ベルリオーズ(1803-1869)

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CD 輸入盤

ベルリオーズ:幻想交響曲、ドビュッシー:『海』、ストラヴィンスキー:レクィエム・カンティクルス ミュンシュ&パリ管弦楽団(1967 ステレオ)(2CD)

ベルリオーズ(1803-1869)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALT229
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ミュンシュ&パリ管、完全版!
なんと、あの空前絶後の大演奏『幻想』は前プロだった。
当時の新曲ストラヴィンスキーを加え、
パリ管お披露目演奏会が完全再現!


空絶の人気盤となったミュンシュ&パリ管デビューCD(ALT182)ですが、要望が多かった完全盤がついに登場。ミュンシュが『幻想』をとりあげる時は『幻想』をトップに、中に最新の現代曲、締めに『海』か『ダフクロ』と云うのがミュンシュ独特のプログラミングの妙でございました。
 新マスタリングも大成功で爆発的大演奏にますます磨きがかかっております。また新マスタリングではミュンシュの実演でのダイナミックスをよりリアルに再現するため広レンジの収録です。(キングインターナショナル)

【平林直哉氏の旧盤へのコメント】
これは人間の演奏ではない。神と悪魔が手を組んだ饗宴である。
大爆発、驚天動地、未曾有、空前絶後、千載一遇−こうした言葉をいくつ並べてもこの 演奏の凄さを言い表すのに十分ではない。
トリカブトの百万倍の猛毒を持った極めて危険なライヴ録音。(盤鬼)

【フランス入魂のオーケストラの誕生】
パリ管弦楽団は、1967年に当時の文化大臣で作家でもあったアンドレ・マルロー[1901-1976]と、音楽局長で作曲家のマルセル・ランドスキ[1915-1999]の要請により、長い歴史を持つ名門、パリ音楽院管弦楽団を発展的に解消し、再編・結成されました。
 その目的は「諸外国に対し、パリおよびフランスの音楽的威信を輝かすこと」という意欲的なもので、最初から、フランスが世界に誇ることを目指していただけに、首席指揮者にもフランス随一の大物であったシャルル・ミュンシュが迎えられています。

【ミュンシュが命を捧げた熱演の数々】
そうした背景もあってか、演奏活動は設立当初からきわめて精力的におこなわれています。
 しかも翌年の4月にはソ連ツアー、その半年後には北米ツアーも敢行するという具合で、そうした激務がたたったのか、77歳のミュンシュは、ツアー先のヴァーモント州リッチモンドで心臓発作を起こして急逝することとなってしまいます。まさに命を燃やし続けた最後の活動でした。

【記念碑的な最初の演奏会】
フランス政府が威信をかけたオーケストラの最初の演奏会は、1967年11月14日にパリのシャンゼリゼ劇場でおこなわれ、マルロー文化相も臨席。ちなみに『幻想交響曲』は公演の前月にEMIによりセッション・レコーディングされていますが、『海』はパリ管とのセッション・レコーディングがおこなわれなかっただけに貴重な存在。
 演奏はどちらも指揮者とオーケストラの表現意思が完全に合致した凄いもので、強烈なダイナミクスと自在なテンポには驚くばかり。ときおり聞こえるミュンシュの気合の入った声も「特別な演奏会」の臨場感を大いに盛り上げています。

【良好な音質】
驚くのは音質です。フランス政府が威信をかけた演奏会だけあって、当時のライヴ録音としては破格の高水準で録音されており、しかもそれが国立フランス視聴覚研究所できわめて良い状態で保存されていたのです。終演後の拍手やホール内の聴衆の気配も良好なバランスで、たいへんに良い雰囲気が醸成されているのもポイントです。

【収録情報】
CD1
1. ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14 [45:15]

CD2
2. ストラヴィンスキー:レクィエム・カンティクルス [14:58]
3. ドビュッシー:管弦楽のための3つの交響的素描『海』[24:58]

 ドゥニーズ・シャーリィ(コントラルト:2)
 ピエール・トー(バス:2)
 エリザベート・ブラッスール合唱団(2)
 パリ管弦楽団
 シャルル・ミュンシュ(指揮)

 録音時期:1967年11月14日
 録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場
 録音方式:ステレオ(ライヴ)
 音源提供:国立フランス視聴覚研究所
 新マスタリング
 製造国:日本

【ミュンシュ・プロフィール】
ミュンシュ[1891-1968]は、19世紀末にはまだドイツ領だったストラスブール(シュトラスブルク)に、アルベルト・シュヴァイツァーの遠縁というドイツ系の家系に生まれ、生地のストラスブール音楽院でヴァイオリン演奏や作曲を学びます。その後、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のコンサートマスターとなり、フルトヴェングラーやワルターのもとで演奏するうちにその資質を認められ、指揮の勉強をするようになったというという経歴の持ち主。
 その長い指揮棒をダイナミックに振りまわす独特の指揮スタイルは、楽員を鼓舞する力に長けており、ベルリオーズやブラームス、ベートーヴェン、ラヴェル、オネゲルなどの作品で、情熱たぎるパフォーマンスを実現することに成功していました。

総合評価

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幻想交響曲はこの指揮者とオケのスタジオ盤...

投稿日:2021/02/27 (土)

幻想交響曲はこの指揮者とオケのスタジオ盤で楽しんでおりましたがこのライブ盤を聴いて驚愕しました。指揮者、オケとも燃えています。現場ではどのような感じだったのでしょうか。聴いているだけで興奮して体が揺れてきます。

浜っ子 さん | 愛媛県 | 不明

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 「幻想交響曲」の音盤は多く聴いておりま...

投稿日:2017/05/15 (月)

 「幻想交響曲」の音盤は多く聴いております。ミュンシュ/パリ管弦楽団のスタジオ録音は非常に高名で、名盤誉れ高いものですが、自分には合いませんでした。他のミュンシュの録音も聴いておりますが、「これは」と思う演奏はありませんでした。しかし、この演奏はほんとうに凄い。CDで聴くだけでもこんなに凄いのだから、当時の聴衆は腰を抜かしたことでしょう。数多い幻想交響曲のCDのなかでも特筆ものですし、(あまりたくさんは聴いていませんが)シャルル・ミュンシュのCDのなかでも特に秀でたものだと思います。一言で言うと「超・猛演」ですね。

thedreamofgerontius さん | 京都府 | 不明

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幻想交響曲は、1か月前にEMIに録音済み...

投稿日:2013/05/14 (火)

幻想交響曲は、1か月前にEMIに録音済み、パリ管初の演奏会の1曲目には、最も有名なこのフランス音楽、ミュンシュは、持ち前の大きく、粗っぽい程に、気合い、情熱が入りまくった、1回限りのライヴ、スケール大きな、45年後にCDになることなど知った事なく、この場で、成功させるべく、うなり声も挙げての、尋常ならざる演奏。フランスは、異国の新しい音楽の紹介にも熱心な国で、ストラヴィンスキーの合唱付きのレクイエム、題名は、祝典には、沿わないけど、この演奏は、比較的冷静、レクイエムの形式を崩した独得の面白みがあり、ストラヴィンスキーの一面と、もう一つのミュンシュの一面を、聴かせてくれ、とっても、気に入りました。最後は、ドビュッシー「海」、オケの名技、スケール大きい、フランスの誇り、未来を示しての、燃えまくっての大団円。Altus は、又も、歴史的演奏を発掘して、巨匠の貴重なライヴ、眠らせはなかった。流石。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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