ホルスト・ブレーデカンプ

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フィレンツェのサッカー カルチョの図像学 叢書・ウニベルシタス

ホルスト・ブレーデカンプ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784588007873
ISBN 10 : 4588007874
フォーマット
出版社
発行年月
2003年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
原研二 ,  
追加情報
:
20cm,159,56p

内容詳細

権力が群衆を必要とする経緯を通して描く、もう一つのサッカー誕生史。ジャック・カロの銅版画、謝肉祭歌、共和国のカルチョ、カルチョの祝祭化を研究対象にした、図像学の方法による謝肉祭論・宮廷文化論・暴力論。

【著者紹介】
ホルスト・ブレーデカンプ : 1947年に生まれる。1982年、ハンブルク市主催のアビ・ヴァールブルク賞を受賞。同年よりハンブルク大学教授、1991年にはプリンストン大学の客員研究員を務めた。1993年以降ベルリン・フンボルト大学教授(芸術史)

原研二 : 1949年、宮崎県に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科修士課程(独文学専攻)修了。名古屋大学講師を経て、現在、東京都立大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あかふく さん

    サッカーのもとであるカルチョを描いたジャック・カロの銅版画から何が読み取れるのかということを書いたもの。書き方が上手く、主題も面白いし、小著としてまとまりもありとてもいい。カルチョが祝祭の形式として発展していくにしたがって、ボールが様々な意味(メディチ家の象徴である玉との重なり、太陽や月との重なり、そして金玉)を持つこと、また競技自体が心身の鍛錬に役立ったり、華麗さを表現したり、心の重荷を振り払ったりということに結びつけられ、最終的に諷刺されていくことを書いていく。

  • EnJoeToh さん

    楽しい。

  • 毒モナカジャンボ さん

    「サッカーは貧者のスポーツ」というイギリス経由の神話を解体する。フィレンツェのサッカー=カルチョの変遷をたどる。共和国から公国への変遷の中で最初からカルチョやる気満々だったメディチ家は次第にカルチョを儀式化し、メディチ家紋章の玉をカルチョのボールに結びつけ、カルチョを巨大なエンターテイメントとして発展させていく。儀式化したカルチョの軟弱さを皮肉る詩が出たり、あまりに熱狂する民衆らを見かねマナーや罰則の整備が行われたりと面白い話がいっぱい。現実と虚構の間を曖昧にするスポーツ。

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ホルスト・ブレーデカンプ

1947年生まれ。1993年以後フンボルト大学芸術史教授、2003年以降ベルリン科学院永年フェロウ。その他プリンストン大学、ゲッティ・センター、ブダペスト・コレギウムのフェロウを歴任。偶像破壊運動の研究を皮切りに、ボマルツォ怪物庭園、ボッティチェッリ、カルチョ、コレクションなどルネサンス研究とともに

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