ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

ベートーヴェン:交響曲第4番、メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟、芥川也寸志:『トリプティク』より 朝比奈 隆&スウェーデン放送交響楽団(1956)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
SSS0113
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

朝比奈 隆ヨーロッパ・ライヴ
ヨーロッパでの活動最初期のスウェーデン・コンサート!


巨匠朝比奈は1953年にヘルシンキ・フィルへ初客演して以降、ヨーロッパでの指揮活動を活発化させていきます。1956年6月にはベルリン・フィルに初登場、その年の12月にスウェーデン放送交響楽団に出演したライヴがここに登場します。曲目もベルリン・フィル・デビューで取り上げた十八番のベートーヴェンの第4番です。
 当コンサートは、日本とスウェーデンの指揮者交換という試みで、仲介役はあのクルト・ヴェス。スウェーデンからはステン・フリクベリが来日、朝比奈はスウェーデン放送響、エーテボリ響に客演しました。
 『フィンガルの洞窟』からしてエキサイティングな演奏で、当時の朝比奈の情熱の迸りには圧倒されます。そして後年はほとんど指揮しなかった芥川作品(クルト・ヴェスが委嘱・初演)もスウェーデンに紹介、極めて遅いテンポによるユニークな演奏です。そしてベートーヴェン、これは朝比奈がフルトヴェングラーの影響下にあったことの証明とも言える演奏です。ただし、朝比奈は既に晩年に見せたインテンポを基調とした悠然としたベートーヴェンを確立していることも事実です。重厚な低弦は朝比奈ならではで、朝比奈はこの頃から十分に大指揮者の資質があったのではないでしょうか?
 このコンサートは長らく1956年11月27日の演奏とされてきましたが、新たな調査の結果、当時の出演料支払い明細までもが見つかり、12月1日と判明しました。
 注目の音質ですが、保存状態が極めて良好で、当時のレコード用スタジオ録音と比較しても遜色のないもので十分に観賞用として楽しめます。
 英語、日本語、独語によるライナーノート(執筆:ヘンリー・フォーゲル、元シカゴ響総裁)付き。(輸入元情報)

【収録情報】
・メンデルスゾーン:序曲『フィンガルの洞窟』 op.26
・芥川也寸志:弦楽のための3楽章(トリプティク)より第1楽章、第2楽章
・ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 op.60


 スウェーデン放送交響楽団
 朝比奈 隆(指揮)

 録音時期:1956年12月1日
 録音方式:モノラル(ライヴ)

総合評価

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発売された頃から気になっていましたが、価...

投稿日:2013/01/09 (水)

発売された頃から気になっていましたが、価格がネックで手を出せずにいたのですが、久しぶりに見てみたら大幅にプライスダウンしていてこれならば損をしても痛くないと思い、聴いてみた次第です。 目当ては芥川の作品で、これが期待通りの名演でした。 スウェーデンのオケなのに、2楽章では、日本らしさがよく出ています。 朝比奈の音源はあまり聴かないので、聴き比べはしてませんが、他のベートーヴェンとメンデルスゾーンも堂々としていて良いんじゃないかなと思いました。

レインボー さん | 不明 | 不明

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2500円以上する一般価格ならこれを買うには...

投稿日:2011/06/14 (火)

2500円以上する一般価格ならこれを買うには勇気がいるが、780円となっている只今現在、お試し気分で購入。一番良いと思ったのは「フィンガルの洞窟」。引き締まった響きで、雰囲気もたっぷりである。芥川作品も良い。メインのベト4は、新日本フィルとの大録音があるから、朝比奈のベト4としては、イチオシではないけれど、後の朝比奈を予感させる構えの大きさが魅力。ソノリティも厚い。朝比奈の音楽である。息の長い第二楽章は特に印象に残る。NDRハンブルグとの2番も、第二楽章が良かった。ただ、いかんせんモノラルだし、1956年ならもう少し音が良くてもよいように思う。もちろん、放送録音だから、ノイズなんかはなく、決して悪いわけじゃないけれど。それと、ホルンがちと不安定。

七海耀 さん | 埼玉県 | 不明

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一番驚かされたのは、解説のフォーゲル氏も...

投稿日:2010/12/31 (金)

一番驚かされたのは、解説のフォーゲル氏も書いていますが、晩年と変わらない朝比奈が居る、ということです。朝比奈氏自身も、晩年のスタイルは紆余曲折の末のこと、といった意味のことをいつも述べていましたが、自己認識と客観的事実は異なる。よって「大器晩成」という評価も間違いとは言わないが、事実に反する面があります。人気に関してはそうだったでしょうが。 この時代、国内ではN響でもこんなレヴェルの演奏は出来なかったでしょうから、朝比奈先生も複雑な心境だったでしょう。 兎に角、気がつけば燃え上がらされ、うなって手を振り回している自分がいた、という風です。 お互いに、知識も情報もない初対面のオケを相手に、こんな演奏をしてしまうなんて、朝比奈って本当にとんでもない指揮者だったのですね。 以上は、第4番に関して。「トリプティク」も豊かで堂々とした恰幅のよい演奏で、こんなのも他で聴いたことがありません。

神戸人 さん | 兵庫県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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