ホルヘ・マンリーケ

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父の死に寄せる詩 岩波文庫

ホルヘ・マンリーケ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003273517
ISBN 10 : 4003273516
フォーマット
出版社
発行年月
2011年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,202,29p

商品説明

この世の生のはかなさと死後の名声等を主題としたホルヘ・マンリーケ(1440頃−1479)の追悼詩『父の死に寄せる詩』。
〈死〉すなわち死神が,年齢・貴賎を問わず,あらゆる人間を〈死の舞踏〉へと誘い出し,この世の無常さを浮彫りにする作者不詳の『死の舞踏』。死という普遍的なテーマを扱った中世スペイン文学の重要作2篇。

内容詳細

この世の生の儚さと死後の名声等を主題としたホルヘ・マンリーケ(1440頃‐1479)の『父の死に寄せる詩』。“死”すなわち死神が、年齢・貴賎を問わず、あらゆる人間を“死の舞踊”へと誘い出し、この世の無常さを浮彫りにする作者不詳の『死の舞踏』。死という普遍的なテーマを扱った中世スペイン文学の重要作2篇を収録。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    本文よりも注、解説など詳述。15世紀頃のスペイン。解説133ページ〜経済危機と社会問題。カタルーニャ商人はジェノヴァ商人やヴェネツィア商人との競争に負けたらしい(134ページ)。同業者で敗北すると悲惨な結果を招く。スペイン文学史にも人生の儚さや無常がモチーフになっていたのは知らなかった(170ページ)。184-85ページの解説も非常に現代日本人の堕落した人には特効薬な内容。音読してみたがいいことが結構書いてあった。9ページのは鴨長明や吉田兼好を彷彿。構成としては、「死」が何回もサンドイッチされている構造。

  • ラウリスタ〜 さん

    やっぱり、詩は翻訳に価値なし。もう、そう断言すべきかも。ただ、訳自体はいい。気取らず、気品を失わないいい訳。古フランス語の訳に四苦八苦する身からすればとても参考になるし、目標にもおける。巻末に原文が載っているのでそれをゆっくり読んでいこうかと思う。後半はスペイン史の概説。人名の羅列に終わってしまった感は否めない。読んで面白い本では絶対にない。ただ、スペイン語原文がついているという点が救いになる。

  • きゅー さん

    ホルヘ・マンリーケ『父の死に寄せる詩』、作者不詳『死の舞踏』を収録。 ともに現世の無常さが強調され、天国での栄光を求めて生きるよう強く示唆されている。楽しみと言うよりは歴史的資料として読んだ一冊。「おお人間よ、なぜ一瞬のうちに過ぎ去る/短い人生にそれほどまでに拘泥するのか?」この問いは当時と今では違った受け取り方をされるべきかもしれない。短い人生だからこそ、私たちはこの生に拘泥しているのだと。短い人生だからこそ、せめて何ものかを遺してこの世を去りたいのだと。

  • 絢辻 さん

     仮に財産をかかえて墓場まで行き着いたとしてみよう。だが騙されてはならぬ、駆け足の人生はまるで夢のよう、人が羽を伸ばせる現世の愉楽とは仮のもの。かたや欲の代償たる来世の苦しみは永久のもの。(p.18) 絵画などでよく知られている「死の舞踏」と共に掲載。死は万人に平等である、という事を幾度となく吟い、人生そのものを深く捉えるその姿勢ばFaust゙に通ずる所がある。そして原文も付属されていて、詩の美しさを堪能する事ができる。ただひとつ残念な点は、原文がスペイン語な事。私、スペイン語は読めません。(笑)

  • のほほんなかえるさん さん

    「死」に対する、大局的な2つの詩編。「死」も背景に据える状況で、こんなにも捉え方が違うものか。死のダンスパーティーにはまだ招待されたくない気分。(備考:「死の舞踏」には、最近のテキスト化しつつある戯曲に近しい印象を覚えた。当時はペストが、今の日本では地震に原発だろうか…。最近友人とF/T12の傾向についても話していたこともあり、すこし深読みし過ぎだろうが、時代的に繰り返す一つの波のようなものとして、この二つの詩と時代を感じようとしながら読んでいる自分がいた。

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