“ラフマニノフ風”というイメージは拒めないであろう。録音・演奏ともによく、この無名作曲家の再評価を促す重要なファクターとなりうる一枚として推薦したい。

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