ボスマンス、フィリップ(1936-2022)

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CD

歌劇『ジュリー』全曲 大野和士&モネ劇場室内管弦楽団、エルンマン

ボスマンス、フィリップ(1936-2022)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MCYP4626
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ボスマンス:歌劇「ジュリー」 (全曲・世界初録音)
大野和士 指揮 ブリュッセル王立モネ劇場o.マレーナ・エルンマン(Ms) ゲリー・マギー(Br) ケルスティン・アヴェモ(S)

指揮者・大野和士への独占インタビューを添付!!

2005年3月、モネ劇場でライヴ録音。大野&モネ劇場o.来日公演曲目にも含まれるスリリングな充実作を、豪華メンバーで堪能できる話題必至の最新録音
  2002年の音楽監督就任以来おおいに新境地を開拓してきた大野和士&ベルギー王立モネ劇場――彼らに関する2005年の大きなニュースといえば、9月末から10月にかけて行われる“オーノの祖国”日本へのツアーと、いまベルギーで最も注目されている作曲家のひとりボスマンスの最新オペラ『令嬢ジュリー』の初演だろう。そして3月の初演時にライヴ収録された同作が、このたびCypresから堂々の発売とあいなった。来日へ向けますます注目度が高まりつつある大野和士、現状での最新録音である。
  原作はスウェーデン最大の劇作家のひとりストリントベルィ(大正〜昭和初期の日本でも人気を誇った作家)の代表作のひとつ「令嬢ジュリー」。豪奢な邸宅を舞台に、主人の留守の間にその使用人ジャンが令嬢であるジュリーをかどわかした末に棄て、ジャンの婚約者クリスティンが現場に出くわしてしまい破局の結末へと向かう...という物語だ。登場人物はたった3人の非常にミニマルかつインテンスな同作、引き締まった管弦楽が快い緊張感のなかベルク流の滑らかな音楽を奏で、歌手たちはそれぞれ1語1語端的な台詞を表現力ゆたかに、迫真の歌唱で歌い上げる――2人の女声歌手エルンマンとアヴェモは原作者と同じスウェーデン出身、主役のエルンマンがBISに録音したキャバレー・ソング集での堂々たる歌いぶりをご存知の方なら、ちょっと精神不安定な女性主人公というセッティングをいかに彼女が素晴らしく歌いこなしているか、何となくおわかりいただけるのでは。
  作品の隅々まで鋭敏に抉り出すような大野の素晴らしい指揮ぶりを得て、音楽はワーグナーやR.シュトラウス、ベルクといった錚々たる作曲家たちの傑作と肩を並べるほどの自然さと説得力を獲得している――「近代音楽」的な接しやすさがあるといってもよいだろう。しかも今回の国内仕様リリースにさいし、大野和士氏自身への弊社からの独占インタビューを解説書に掲載。興趣の尽きない作品をより深く堪能できる仕掛けになっている。
  ボスマンスの音楽は、来日公演でも管弦楽作品がマーラーの前プロに組まれている――コンサートへの予習としても、指揮者へのインタビュー含めぜひ押さえておきたい新録音だ。 (マーキュリー)

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