ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

コンプリート・ベートーヴェン(交響曲全集、序曲集、ピアノ協奏曲全集、他) アーノンクール&COE、他(14CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
2564637792
組み枚数
:
14
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ニコラウス・アーノンクール『コンプリート・ベートーヴェン』

交響曲全9曲、ピアノ協奏曲全5曲、三重協奏曲、ロンドWoO.6、合唱幻想曲、
ヴァイオリン協奏曲、ロマンス第1番&第2番、「コリオラン」序曲、
「プロメテウスの創造物」序曲と序奏、「アテネの廃墟」序曲、
「フィデリオ」序曲、「レオノーレ」序曲第1番−第3番、「エグモント」序曲、
バレエ「プロメテウスの創造物」全曲、荘厳ミサ
ニコラウス・アーノンクール
ヨーロッパ室内管弦楽団、エマール、ツェートマイアー、ハーゲン 他


色あせない興奮と啓発! アーノンクールのベート−ヴェン:交響曲全集

1990-91年デジタル・ライヴ。時代考証の成果とモダン楽器オーケストラの高度な機能とを融合させた稀有の名全集。ナチュラル・トランペットの閃光のような炸裂も素晴らしい、編成をタイトに絞り込んだオケの機敏なサウンドが快感で、これらの作品につきまとう事大主義的な側面を除去して躍動と興奮にみちたベートーヴェン像を描き尽くしたアーノンクールのアプローチと、その要求に敢然と応えたヨーロッパ室内管弦楽団のスゴ腕ぶりは、もう見事の一言に尽きます。時代考証を採用したベートーヴェン演奏は現在では珍しくないとはいえ、その高い成果と、なによりも聴き手を理屈抜きで鼓舞して止まないという点で、この全集はまったく鮮度を失っていません。
 「音楽とは聴く人を開眼させたり、激しく揺り動したり、さらには驚かせたりするために」存在し、時代考証であれ何であれ、自分はそのために必要なものを取り入れているに過ぎない、というアーノンクール自身の言葉をものの見事に具現化した演奏と言えるでしょう。

ベートーヴェン:
・交響曲第1番ハ長調Op.21
・交響曲第3番変ホ長調Op.55『英雄』
 録音:1990年7月3日、グラーツ、ステファニエンザール[ライヴ]

・交響曲第6番ヘ長調Op.68『田園』
・交響曲第8番ヘ長調Op.93
 録音:1990年7月1日、グラーツ、ステファニエンザール[ライヴ]

・交響曲第2番ニ長調Op.36
 録音:1990年7月5日、グラーツ、ステファニエンザール[ライヴ]
・交響曲第5番ハ短調Op.67『運命』
 録音:1990年6月29日、グラーツ、ステファニエンザール[ライヴ]

・交響曲第4番変ロ長調Op.60
 録音:1990年6月29日、グラーツ、ステファニエンザール[ライヴ]
・交響曲第7番イ長調Op.92
 録音:1990年7月5日、グラーツ、ステファニエンザール[ライヴ]

・交響曲第9番ニ短調Op.125『合唱付』
 シャルロッテ・マルジオノー(S)
 ビルギット・レンメルト(A)
 ルドルフ・シャシング(T)
 ロベルト・ホル(B)
 アルノルト・シェーンベルク合唱団
 録音:1991年6月21日、グラーツ、ステファニエンザール[ライヴ]

 ヨーロッパ室内管弦楽団
 ニコラウス・アーノンクール(指揮)

エマール&アーノンクール/ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
 全世界を震撼させ、ベートーヴェン解釈を一新したヨーロッパ室内管弦楽団との「交響曲全集」(1990年録音)から10年余りを経てアーノンクールが遂にベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を世に問います。
 交響曲全集の発売当時、「アルゲリッチをソリストに迎えた全集を計画中」との発表があったことを覚えている人も多いでしょうが、あれから苦節10年余、「妥協」を拒み続けたアーノンクールが白羽の矢を立てたのが、アンサンブル・アンテルコンタンポランでブーレーズの右腕を務めて来たピエール=ロラン・エマールでした。
 結果としては、おそらく他の誰を持ってくるよりもアーノンクールの意図が徹底した全集が生まれたのです。エマールの抜群の腕前と知性・洞察力を得て生まれた、アーノンクール会心の全集は、第1番と第2番を試聴した上記二人のように、魂を熱く揺さぶる力と知的説得力を極めています。


「別格の美演だ。エマールの宝石のような美音は聞いているだけで幸せになるが、それは単に煌めくだけではない。光のように結晶化するかと思えば、温かく明るい艶で聴く者の心をときめかし、時にはソフトに曇らせてしまう。最近の演奏には珍しくテンポが遅く、しかも曲想に応じて自由自在に流動する。エマールの演奏で第2番の魅力に開眼する人も多いことだろう。アーノンクールの指揮も鮮烈な迫力と軟体動物のようなレガートが交錯し、雄弁な表情に満ちている。第1番の第1楽章などは、往年の巨匠ですらここまではやるまいと思わせるエスプレッシーヴォである。過去の名盤と比べても優にベストを競いうる、近頃最も注目すべきコンチェルトの新盤登場である」−− 宇野功芳氏

「今回のベートーヴェンでは、なぜか優雅、柔和に解釈されることが多い第2番のコンチェルトが聴き手に衝撃を与えるに違いない。第1楽章における意味深長で一筋縄ではいかない複雑なレトリックの数々が、演奏によって極端といえるほどに強調されていく。この楽章をここまで真に迫る雄弁術によって再現した指揮者は初めてではないだろうか。・・・初期のコンチェルトからそれ自体が有する価値を明瞭に見いだし、実際の音で聴き手を震撼させるまでに再創造されたこのディスクは、両作品の演奏史の流れをばっさりと断ち切るがごとき問題作と言えるのではないだろうか」−−安田和信氏

ベートーヴェン:
・ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 作品15
・ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品19
・ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 作品37
・ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58
・ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73『皇帝』
 ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)
 ニコラウス・アーノンクール指揮
 ヨーロッパ室内管弦楽団
 録音:2001年、2002年(ライヴ)

エマール&アーノンクール/ベートーヴェン:三重協奏曲、幻想合唱曲他ベートーヴェン:三重協奏曲、幻想合唱曲他
ワーナーから立て続けに話題作を発表しているピアニスト=エマールを軸とした1枚です。大きな話題となった「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集」と同じくアーノンクール&ヨーロッパ室内管弦楽団との共演で、「三重協奏曲」では、ツェートマイアーとクレメンス・ハーゲン、「幻想合唱曲」ではアーノルト・シェーンベルク合唱団という豪華な顔ぶれです。ピアノ協奏曲第2番の異稿である「ロンド」を併録。

ベートーヴェン:
・三重協奏曲Op.56
・ロンドWoO.6
・合唱幻想曲Op.80
 ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)
 トーマス・ツェートマイアー(ヴァイオリン)
 クレメンス・ハーゲン(チェロ)
 アーノルト・シェーンベルク合唱団
 ヨーロッパ室内管弦楽団
 ニコラウス・アーノンクール(指揮)
 録音2004年6月デジタル録音(合唱幻想曲のみ2003年6月)

クレーメル、アーノンクール/ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ベートーヴェン:
・ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
・ロマンス第1番ト長調Op.40
・ロマンス第2番ヘ長調Op.50
 ギドン・クレーメル(vn)
 ヨーロッパ室内管弦楽団
 ニコラウス・アーノンクール(指揮)
 録音:1992年

アーノンクール/ベートーヴェン:序曲集
小編成モダン楽器オーケストラの俊敏な機動力を生かした注目盤。速くて素朴な時代楽器演奏とは一線を画したテンポ設定が実におもしろく、遅いテンポを採用したレオノーレ第1番やアテネの廃墟では、強い表情と壮大な造形美が印象的であり、一方、エグモントやコリオランでは期待通りの激しいアプローチを示してくれています。好評だった交響曲全集の続編として、好きな人には見逃せない好企画盤です。

ベートーヴェン:
・序曲『コリオラン』
・『プロメテウスの創造物』序曲
・『アテネの廃墟』序曲
・『フィデリオ』序曲
・『レオノーレ』序曲第1番
・『レオノーレ』序曲第2番
・『レオノーレ』序曲第3番
・『エグモント』序曲
 ヨーロッパ室内管弦楽団
 ニコラウス・アーノンクール(指揮)
 録音:1993〜1994年

アーノンクール/ベートーヴェン:バレエ音楽『プロメテウスの創造物』
ベートーヴェン:
・バレエ音楽『プロメテウスの創造物』Op.43全曲
 ヨーロッパ室内管弦楽団
 ニコラウス・アーノンクール(指揮)
 録音:1993年



アーノンクール/ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス
1992年、ザルツブルク音楽祭でのライヴ録音です。

ベートーヴェン:
・ミサ・ソレムニス ニ長調Op.123
 エヴァ・メイ(S)
 マルヤーナ・リポヴシェク(A)
 アントニー・ロルフ・ジョンソン(T)
 ロベルト・ホル(Bs)
 アルノルト・シェーンベルク合唱団
 ヨーロッパ室内管弦楽団
 ニコラウス・アーノンクール(指揮)
 録音:1992年7月26、28日、祝祭大劇場、ザルツブルク(ライヴ)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Nikolaus Harnoncourt - Beethoven : Symphony No.1 I
  • 02. Nikolaus Harnoncourt - Beethoven : Symphony No.1 I
  • 03. Nikolaus Harnoncourt - Beethoven : Symphony No.1 I
  • 04. Nikolaus Harnoncourt - Beethoven : Symphony No.1 I
  • 05. Nikolaus Harnoncourt - Beethoven : Symphony No.3 I
  • 06. Nikolaus Harnoncourt - Beethoven : Symphony No.3 I
  • 07. Nikolaus Harnoncourt - Beethoven : Symphony No.3 I
  • 08. Nikolaus Harnoncourt - Beethoven : Symphony No.3 I

ディスク   2

  • 01. Nikolaus Harnoncourt - Beethoven : Symphony No.6 I
  • 02. Nikolaus Harnoncourt - Beethoven : Symphony No.6 I
  • 03. Nikolaus Harnoncourt - Beethoven : Symphony No.6 I
  • 04. Nikolaus Harnoncourt - Beethoven : Symphony No.6 I
  • 05. Nikolaus Harnoncourt - Beethoven : Symphony No.6 I
  • 06. Nikolaus Harnoncourt - Beethoven : Symphony No.8 I
  • 07. Nikolaus Harnoncourt - Beethoven : Symphony No.8 I
  • 08. Nikolaus Harnoncourt - Beethoven : Symphony No.8 I
  • 09. Nikolaus Harnoncourt - Beethoven : Symphony No.8 I

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生誕250年はコロナ禍で霞んでしまった感が...

投稿日:2021/07/23 (金)

生誕250年はコロナ禍で霞んでしまった感がありました。200年の年は、大阪万博の年でカラヤンが全曲チクルスをやり、シュミット・イッセルシュテットの全集を親にせがんで買ってもらったものでした。今年改めて聴いてみようと思い、さてどれにするかというときに選んだのが、アーノンクールの当boxでした。実はアーノンクールとの出会いは余り良いものではなく、癖の強い演奏スタイルに辟易した時期もありましたが、聴き込んでいくと彼の術中にはまってしまい、今ではCBSソニーboxやTELDECのバッハboxまで所有してしまう始末。さて、このベートーヴェンですが、偶数番号がアーノンクール向きなのは曲調からも分かりますが、3番、7番のスケールの雄大さに感服しました。第9も第3楽章の胸に沁み入る美しさと第4楽章のテンポ設定は理想的な表現だと思います。第5はDCHのライブという凄い演奏を知っているので、あの域には達していないのが残念でした。協奏曲は押し並べて名演、ピアノの美しいタッチとアーノンクールの解釈の相乗効果で、時の経つのも忘れて全曲一気に聴き通してしまいます。アーノンクールの全録音コンプリートを目標にして、退職後の第二の人生をスタートしようかと思っています。

白文鳥 さん | 愛知県 | 不明

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ベートーベン250年記念の全集に含まれてい...

投稿日:2021/03/01 (月)

ベートーベン250年記念の全集に含まれていたアーノンクールのベートーベン交響曲全集でした。それまでは、過去の大指揮者の全集を中心に鑑賞していました。まさに青天の霹靂といったものでしょうか。音質も良くベートーベンの音楽しか聞こえてこない点が素晴らしいと思います。特にエロイカが気に入っています。

LFA さん | 千葉県 | 不明

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非常に新鮮な演奏である。作品の新たな一面...

投稿日:2014/12/22 (月)

非常に新鮮な演奏である。作品の新たな一面をえぐり出している。

segovia さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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