ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

ベートーヴェン:交響曲第7番(1950)、モーツァルト:交響曲第40番(1948−49) フルトヴェングラー&ウィーン・フィル(平林直哉復刻)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
GS2056
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

Grand Slam フルトヴェングラー・シリーズ第25弾
超稀少SP盤より世界初復刻!
モーツァルト第40番とベートーヴェン第7番!


【制作者より】
フルトヴェングラーが戦後にHMVへSP録音(78回転)したものは、本国イギリス以外ではオランダ、オーストリアなどのごく一部の国でしかプレスされていません。ところが、このたびその存在さえ知られていなかった2曲のドイツ・エレクトローラ盤SPを入手、世界で初めて復刻します。このドイツ・エレクトローラ盤はイギリスHMV盤のような高域のノイズはなく、復刻には適した素材です。まず、モーツァルトの方は有名なオールセンのディスコグラフィにも指摘されているように、世界中に流布しているLP、CDのほとんどすべてにおいて第3楽章冒頭に一瞬の欠落があります。これはSP原盤からLP用マスターを制作した際のミスですが、もちろん当CDにはそのような欠落はありません。一方、ベートーヴェンの第7はイギリス・プレス盤SPですら稀少と言われており、このドイツ・エレクトローラ盤はまさに“幻” です。また、良く知られているように第7番のLP、CD用マスターには第4楽章に女性の声のノイズが入っており、この原盤が今もなお世界中で使用されています。SP原盤にはそうしたノイズは混入しておらず、当CDにもそうしたノイズは含まれません。戦後のSP盤ゆえに戦前の全盛期ほど盤質は良くありませんが、その稀少性は熱心なフルトヴェングラー・ファンには強く訴えかけるものと思われます。

【解説書の内容】
2曲の録音データ、およびその周辺の事情をきっちりと整理し、フルトヴェングラー・マニアのニーズに応えます。また、チェリスト、ピエール・フルニエのフルトヴェングラー追悼文は感動的です。(以上、平林直哉)

【収録情報】
1. モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550
2. ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

 録音時期:1948年12月7-8日、1949年2月17日(1) 1950年1月18-19日(2)
 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール
 録音方式:モノラル(セッション)
 使用音源:
 (1) Electrola(Germany) DB6997/9(マトリックス番号:2VH 7110-2/7111-2/7112-4/7113-6/7114-1/7115-1)
 (2) Electrola(Germany) DB21106/10(マトリックス番号:2VH 7180-1A/7181-1A/7182-1A/7183-1A/7184-1A/7185-1A/7186-1A/7187-1A/7188-1A/7189-1B)

 ※SP盤(78回転)からの復刻ですので、SP特有のノイズが混入します。
 ※制作上の都合により初回完全限定プレスとなります。

ユーザーレビュー

総合評価

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私の聞いた話では、ト短調の冒頭のテンポに...

投稿日:2013/05/19 (日)

私の聞いた話では、ト短調の冒頭のテンポに試行錯誤していたトスカニーニがフルヴェンの演奏を聴いて「これだ!」と開眼したというのですが、諸説あるようですね。ト短調は、EMI盤よりも実存感のある音ですが、さすがにこれだけ針音があると身を入れて聴き通すのが難儀です。逆に、7番はLP時代にSP復刻のGRシリーズで愛聴していたので、針音がしないと聴いた気がしません。LPよりも針音が少なめで、音割れもなくクリスタルピックアップの電蓄で擦り切れるまで聴いた音とは比べ物になりません。低音もこんなにも豊かだったのかと感動も改たにしました。

馬羅 さん | 愛知県 | 不明

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名演か否かかを巡っていろいろ意見もあるモ...

投稿日:2010/12/26 (日)

名演か否かかを巡っていろいろ意見もあるモーッアルト交響曲第40番は1948〜1949年(フルトヴェングラー62歳の頃)VPOとの共演収録(演奏タイム@6’54A8’24B4’19C4’28)です。私は古い海外LP盤でハイドン交響曲とセットになったもので聴いております。第1楽章有名な出だし・・・かのトスカニーニが絹のハンカチーフがふわふわ地上へ舞い降りる如く云々といった処・・・はそのテンポの速さに面食らいを味わう人がいるかもしれません・・・かく言う私もそうで何か逆に演奏側が不用意にスタートしたのではと錯覚した位でそうこうして7分弱・・・他の演奏より明らかに短いのです・・・が終わるのですがその経過たるや大変思惟に詰まった感じで単純にテンポ云々で片付けられない気が今でもしております。第2楽章は客観的にはそう引き伸ばしてはいないのですがそれでも反動で長く感じてしまうのも勝手なものです。第3,4楽章はどちらもやはり気密性の高い演奏でこれまで出ているCDでも音質は改善されているとは思いますが決して100点満点とは多分行かなくてもモノラル故の迫力も手伝って相当の訴えのある演奏となっているのでは。私は別のCDで聴いているのですがベートーヴェン交響曲第7番は1950年やはりVPOを振ったものでタイムは@12’53A10’14B8’38C6’52であります。この第7番は「のだめカンタビーレ」などで日本で一頃流行りましたがフルトヴェングラーの振ったこの曲はBPOその他とのものも数々ありますがVPOとは1954年ライブ録音(タイムは@13’39A9’35B8’25C7’37で本盤演奏と微妙な違いが・・・)ものも残っています。さて、第1楽章、ややアクセントを強調しつつ高揚させてその中にある粘っこさが魅力です。変奏曲で進む第2楽章はその各変奏のテンポ感が素晴らしく底深さもあります。第3楽章のゆらぐテンポそして最終楽章のきついティンパニーを効かせてひたすら密度の高い緊迫感を保ち突き進みようが凄いの一言ですね。演奏まとめてモーツァルトはマァマァ、ベートーヴェンは最高と私の好みでランク付けします。とにかく盤起しでいろいろな盤がありますが従来盤で大抵抱えているモーツァルトの第3楽章、ベートーヴェンの方の第4楽章でのちょっとした欠陥(私などは正直余り気にはならないのですが)もクリヤーした平林氏の変わらぬ盤起し姿勢に本盤も期待がかかりますね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)。

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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