ベートーヴェン(1770-1827)

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CD 輸入盤

【中古:盤質AB】 ピアノ・ソナタ全集 エリック・ハイドシェク(8CD)

ベートーヴェン(1770-1827)

中古情報

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:
AB
特記事項
:
なし
コメント
:
8枚組、スリップケースシール貼有
:
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基本情報

ジャンル
カタログNo
4834272
レーベル
Emi
France
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

ハイドシェック/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(8CD) 

1969-73年ステレオ録音。自由奔放にして繊細、典型的な天才肌として知られるフランスのピアニスト、エリック・ハイドシェックが30代の時にレコーディングしたベートーヴェンのソナタ全集。ドイツ系の先祖を持ち、パリ音楽院の卒業試験に『ハンマークラヴィーア・ソナタ』を選び、コンサート・デビューでも同曲を弾いて大成功を収めたというハイドシェックは、フランスのピアニストとしては異例なほどベートーヴェンに深く傾倒し、現代屈指のベートーヴェン演奏家として知られています。
 天性のものといえる目覚しい感性の閃きと、大ピアニスト、アルフレッド・コルトーから受け継いだテンポ・ルバートの秘術を自在に駆使した他に例のないそのピアニズムは、弾き盛りの時期におこなわれたこの録音からも強烈に感じとることができます。個性的な名演揃いといえるでしょう。

・ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調op.2−1
・ピアノ・ソナタ第2番イ長調op.2−2
・ピアノ・ソナタ第3番ハ長調op.2−3
・ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調op.7
・ピアノ・ソナタ第5番ハ短調op.10−1
・ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調op.10−2
・ピアノ・ソナタ第7番ニ長調op.10−3
・ピアノ・ソナタ第8番ハ短調op.13『悲愴』
・ピアノ・ソナタ第9番ホ長調op.14−1
・ピアノ・ソナタ第10番ト長調op.14−2
・ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調op.22
・ピアノ・ソナタ第12番変イ長調op.26
・ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調op.27−1
・ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調op.27−2『月光』
・ピアノ・ソナタ第15番ニ長調op.28『田園』
・ピアノ・ソナタ第16番ト長調op.31−1
・ピアノ・ソナタ第17番ニ短調op.31−2
・ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調op.31−3
・ピアノ・ソナタ第19番ト短調op.49−1
・ピアノ・ソナタ第20番ト長調op.49−2
・ピアノ・ソナタ第21番ハ長調op.53『ワルトシュタイン』
・ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調op.54
・ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調op.57『熱情』
・ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調op.78
・ピアノ・ソナタ第25番ト長調op.79
・ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調op.81a『告別』
・ピアノ・ソナタ第27番ホ短調op.90
・ピアノ・ソナタ第28番イ長調op.101
・ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調op.106『ハンマークラヴィーア』
・ピアノ・ソナタ第30番ホ長調op.109
・ピアノ・ソナタ第31番変イ長調op110
・ピアノ・ソナタ第32番ハ短調op.111

 エリック・ハイドシェック(p)

 録音:1967-73年 パリ、サル・ワグラム[ステレオ]

収録曲   

  • 01. (cd 1) Sonate No.2 - 4
  • 02. (cd 2) Sonate No.1,5,6,7 & 22
  • 03. (cd 3) Sonate No.8,9,10, & 11
  • 04. (cd 4) Sonate No.12,13,14, & 15
  • 05. (cd 5) Sonate No.16,17,18, & 20
  • 06. (cd 6) Sonate No.19, 21,23,25, & 26
  • 07. (cd 7) Sonate No.27,28, & 29
  • 08. (cd 8) Sonate No.24,30,31, & 32

総合評価

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他の方のレヴューにもあるとおり、非常に個...

投稿日:2011/04/09 (土)

他の方のレヴューにもあるとおり、非常に個性的な演奏で、はっきりと好き嫌いが別れるというのはその通りだと思います。では、自分は・・・というと、正直言ってつらい。メロディの流れが予想と違いすぎて、聞いていてしょっちゅう気持ちが途切れてしまいました。それが「テンポルパート」と言うならば、聞いている側を忘れているのかと思います。とはいえ、大変刺激的な部分もあることは否定できません。少なくとも、一度は聞くべきセットという評価はすべきと思います。

横濱の風 さん | 神奈川県 | 不明

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この価格なら買っておいて損はない全集であ...

投稿日:2010/02/27 (土)

この価格なら買っておいて損はない全集である。メリット1:軽めの硬いタッチと抑え気味のペダリングで全曲を弾き切っており、その結果、譜面のすべての音が透けて見えるように聴こえてくる。軽いタッチと鮮やかな指技が相俟って、全曲を通じ、全ての装飾音がもたつきも濁りもなく明瞭に演奏されている。当然、トリルの粒の揃った美しさは絶品である。メリット2:上記のテクニックを駆使して、ポリフォニックな部分では、他の演奏者が和声に埋没させてしまって聴き取りが困難な対旋律を、見事に独立した声部として聴かせる。フーガ楽章はまさに独壇場。さらに変奏楽章では、細かいパッセージの中から原主題音だけを魔法のごとく浮かび上がらせる。メリット3:よって、聴く者は、ほとんど全ての楽章で、曲の構造に関する新発見に出会い、飽きることがない。緩徐楽章のテンポが概して速めなのも、聴く者を飽きさせない要因の一つだ。メリット4:それでいて理知的、分析的な演奏かというと、全く違う。処々にちりばめられたエスプリたっぷりのアゴーギクが、初期作品では若きベートーヴェンの覇気、中期作品では表現の拡大を目指した実験精神、後期作品では自由な想像力の飛翔を鮮やかに印象づける。総じて聴こえてくるのは、後世の眼で「ピアニストの新訳聖書」に祭り上げられたソナタ全曲ではなく、後期ハイドン、モーツァルトを学ぶことから出発して、徐々にピアノ音楽の表現内容の拡大を成し遂げていった「等身大のベートーヴェン」の音楽である。デメリット:録音が悪いこと、これに尽きる。ピアノの音が痩せすぎた録音(おそらく60年代後半)と、どうにか原音の感じを伝えている録音(70年代に入ってから)が混在する。痩せて硬い音が最近のピリオド楽器を思わせて面白い、と感じる人もあろう。さらに穿った見方をして、グールド流のダンパー加工を行っているのでは、と想像をなさる向きもあろう。しかし、60年代後半のフランスEMIの他の録音(とりわけフランソワのラヴェルなど)を聴く限り、原音は豊かで陰影に満ちていたであろう演奏も薄く乾いた音にしか録音できていない。このベートーヴェン全集もしかり、である。

ニャンコ先生 さん | 栃木県 | 不明

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いいですね。こう云うベートーヴェンの後期...

投稿日:2009/11/21 (土)

いいですね。こう云うベートーヴェンの後期のソナタを聴きたかったように思う。特に30番以降。所謂名曲と言われる表題曲も含めドイツ系の奏者の強打が続く頑固一徹風な演奏がどうも駄目だった。それら一纏めにしても、モーツァルトの軽やかな短いソナタ一曲にかなわないと思う私ですので。ケンプでさえ強打を繰り返した30番をハイドシェックは、さらりと駆け抜ける。「ああ、これがいい。」と反射的に感じ、結局最後まで頑固一徹風は無いままで終わり、改めて「これ、いい。」といっぺんにファンになった。近年のコンサートも真っ向勝負の青眼の構えでなく、絶妙なタッチで切り抜けていく姿は、肩をいからせて鬼の形相で弾きまくる中堅若手達とは器の違いがあって痛快でもあった。だから難所の前の「タメ」も微笑ましい。弾けてないじゃないかと揶揄する向きもいるが、こちらが「聞けている」からいい。こう云うこけおどしのない才能を天才と言いたい。

arisuyama さん | 愛知県 | 不明

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ベートーヴェン(1770-1827)

1770年12月17日(16日?):父ヨハン、母マリアの次男としてドイツのボンに誕生。 1778年:7歳でケルンでの演奏会に出演。 1781(1782?)年:クリスティアン・ゴットロープ・ネーフェに師事。 1800年:交響曲第1番を宮廷劇場で指揮。 1804年:交響曲第3番『英雄』を発表。 1805年:交響曲第5番『運命』、交響曲

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