ペンデレツキ、クシシュトフ(1933-2020)

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CD 輸入盤

交響曲第8番、怒りの日、ダヴィデの詩篇より ヴィト&ワルシャワ国立フィル

ペンデレツキ、クシシュトフ(1933-2020)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8570450
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ペンデレツキ:交響曲第8番、怒りの日

この盤が世界初録音となるペンデレツキ[1933- ]の交響曲第8番です。19世紀から20世紀のドイツの詩人のテキストに基づいた声楽付きの作品(テクストはドイツ語)で、まるでマーラーの時代に先祖返りしたようなこの曲を、ペンデレツキはどのような思いで書いたのでしょうか? 初期の作品『ダヴィデ詩篇より』と名作『怒りの日』との比較も興味深いでしょう。当盤は、2007年3月に事故死したバリトン、ヴォイテック・ドラボヴィチに捧げられています。(ナクソス)

ペンデレツキ:
・交響曲第8番『はかなさの歌』
・怒りの日
・ダヴィデの詩篇より
 ミカエラ・カウネ(ソプラノ)
 アグニエスカ・レーリス(メゾ・ソプラノ)
 ヴォイテック・ドラボヴィチ(バリトン)
 アンナ・ルバンスカ(メゾ・ソプラノ)
 リシャルド・ミンキエヴィチ(テノール)
 ヤロスラフ・ブレク(バス・バリトン)
 ワルシャワ国立フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:ヘンリク・ヴォイナロウスキ)
 ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団
 アントニー・ヴィト(指揮)
 録音:2006年

内容詳細

複数の詩人のテクストに付曲した第8交響曲(標題はヘッセに基づく)。併録の2作品のような50、60年代の前衛性は望むべくもないが、その分あたかも後期ロマン派のような聴き易さ。演奏の精度も高い。なお、当録音は2007年に改訂する前の初版での録音である。(ま)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. PENDERECKI: Symphony No. 8, "Lieder der Verganglichkeit" (Songs of Transience): Nachts - 00:03:45
  • 02. Ende des Herbstes (1. Strophe) - 00:00:55
  • 03. Bei einer Linde - 00:02:47
  • 04. Flieder - 00:02:41
  • 05. Fruhlingsnacht - 00:03:46
  • 06. Ende des Herbstes (2. Strophe) - 00:00:50
  • 07. Sag' ich's euch, geliebte Baume? - 00:04:01
  • 08. Im Nebel - 00:02:56
  • 09. Verganglichkeit - 00:02:03
  • 10. Ende des Herbstes (3. Strophe) - 00:01:55
  • 11. Herbsttag - 00:02:41
  • 12. O gruner Baum des Lebens 00:08:07
  • 13. Dies irae: I. Lamentatio 00:10:39
  • 14. II. Apocalypsis 00:10:33
  • 15. III. Apotheosis 00:04:10
  • 16. Aus den Psalmen Davids: I. Psalm 27 00:03:03
  • 17. II. Psalm 30 00:01:54
  • 18. III. Psalm 43 00:02:11
  • 19. IV. Psalm 143 00:03:48

ユーザーレビュー

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様々な束縛から自由になること自体が目新し...

投稿日:2011/07/26 (火)

様々な束縛から自由になること自体が目新しく、自己主張ともなった幸せな時代が過ぎてしまうと、全く何の束縛もない中でどうやって音楽を紡ぐのかという本質的な問題に直面する時期が訪れる。宗教的インプレッションに頼る、歌詞を導入して言葉が持つ山谷に曲を先導させる、というのはいずれも比較的ありがちな解決手法なので、正直「ペンデレツキお前もか」という気がしないではないのだが、今回の第8交響曲くらいになると、そこすら更に突き抜けた感じである。 怒りの日あたりは言葉に頼りつつもやはり現代音楽なんだぞという主張が旺盛で、冒頭にはトレードマークのトーンクラスターも現れるし、声楽表現の可能性探求にも余念がない。これはこれで変化に富んだ力作だが、現代音楽がどうあればよいのかという悩みを悩むことなどそもそも無意味なんだと言わんばかりの第8交響曲を聴くと、これで思いが伝えられてるならそりゃそれでいいよねえ、と思ってしまう。 大地の歌などが引き合いに出されているが、連作歌曲形式というよりは歌謡交響曲なのであろう。最終曲に向けて、その前の殆どの曲は抑えた表現の中で美しく、もの哀しく、静かにリードの役割を果たしている。作曲技法そのもをひけらかすのではなく、必要と思うだけの表現法で書けばこうなったと言っているようだ。普通に聴いて普通に美しい曲であり、それで十分ということなのだろう。ヴィトはいつもながらの手堅い演奏だし、録音も良好である。

kurokage さん | 千葉県 | 不明

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