ペンデレツキ、クシシュトフ(1933-2020)

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CD 輸入盤

ウトレンニャ、ポーランド・レクィエム、ルカ受難曲、テ・デウム、他 ヴィト&ワルシャワ・フィル(5CD)

ペンデレツキ、クシシュトフ(1933-2020)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8505224
組み枚数
:
5
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

Masterworks of 20th Century
ペンデレツキ:合唱作品集(5CD)
ヴィト&ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団&合唱団


CD1:『ウトレンニャ』 (8572031)
1962年に発表された『スターバト・マーテル』、そして1963年の『ルカ受難曲』に連なるペンデレツキ(1933-)の宗教的合唱作品である『ウトレンニャ』。始めてこの曲を聴いた人は、地の底から響くような合唱に身震いすることでしょう。しかし用いられた詩は、ロシア正教の早朝礼拝の典礼文だというから驚きです。(この曲を朝から聴くのは少々勇気がいることでしょう)
 第1部(名指揮者オーマンディに捧げられた)でキリストの埋葬を描き、第2部ではその復活を描いています。衝撃的な大音量に圧倒される部分も多いのですが根底を貫いているのは静かな神への祈り。聴き終わった時の脱力感がたまりません。

【収録情報】
・ペンデレツキ:ウトレンニャ(朝課)
 第1部:キリストの埋葬
 第2部:キリストの復活
 イヴォナ・ホッサ(ソプラノ)
 アグニエツカ・レーリス(メゾ・ソプラノ)
 ピョートル・クシェヴィチ(テノール)
 ピョートル・ノヴァツキ(バス)
 ゲンナジー・ベズベンコフ(バス)
 ワルシャワ少年合唱団
 ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
 アントニ・ヴィト(指揮)

 録音時期:2008年9月、12月
 録音場所:ワルシャワ、フィルハーモニック・ホール
 録音方式:デジタル(セッション)

CD2-3:『ポーランド・レクィエム』 (8557386-87)
これほどまでに悲痛なレクィエムがあっただろうか・・・
 ナチスによるユダヤ人虐待、ワレサ氏率いるグダニスクのストライキといった、ポーランドの歴史・社会に題材を求めて書かれた『ポーランド・レクィエム』は、全曲の完成までに13年以上を要しました。規模の大きさだけでなく、何より内容の凄まじさで、古今東西のレクィエムの中でも特異な作品なのです。テキストは伝統的なラテン語のレクィエムにより、一部ポーランドの聖歌が加わります。基本的には70年代後半からペンデレツキが採用していたネオ・ロマン主義によりながら、前衛的な手法も取り混ぜています。演奏はオール・ポーランド人キャストにより、合唱団の優秀さは特筆すべきもの。今やペンデレツキをまとめて聴くならナクソスです。
 
【収録情報】
・ペンデレツキ:ポーランド・レクィエム(ラテン・ポーランド語歌詞、英語対訳付き)
 イザベラ・クウォシンスカ(S)
 ヤドヴィガ・ラッペ(A)
 リシャルド・ミンキエヴィッチ(T)
 ピョートル・ノヴァツキ(Bs)
 ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
 アントニ・ヴィト(指揮)

 録音時期:2003年5月〜6月
 録音場所:ワルシャワ、フィルハーモニック・ホール
 録音方式:デジタル(セッション)

CD4:『ルカ受難曲』 (8557149)
オーディオのボリュームに注意してプレイしてください。冒頭の一撃から、突然に現れる長調の和音で全曲を閉じるまで、正に衝撃の連続の音楽が、聴き手の耳に突き刺さります。ペンデレツキの作曲活動としては比較的初期に書かれた『ルカ受難曲』は、まるで受難曲がこのような現代的な語法で作曲されることを待ち望んでいたのではないかと思われるほど、古今東西の作曲家たちが挑んできたキリスト受難の物語を、はちきれんばかりの切迫感をもって痛切に描きます。シュプレヒコール的な手法も多用し、人間の声の表現力を極限まで利用。当演奏では合唱団の優秀さも特筆すべきものです。
 
【収録情報】
・ペンデレツキ:ルカ受難曲(ルカ福音書による主イエス・キリストの受難と死)
 クシシュトフ・コルベルガー(福音史家)
 イザベラ・クウォシンスカ(ソプラノ)
 アダム・クルシェフスキ(バリトン)
 ロムアルト・テサロヴィチ(バス)
 ヤロスラフ・マラノヴィチ(オルガン)
 ワルシャワ少年合唱団
 ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
 アントニ・ヴィト(指揮)

 録音時期:2002年9月
 録音場所:ワルシャワ、フィルハーモニック・ホール
 録音方式:デジタル(セッション)

CD5:『テ・デウム〜合唱作品集』 (8557980)
多くの現代作曲家がそうであるように、ペンデレツキも時代によってその作風が大きく変化しています。1960年代はトーンクラスターの第一人者として前衛的な音を好んで書いていましたが、70年代以降は懐古的な作品も多く見られます。
 この『テ・デウム』は悲痛な叫びと諦念に満ちた美しい響きが交錯し、まるで夢のような世界を鮮やかに目の前に出現させる名曲です。おなじみヴィトの密度の高い演奏で。

【収録情報】
ペンデレツキ:
・テ・デウム(1979-80)
・聖ダニエル讃歌(1997)
・ポリモルフィア(1961)
・ポーランド・レクイエムより『シャコンヌ』(2005)
 イザベラ・クロシンスカ(ソプラノ)
 アグニエツカ・レーリス(メゾ・ソプラノ)
 アダム・ズニコウスキ(テノール)
 ピョートル・ノヴァツキ(バス)
 ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
 アントニ・ヴィト(指揮)

 録音時期:2005年
 録音場所:ワルシャワ、フィルハーモニック・ホール
 録音方式:デジタル(セッション)

収録曲   

クラシック曲目

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  • Krzysztof Penderecki (1933 - )
    Utrenja
    演奏者 :
    Kusiewicz, Piotr (Tenor), Nowacki, Piotr (Bass), Hossa, Iwona (Soprano), Rehlis, Agnieszka (Mezzo Soprano)
    指揮者 :
    Wit, Antoni
    楽団  :
    Warsaw Philharmonic Orchestra
    • 時代 : 20th Century
    • 形式 :
    • 作曲/編集場所 : ,
    • 言語 :
    • 時間 : 72:2
    • 録音場所 : , []
  • Krzysztof Penderecki (1933 - )
    Polish Requiem
    演奏者 :

    指揮者 :

    楽団  :

    • 時代 : 20th Century
    • 形式 : Requiem
    • 作曲/編集場所 : 1980-1984, Poland
    • 言語 :
    • 時間 : 96:37
    • 録音場所 : , []

ユーザーレビュー

総合評価

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投稿日:2016/09/04 (日)

ポーランドの作曲家ペンデレツキのBOX。ネオロマンチシズムを継承しながら、前衛的で、破壊的で、絶望的で、光があり、希望がある。合唱の使い方も極めて効果的。順に聴いてゆくことで、作風の変化もわかる。地元ポーランド出身の指揮者のWitを中心としたポーランドのオーケストラと演奏家たちによるパフォーマンスは素晴らしく、録音も文句のつけようがない。

saitaman さん | 埼玉県 | 不明

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