DVD 輸入盤

『ルル』コールマン改訂3幕版 ブレート演出、バレンボイム&ベルリン国立歌劇場、エルトマン、ポラスキ、フォレ、他(2012 ステレオ)

ベルク(1885-1935)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
0734934
組み枚数
:
1
レーベル
:
Dg
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明


ベルク:『ルル』〜コールマン改訂3幕版
エルトマン、ポラスキ、フォレ、
ブレート演出、バレンボイム&ベルリン国立歌劇場


従来のチェルハ補筆版ではなく、デイヴィッド・ロバート・コールマン(David Robert Coleman)によって新たに改訂された版による舞台。
 エルトマンにとって『ルル』は初めての役デビューとなる舞台。男たちを翻弄する絶世の美女役にふさわしい美しい容姿と傑出した美声で舞台上の男たちのみならず、客席の聴衆たちをも魅了し圧倒的な印象を残しました。自動車のスクラップが重なる場面から始まる現代的な演出は賛否両論を引き起こしました。エルトマン以外も切り裂きジャック役のミヒャエル・フォレほか充実した歌手陣を揃えての上演です。(ユニバーサルIMS)

【収録情報】
●ベルク:歌劇『ルル』全3幕(デイヴィッド・ロバート・コールマン改訂)

 ルル:モイツァ・エルトマン
 ゲシュヴィッツ伯爵令嬢:デボラ・ポラスキ
 衣装係/ギムナジウムの学生:アンナ・ラプコフスカヤ
 ワルター(画家)/黒人:シュテファン・リューガマー
 シェーン博士/切り裂きジャック:ミヒャエル・フォレ
 アルヴァ:トーマス・ピフカ
 力業師:トーマス・J・マイア
 シゴルヒ:ユルゲン・リン
 公爵/使用人:ウォルフガング・アプリンガー・シュペルハッケ
 劇場支配人:ヨハン・ウェルナー・プライン
 ゴル博士(医事顧問)/教授:ウォルフガング・ヒュプシュ
 ルルの分身:ブランカ・モドラ、リアーネ・オスヴァルト
 シュターツカペレ・ベルリン
 ダニエル・バレンボイム(指揮)

 演出:アンドレア・ブレート
 収録時期:2012年4月
 収録場所:ベルリン、シラー劇場(ライヴ)

 収録時間:約155分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCM Stereo / DTS 5.1
 字幕:独、英、仏、西、韓
 NTSC
 Region All

ユーザーレビュー

総合評価

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やはりディヴィッド・ロバート・コールマン...

投稿日:2015/09/25 (金)

やはりディヴィッド・ロバート・コールマン(1969〜)の新補筆版についての評価を真っ先に述べねばならぬだろうが、残念ながら、これが全く評価できない。様式的に違和感があるとツェルハ版で最も評判の悪かった第3幕第1場を全面カットしたほか、プロローグがないなど「ベルク自身の手で完成」とされてきた第2幕以前にも手を入れているが、第3幕第2場前半の明らかに薄いオーケストレーションなど、ツェルハ以上に変で、『ルル組曲』として出来上がっている後半のベルク自身のオーケストラ書法と整合しない。こういうものを新たに出す場合、新補筆者があれこれ自分の考えを述べるのが、最近の慣例であろうが(私の知る限り)これに関しても、驚くほど情報が少ない。少なくとも、シュターツオーパーのHPに掲げられた文章(同じものがDVDの冊子にも転載されている)が言うように、「劇的な緊張を高め、ベルクの意図したオペラの全体構図におけるシンメトリーを強調する」結果には全然なっていない。むしろ正反対なのは否定しようもないと思う。演出は舞台機構もあまり使えない、シラー劇場での上演に配慮したのか、アンチリアルに徹した、象徴的なもの。それなりに面白いが、好みは分かれそう。ルルの二人の分身(ダブル)を使って彼女の過去・現在・未来を同時に表現したというこの舞台、少なくとも筋をあらかじめ知っていなければ、見ても何も分からないだろう。『ヴォツェック』の時はなかなか良かったバレンボイムの指揮も、演出に調子を合わせたのか、あまり積極的な表現意欲が感じられず、手堅いがおとなしい。 ただし、歌手陣だけはきわめて豪華。エルトマンのルルはほとんど動かない、というか演出家が彼女を動かさないが、やはりこの役で美人はお得。シンボリックな存在感は何にも換えがたいし、技術的にも非常に高度で、至難な「ルルの歌」など完璧だ。フォレのシェーン博士もネミローヴァ演出版に続いて相変わらず良いが、存在感と言えば、長身のポラスキが演じるゲシュヴィッツ伯爵令嬢も抜群。彼女がこの役にこんなに見事にハマルとは思ってもみなかった。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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極めて問題の多い「新ベルリン版」。ツェル...

投稿日:2015/02/23 (月)

極めて問題の多い「新ベルリン版」。ツェルハ版の異稿くらいに思っていると仰天させられる。何しろ幕開けの口上が無いし、他にもナンバーの省略や入替えがあり、困惑する。これに輪をかけて不可解で意味不明な演出。せっかく無類に美しいエルトマンが外題役を歌い、バレンボイムが引き締まった響きを聴かせているのに…

joe さん | 神奈川県 | 不明

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人物・団体紹介

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ベルク(1885-1935)

“アルバン・マリア・ヨハネス・ベルク[1885-1935]は、新ウィーン楽派の一員として、シェーンベルク、ヴェーベルンと共に活躍したオーストリアの作曲家。師のシェーンベルクのもと、ヴェーベルンが未来を志向したと言われるのに対し、ベルクは過去と密接に繋がって、無調や十二音の作品でさえ後期ロマン派的で濃密な気配を感じさせたのがポイント。 裕福な商人の家庭に生まれたベルクは、最初、文学や演劇に関心を持っ

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